PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

令和7年度始業式

先週からだいぶ暖かくなりましたね。新校舎の前庭はつつじが満開です。入学式の翌日には始業式が行われ、新校舎A棟にできた正門より生徒たちが登校し、年度のスタートを共に迎えました。学年が一つ上がり生徒たちは新しいクラスや担任との出会いに心を弾ませたようで、始業式では明るい笑顔がたくさん見られました。 始業式で、こんな話をしました。今年、品川女子学院は創立100周年を迎えました。そして、15年かけてようやく完成した新校舎での新年度のスタートです。実はこの校舎の工事期間だけを経験して卒業していった先輩もいて、今この空間で過ごせることは、特別なご縁だと思っています。 体育館の金屏風は、昭和10年の卒業記念品で、戦前から使われているものです。校舎が空襲で焼けなかったことも含めて、今の私たちの環境があるのは、長い年月にわたり関わってくださった方々のおかげです。 学校の中の先生方や職員だけでなく、地域の方々、企業や団体の方々が、文化祭、部活、特別講座、起業体験、CBL(課題解決型学習)など、さまざまな場面で協力してくださっています。これは、品女ならではの特徴です。 この1年間は「これからの100年を一緒に支えてほしい」と、学校外でいろいろな方にお願いをしてきました。その中で、大きな支援を表明してくださった企業があります。それが「ユニ・チャーム」さんです。これから毎年、私たちの教育活動を継続的に支援してくれることになりました。 なぜそんなことが実現したのか。それは、20年以上にわたる関係の積み重ねがあったからです。文化祭や講座、有志団体による起業体験や女性の生理の講座などでの関わりがあり、それを生徒や先生たちがきちんと報告してきてくれたことが、信頼につながったのです。 一人でできる仕事はありません。誰かと協力して、信頼を得ていくには共通点があります。それは、「感謝を忘れないこと」と「それを声に出すこと」です。 うまくいっていない時も、報告すること。あとに回さずにすぐに伝えること。そして、後からでも丁寧にフォローすること。お礼は何度言ってもいいんです。 みなさんの先輩や先生たちは、ずっとそうやって信頼を築いてきました。その上に、今の品川女子学院があります。ぜひ皆さんにも、それを忘れずに、次の後輩たちにバトンを渡していってほしい――そんな話をしました。   <中等部表彰>【ECC 部】第 8 回 PDA 中学生即興型英語ディベート全国大会 ・ベスト POI 賞【書道部】第 50 回記念ふれあい書道展 ・特選  ・敢闘賞 <高等部表彰>【書道部】第 50 回記念ふれあい書道展 ・特選  ・奨励賞  ・敢闘賞【有志団体 Like me】SDGs QUEST みらい甲子園2024 年度東京都大会  ・JICA 賞 春休み中に、吹奏楽部の保護者の皆様から、お花が届きました。「紫穂子」にちなんで、紫のアレンジにしてくださったんですね。学校の受付に飾らせていただきました。

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令和7年度の入学式

4月9日には中等部の入学式が完成したばかりの講堂にて初めて実施されました。やわらかな日差しに包まれ、220名の新入生が少し緊張しながらも晴れやかな表情で登校してきました。ご家族からもたくさんの笑顔が見られました。   入学式の祝辞の抜粋です。 かつて、女性は自分の人生を自分で決めることができませんでした。進学や結婚、選挙にすら参加できなかった時代がありました。そうした時代にこの学校は創立されました。次世代を生きる女性には「自分のことを自分で決める自由」を持っていてほしいと願って。 そうしてちょうど百年目に入学するみなさんは、地域の中学ではなく、自分で私立の女子一貫校「品川女子学院」を選びました。 日本社会を見渡してみると、女性が「自分のことを自分で決める」ための環境は整っていると言えるでしょうか?たとえば、もし今ここが衆議院だったとしたら、女子はわずか一クラス分ほど。残りの5クラスは男子、というくらいの男女比です(2024年現在の女性議員比率は15.7%)。世界の中でも、男女平等を示すジェンダーギャップ指数の順位で日本は118位です。 教育や健康の分野ではトップランクなのに、この順位になる理由は、政治と経済の分野が著しく低いからです。「大事なことを決める場」に女性がとても少ない。そうなると、どんな社会になるのでしょうか。 第二次世界大戦のとき、米国下院で戦争に賛成した票は388票すべて男性が投じ、反対票は一票、それは米国初の女性議員のものでした。本校の校歌を作詞した与謝野晶子は、戦時下に「君死にたまふことなかれ」と弟の命を大切に想う歌を詠みました。そうした思いは「平和の使い」という本校校歌の歌詞にも込められています。 多様な人々とともに生きていくためには、異なる意見や価値観と向き合い、時にはぶつかることも必要です。本校ではチームで取り組むことがたくさんあります。もめごともあります。でも、それは「違う」ことを受け入れるチャンスでもあるのです。 今の日本において女子校という存在にはとても大きな意味があります。公立の高校では別学はわずか1%となりましたが、別学の環境では、女性のさまざまな力が伸びやすいという研究結果もあります。 たとえば、「手を挙げにくい」と言われる女性の特性も、こうした環境の中で変えていくことができます。みんなが声を出し合える場にするには、「最初の一人」が必要です。その「最初の一人」になる勇気を、6年間で育んでいってほしいと思います。 フラワーアレンジ部が作成してくれたお花は、事務所前に飾りました。

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修業式・表彰・中等部卒業証書授与式

3月22日(土)は、3学期の修業式でした。 表彰です。 <中等部表彰> 【ECC部】Asia Schools Open Winter Edition2025・Best Speaker of Japan・2nd Best Speaker of Japan・10th Best Speaker of 14 and under category・4 and under category Quarter Finalist【書道部】 第61回全日本書初め大展覧会 ・特選  ・秀作 【演劇部】第66回 東京私立中学高等学校演劇発表会 ・優秀賞 <高等部表彰> 【書道部】第61回全日本書初め大展覧会・特選  ・秀作  【演劇部】第66回 東京私立中学高等学校演劇発表会・優秀賞【チェンバーオーケストラ部/吹奏楽部】第31回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ出場【CBL4C1班】探究学習成果発表会Fo-LAB(フォーラボ)・審査員特別賞 イノベーションの根源賞【有志団体Like me】第15回ビジネス創造コンテスト 品川区民枠・最優秀賞修業式の後には離任式もありました。お世話になった先生方をお見送りするこの時間は、毎年のことながら胸が熱くなります。放課後の職員室前で感謝の言葉を伝える生徒たちの姿に、授業や様々な活動を通して気持ちの交流があったことが伝わってきます。 その後、場所を体育館から移動して、中等部卒業証書授与式を執り行いました。ニュージーランド修学旅行から帰国したばかりの中等部3年生にとっては、中等部を締めくくる大切な節目の日です。新しく完成した講堂での初めての式となり、以前にも増して凛とした空気の中で行われました。 春を迎え、新しい場所へ向かう人たちに、心からのエールを送ります。

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卒業式祝辞

今日は本校77期生の卒業式でした。天候にも恵まれとてもよい式が挙行できました。15年間の建築プロジェクトを経て、ようやく竣工した講堂で行う初めての式典となりました。工事期間は不便な思いをさせることが多かったので、この創立100年というタイミングに彼女たちをピカピカの校舎から送り出せたこと、本当にうれしく思いました。祝辞でお話しした内容をこの場を借りて皆様とシェアしたいと思います。 振り返ると、コロナ禍により多くの制約があった一方で、本校として初めてのチャレンジを数多く行った学年でもありました。 1年生ではデザイン思考、3年生では起業体験プログラム、4年生ではチャレンジ・ベースド・ラーニング(CBL)に取り組みました。また、起業体験プログラムはクラスを超えて実施され、5年生では個人探究に挑戦。そして、引っ越し前の講堂で行われた卒業式と、ほぼ毎年新たな試みが行われてきました。こうした取り組みが現在では定着しているのは、本校の「品女DNA」ともいうべき、「文句を言う前にまず行動」という起業マインドを、皆さんが実践してくれたからこそだと思います。 さて、この「品女DNA」につながる昔話をお話ししましょう。今から100年以上前、日本には女性が学べる大学が一つしかありませんでした。幸運にもその大学に入学を許された女性がいました。彼女は、その恵まれた環境に感謝し、いつか社会に恩返しをしようと一生懸命勉強していました。しかしある日、父親から退学を命じられました。理由は、結婚のため。彼女は一週間泣き続けた末、父の命に従いました。当時、女性には選挙権がなく、国のルールのすべては男性によって決められていました。それだけでなく、自身の進路や結婚相手も親が決めるのが当たり前でした。しかし彼女は、そのとき一つの決意をしました。 「次の世代の女性たちには、自分の人生を自分で決める自由を与えたい。そのためにできることは何でもしよう。」これは、私がこの学校の創立者である漆雅子から聞いた話です。 彼女は、自由を得るためには自立する力、すなわち経済的な力が必要だと考えました。そこで、女性たちに手に職をつけさせるため、裁縫を教える場を設けました。これが、この学校の前身である「荏原女子技芸伝習所」の始まりです。「女性が自らの人生を選択できるように」「女性が国家の意思決定に参加できるように」—— こうした志を持ち、100年の歴史を歩んできました。今日、この学び舎を巣立つ皆さん。自分の進路を決める際、少なくとも自分の意見を反映させることができたのではないでしょうか。 では、日本という国はどうでしょう?私はこの一年、次の100年も品女の教育が続くよう、多くの方に協力をお願いしてきました。本校からは多くの卒業生が社会に羽ばたき、起業マインドを持ち、ゼロからイチの価値を生み出せる人が育っています。そのことを、私は確信しています。 これは、身びいきの主観でなく、卒業生の調査研究からも明らかになっています。 しかし、ジェンダーギャップを解消するために女子教育への支援を呼びかけると、反応は大きく二つに分かれました。一つは、「自分には力がないけれど、できることは何でも応援する」というもの。 もう一つは、「それは素晴らしいことですね。品女さん、頑張ってください」というものです。個人差はありますが、前者は主に女性や若手、後者は日本の政治や経済の意思決定層の男性に多く見られました。衆議院の女性議員比率は、2024年で15.7%、東京証券取引所のプライム市場に上場する企業1,836社のうち、2023年1月時点では女性社長はわずか15人で、全体の約0.8%、つまり社長が100人いたら女性は一人いない割合です。 高等教育を受けた女性が報酬を得られない国としてもOECD断然の最下位です。人口減少が進むこの社会において、国の半分を占める人的リソースを十分に活用できていない現状は、まさに危機的状況といえます。 私自身、これまで女性への差別をほとんど感じることのない人生を歩んできました。しかし皮肉にも、この活動を通じて、日本がなぜジェンダーギャップ指数において依然として世界118位なのかを痛感することになりました。100年たっても変わらないこの状況を、次世代に引き継いでは申し訳ない、これは私たち世代の責任だと思うようになりました。そんなとき、たまたま出会ったのが、映画『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役として知られるエマ・ワトソンが国連で行ったスピーチ「HeForShe」でした。そのスピーチから私が得た学びは、男女の対立構造にしてはいけないということでした。男性対女性ではなく、「みんなのために」。 例えば、第二次世界大戦の開戦決議をしたアメリカの下院議会では、戦争賛成票が388票、反対票が1票でした。賛成票を投じたのはすべて男性議員であり、唯一反対票を投じたのは米国初の女性議員、ジャネット・ランキンでした。また、本校の校歌の作詞者である与謝野晶子は、日露戦争のさなかに「君死にたまふことなかれ」と歌いました。意思決定の場には多様性が必要なのです。 女性のためだけでなく、すべての人のために。未来に向けてこの国を支え、そのプレゼンスを高め、世界の平和に貢献するために——。この共通の目標に気付いてから、男性の意思決定層にも少しずつ応援してくれる人が現れるようになりました。 さて、皆さんは今日、この学校を巣立ちます。皆さんが過ごしたこの環境は、思った以上に特別なものであったことに、いずれ気付くでしょう。今や、公立高校の99%が共学化する中、私立女子校という、男女の役割バイアスから自由な環境で過ごした6年間で得たものは、貴重な財産となるはずです。 校歌の「われら平和の使い」を胸に、さまざまな対立を乗り越え、共通の目標を見つけ、社会に価値を生み出す人であってください。「自分がそこまでしなくても」「まだ力不足だから」—— そんなふうにくじけそうになったとき、エマ・ワトソンの言葉を借りて、自分に問いかけてみてください。  If not me, who?  If not now, when? そして、疲れたときは、いつでも母校に帰ってきてください。母校は皆さんのもう一つの実家です。これからの100年、社会に新たな価値を生み出すため、ともに歩んでいきましょう。 卒業式の壇上を華やかに彩ってくれたお花は、フラワーアレンジ部が心を込めて作成してくれました。現在は事務所前に飾っています。

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被服部活動報告・卒業生から・始業式表彰

3学期がスタートしました。生徒たちの元気な声が校舎中に響いています。 2学期に行われた被服部の活動について、担当の丸山より報告がありました。 以下です。 品川区で開催された「エシカル消費イベント」にて被服部がファッションショーを行いました。 2年前、ブランディア様とコラボレーションして取り組んだ「 廃棄0プロジェクト」で製作した浴衣をご紹介すると共に、被服部の活動についてもスライドを用いてご説明しました。 品川区長の森沢様も見に来てくださり、 生徒たちに温かいお言葉をいただきましたし、品川区でアップサイクルに取り組む企業・ 団体の方もご挨拶に来てくださり、また新たなプロジェクトに繋がっていく可能性もありそうです。 最近は卒業生の活躍を耳にする機会が増えてきました。 *冬休み中に、OECD勤務から一時帰国をしていた卒業生から一部執筆した書籍をもらいましたので紹介します。 世界で花開く日本の女性たち 国際機関で教育開発に携わるキャリア形成(東信堂) 加藤さんは、2018年よりOECD教育スキル局の高等教育政策チームで、政策アナリストとして働いています。 *ジェンダー平等の実現に向けて若者の声を届ける活動をしている卒業生から、3月にニューヨークの国連本部で開催される国連女性の地位委員会 に参加するためのクラウドファンディングの案内が来ました。品女は女性に参政権のない100年前に女性の活躍する社会を目指し、創立されました。現在は、そうした活動をする人たちの高齢化が課題だそうで、彼女の参加しているジェンカレでは、多様な若者が国際会議に参加し、 各国の取り組みから学ぶことで、 日本のジェンダー平等推進を後押しするプロジェクトを発足しました。若者の声を国連や日本政府に届けることで、 政策や社会変革への具体的な貢献を目指すとのことで、私も協力しています。 メールにはこうありました。 「品川女子学院で6年間育てていただいた経験は、私自身がジェンダー平等に関心をもち、より女性が生きやすい社会を創りたいと思う大きなきっかけになりました。5年生でur preciousを立ち上げた際にも、先生方にたくさん助けていただき応援していただいたことでエンパワーされましたし、今でも原動力になっています。品女の後輩のためにも、ユースとしてのCSW69参加、そして日本のジェンダー平等推進へ、しっかりとした道筋を私が作りたいと思っています。」 在学中の起業体験プログラムやCBLでの社会課題解決の活動が大学へまた、就職後へとつながってきつつあります。 ▼プロジェクトの詳細はこちらhttps://camp-fire.jp/projects/ 809415/view *昨年登壇したあすか会議2024の様子がHPで公開されましたので紹介します。 「アントレプレナーを生み出す教育~これからの時代の人材育成の手法を考える~」漆紫穂子×水野雄介×山口文洋×鈴木寛 【知見録記事URL】https://globis.jp/article/tuno 2ju4_k/ 【Youtube】https://youtu.be/aTj4fZ7hpVo 3学期始業式の表彰です。 <中等部表彰> 【書道部】第23回岐阜女子大学全国書道展 優秀賞 第23回岐阜女子大学全国書道展 秀作賞 第23回岐阜女子大学全国書道展 努力賞 第40回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会 銀賞 【演劇部】第66回 東京私立中学高等学校演劇発表会 優秀賞 【個人】Public of The Year 2024 学術・文化部門  <高等部表彰> 【ECC部】第10回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2024予選4位、ベスト8 第10回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2024ベストディベーター賞 第10回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2024ベストPOI賞 第27回東京都高校生英語ディベートコンテストThird Best Debater Prize 第27回東京都高校生英語ディベートコンテストThird Best Debater Prize Novice Practice Cup 2024Best Judge Adjudicator Prize Novice Practice Cup 2024Best Debater Prize Novice Practice Cup 2024Excellent Debater Prize 【書道部】第23回岐阜女子大学全国書道展 奨励賞 第23回岐阜女子大学全国書道展 優秀賞 第23回岐阜女子大学全国書道展 秀作賞 第23回岐阜女子大学全国書道展 努力賞 第40回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会 大会奨励賞 第40回高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会 特選 【演劇部】第66回 東京私立中学高等学校演劇発表会 優秀賞 【CBL】PEP 学生政策起業コンテスト 最優秀賞

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AIと教育・表彰・1年生クルックフィールズ報告・お知らせ

2025年がスタートしました。 今年は創立100年、長くかかった新校舎も完成します。 これまで本校が積み重ねてきた社会との絆をさらに深め、広げ、日本の潜在力ともいえる女性の力を発揮させるプラットフォームにしていきたいと思っています。 品川ファミリーの皆様のご協力をよろしくお願いします。 さて、先月の終業式ではAIシホコを披露しました。今、シェイクスピアの特別講座を実施してくださっている演出家の木村龍之介さんが、お土産に?作ってきてくださったもので、相談するとネット上にある私の情報を集めて私の声で私のいいそうなことを答えるというものです。初めて見たときはびっくりしましたが、その後も生成AIは日進月歩で、実はこの前日、徳島の神山高専に行っていたのですが、そこの生徒さんにこの話をしたら、「それはすでに古いです。明日、オープンAIの最新版が発表されますよ」と言われてしまいました。 これを使いこなせるかどうかで、勉強や仕事の効率に大きな差が出ることを痛感しています。 知人の新聞編集者が「自分の仕事はなくなるかもしれない」といっていましたが、先日、あるインタビューの原稿チェックで「これはかなり上書きしないと・・・」という案が挙がってきたので、試しにAIに入れて、漆 紫穂子風に○○字でまとめてというような指示をしたら、その精度の高さに驚きました。 英会話もチャット機能を使えば、わからない単語は日本語を混ぜて話しても答えてくれて、どの分野の話でも対応できる、まるで博識なバイリンガルと話しているようです。 テクノロジーの大きな進化が起きるとき、教育界では必ず「使わせない・使える範囲を限定する」という意見が出ます。16年前、子供とインターネットについての法案を検討する委員会にいたことがあるのですが、そこでも、そちらに傾く意見が多かったと記憶しています。もちろん安全管理は大切です。でも、全国津々浦々にギガスクールがいきわたりつつある今から振り返ってみるとどうでしょう? 今、若年層のSNS禁止という国もあるなど、テクノロジーの活用については議論は分かれるところですが、28プロジェクトで未来から逆算することを大切にしている私から見ると、使うことでリテラシーを高め、攻めと守りの両方を身に着けることこそが目の前の生徒の未来につながると私は信じています。 そして、生徒以上に私たち教員は視野を広げて情報を吸収し、スクリーニングし、品女で過ごす、6年間、生徒の大切な時間がより密度の濃いものになるよう努めなければなりません。 <中等部表彰> 【3年生】GTEC 学年表彰 奨励賞 【ECC 部】第 14 回全国中学生英語ディベート大会Excellent Debater Prize 【作画部】公益財団法人日本骨髄バンク 感謝状 <高等部表彰> 【作画部】公益財団法人日本骨髄バンク 感謝状 ◆高校生プレゼンテーションコンテスト 2024 準グランプリ ◆U Tokyo GSC-Next 第二段階課程終了 学年主任の前田より、1年生総合学習日の報告です。数年前からクルックフィールズと連携して、SDGsのプログラムを作り、実施しています。 午前中、5月に植えたさつまいもの収穫をする目的で木更津にあるクルックフィールズに再訪しました。・・・が、前日からの雨で畑に入れなくなってしまったため、枝豆の収穫となりました!(とってもおいしい枝豆でした。さつまいもも、 後日送っていただけるとのことです) 1年生では、5月〜この日まで、 クルックフィールズでの体験をもとにしたテーマで総合学習を行っ てきました。 午後は、その総括プレゼンが行われました。 各クラスの代表者によるプレゼンです。 12分のプレゼンに加え他クラスからの質問に的確に答えなければ なりません。クルックフィールズの方々+校長先生+ 1学年生徒全員の前でのプレゼンです。 1年生にはだいぶハードルの高い場だと思っていましたが、入学してまだ半年しか経っていないとは思えないほど、すっかり品女生らしく立派なプレゼンで、クルックフィールズの方からもお褒めの言葉をいただきました。 最後に、 半年間お世話になったクルックフィールズの方々にお礼を伝えて、 1日が終わりました。 各クラスでこれまでお世話になった方々にお礼状を書き、 半年間の総合学習は終了します。 今回の活動でも、 たくさんの外部の方々にご協力をいただきました。本当にありがとうございました。 学校教育目標のアセスメントとカリキュラム・マネジメントの組織化に向けて 学校IR(Institutional Research)をご指導いただき、本校の教員研修でもお世話になっている桐蔭学園溝上慎一先生からご著書をいただきました。本校の教員も執筆させていただきましたので、図書室にも入れておきます。

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2年中等部総合学習・お知らせ

100周年の準備の一年もあっという間にすぎ、もう師走です。クリスマスツリーを生徒が飾り付けしてくれました。 毎年、卒業生のお父様が送ってくださるポインセチアです。 総合学習の様子を届いた順にご紹介していきます。 日本文化を学んでいる2年生は例年鎌倉へ行っています。学年主任の住谷より報告です。 中間試験後の総合学習日、 2年生は秋の鎌倉へ班別自主研修に行きました。班ごとに集合解散時間、訪問地、昼食場所、 チェックポイント到着時間など事前に行動計画を立て、 それに沿って協力し合って回りました。校外授業委員が事前に話し合いを重ね、ミッションやスローガン( 「知行合一」)を決めたり、服装についても「 寺社に入るのにふさわしい服装」について調べ、 どういうものがふさわしいかを考えて各クラスへ伝えました。当日朝は若干小雨模様でしたが、徐々に晴れ間も見えてきて、 北鎌倉・鎌倉・長谷に至る3つのエリアを中心に回り、 由比ガ浜に行った班は秋の海の景色を堪能したようです。また、訪問地を楽しんだのはもちろん、 それぞれで選んだ昼食や小町通の食べ物も満喫して、 公共のマナーを意識する中でどうしたら自分たちが楽しめるかを考 えるよい機会となりました。今回の反省を生かして、 3月の京都宿泊行事が生徒自身が学年全体のことを考えながら協力 し合って作り上げていく行事になるよう、 事前学習に取り組んでいければと思います。 *卒業生で、中等部在学中にカルガリーオリンピックに出場した八木沼純子さんは、現在、後進の指導にあたっています。早稲田大学スケート部フィギュア部門監督 もしているそうで、クラウドファンディングを立ち上げたとのメッセージが届きましたので、ご紹介します。 早稲田フィギュア 一人ひとりが輝き、さらなる高みへ向かうために。 ※クリックすると拡大します *いつも生徒がお世話になっている北品川本通り商店会より、「 第1回 着物女子 in 北品川」の紹介です。

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進路講演・文化祭の報告(その3)

来年の百周年に向けて準備を始めています。バタバタしているうちにブログをだいぶさぼってしまいました。 秋も深まってきました。日曜は夏が戻ってきたような温かさでしたが、今日はぐっと冷え込んでいます。近所の花屋さんで去年買った菊が今年も咲きました 土曜は、5年生の親御さん向けに進路関係の講演を行いました。具体的な大学受験のことは学年から詳しくお話しするので、私からは、その先の世界について、視野を広げるような話や受験期のお嬢さんとのコミュニケーションについて、お話ししました。 文化祭報告の続きです。 【クラブ・有志企画など】 化学部 美術部 バトン部 メディア研究同好会 作画部 クッキング部 文芸部 吹奏楽部 フラワーアレンジ部 軽音楽部 パソコン部 卓球部 写真分 チェンバーオーケストラ部 インターアクト部 ECC部 筝曲部 書道部 品女THE CHALLENGE 文化祭実行委員 5年有志 eggsky 5年有志 HearTrain

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2024文化祭の報告(その2)・お知らせ

9月の話になりますが、文化祭について紹介できていなかった部分を掲載します。中等部1・2年生は、学年テーマに沿った調査と発表です。テーマ 中等部1年生:身の回りの「問題」を探す    中等部2年生:社会と自分のつながりを考える調査してきたことをポスターやWEBを用いて展示しています。1学期から準備してきた内容なので、展示教室に入ると熱心に説明してくれました。 中等部3年生と高等部1・2年生の有志は起業体験プログラムです。 3年生は全員が企業体験プログラムに参加します。各クラスを「株式会社」と設定し、社長、マネージャー、会計など役割分担をして、模擬店を運営します。その際には社会貢献的な視点が欠かせません。プログラムの詳細はこちらにあります。 お知らせ2点*中学一年生は、例年、千葉県木更津市にあるクルックフィールズにて、サステナビリティに関して学習し、 文化祭で展示発表をしています。今回、フードロスのテーマを文化祭で扱ったクラスのインタビューが、テレビで放送されるそうです。 11/5(火)7:30ごろからTBS『THE TIME, 』にて*11/1(金)日経新聞の全面広告 第二部 4A面に本校の探究学習についての記事が掲載されました。 ※クリックで拡大します *メルセデス財団が主催するフェローシップです。 英語でチャレンジしてはどうでしょう? 海外では競争率が高いそうですが、日本では今年が初年度なので、 チャンスがあるかも。16歳から28歳までなので卒業生にも。 I have exciting news about the Mercedes-Benz fellowship program I run: It is moving into Japan this year, and we have just opened applications for 16-28 year olds passionate about the environment and looking to drive environmental action. You always have amazing ideas about how to get the word out about different initiatives, and we know that Japan is a particular market. I am looping my Communications Director, Zoe, into this email and also sharing our social media kit in case you have ideas for disseminating the opportunity in Japan and beyond.  *本校でも代表理事に授業をしてもらったことのある、 子どもの貧困問題の解決に取り組むNPO団体ラーニングフォーオ ール(LFA)がふるさと納税を利用した支援をしています。さとふる・LFAプロジェクトページ *「子宮頸がん」の予防啓発を推進するプロジェクトのご案内です。 子宮頸がんについて知ってもらい、大切な女性の未来を守るイベントとして「Hellosmile in Sanrio Puroland 2024」が開催されます。 本校の卒業生と在校生による発表もあります。オープンキャンパスと同日ではありますが、ご興味のある方は以下ご確認ください。 日時:2024年11月30日(土) 12時開場 13時開演 ※15時終了予定会場:サンリオピューロランド1F エンターテイメントホール募集人数:250名※抽選となります応募締切:2024年11月14日(木) 23:59まで 詳細・申込はこちらです。https://www.tfm.co.jp/ hellosmile/2024/  

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