PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

成人を祝う会

昨日は午前中に品川区の成人式、午後は本校の成人を祝う会に参加してきました。 品川区の成人式は本校吹奏楽部の演奏で始まり、来賓や新成人の挨拶の後、再び吹奏楽部の演奏で締めるというもの。それまで少しざわざわしていた会場も、演奏が始まるとすぐ静かになります。この舞台を多くの来賓の方々の横で見ていた私は、とても誇らしく感じました。吹奏楽部のみなさんは毎年良い仕事をしています。またフラワーアレンジメント部の作品も、会場脇で華やかな式を盛り上げていました。 そして本校の成人を祝う会。今年は72期白石学年の集まりです。最初に先生方の挨拶があった後、卒業生が作ってくれたビデオを見て、クラス記念撮影となります。例年のことですが、着物など盛装の卒業生が170人も集まると圧巻です。私もよくやるのですが、こういう集まりの前には、その学年を担当していた先生方が一生懸命卒業アルバムなどを見て名前と顔を確認します。今年も職員室でその光景が見られたのですが、着物とお化粧で判別が難しい上、今年はマスクも加わるということで、元学年主任からは、話す前にぜひ名前を言って欲しいとのお願いがありました。 私もクラス写真に入れていただきましたが、待っている間は教員と談笑したり記念撮影を撮ったり楽しそうです。このゆったりした時間こそが成人を祝う会のメインイベントかもしれません。

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高等部校長

新学期 新校旗

今日の高等部始業式では、6年生へ共通テストの小さなアドバイス、4、5年生へはいつも言わせていただいている「困難な時の振る舞いが大切」という話しをさせていただきました。再び感染状況が厳しくなり、世の中に不満が鬱積する中でも冷静に行動してほしいという主旨のことをお伝えしました。 そして新学期、新しい校旗がお目見えしました。68/69/70/71/72/73期の皆さんが卒業時に合同で贈っていただいた新校旗です。式典で大切に使わせていただきます。卒業生の皆さん、いかがですか?

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中等部校長

始業式(20220108k)

新年最初のブログです。本年もよろしくお願いいたします。 始業式は、全国中学生英語ディベート大会で賞を獲得したECC部の代表者にスピーチをしてもらいました。 ECC部の最近の活躍ぶりは素晴らしいと思います。 合わせて、年末年始に私の読んだ本や観た映画の話をもとに、「武器」としての学問や知識の使い方について話してみました。 以下、話題にしたものです。 【本】 『言語とフラクタル 使用の集積の中にある偶然と必然』田中久美子(東京大学出版会2021) 『ハムネット』マギー・オファーレル(新潮クレストブックス2021) 『プロジェクト・ヘイル・メアリー』アンディ・ウィアー(早川書房2021) 【映画】 『PASSING 白い黒人』レベッカ・ホール監督2021 『最後の決闘裁判』リドリー・スコット監督2021 (少しずつ姿を見せてくるB棟。屋上のタワークレーンも年末に撤去されました。)

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中等部校長

2学期終業式(20211222k)

やはり、校内オンラインでの式となりました。感染症対策においては、まだ油断ができません。 式ではいつも、大会などで賞を獲得した個人やクラブの表彰があります。 今回は、全国大会で金賞を取ったダンス部と、高円宮杯など各種の展覧会でいくつも賞を獲得した書道部の、それぞれ中等部の代表者に簡単なスピーチをしてもらいました。 いろんなところで活躍している生徒の声を聞いて、「ああ、そんなふうに思って頑張っているんだな」と皆で励みにし、心の中でエールを送ってほしいと思ってやってみました。 直前に無茶振りしたのですが、さすがは代表者の中3生。いずれも見事なスピーチでした。 今後も続けます。 皆様、よい年末年始をお過ごしください。

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高等部校長

6年生に12人のエール

今日は中学高校別の終業式、6年生はその後入試激励会がありました。終業式では、私の個人的な考え方として、尊敬の対象は人ではなく行為であるということをお伝えしました。他人に対して全人格的に素晴らしさを求めるのも、自分がそうなるのも大変なので、優れた行為の積み重ねに対して敬意を払い、払われれば良いのではないかということを、英語の単語を借りながらお話ししました。 また6年の入試激励会では、理事長先生や昨年までの学年主任の先生など多くの方から、いつもよりストレートな、時として面白いコメントをもらいましたね。私からは、綺麗でスマートな入試結果を求めるのではなく、泥臭く1校を取りに行ってほしいとお願いしました。あまり苦労の影が見えなかったであろう学年団の先生方も、今の6年生と全く同じ葛藤を抱えていたことがわかり、ちょっと安心したのではないでしょうか。これからの健闘を心より祈っています。 今日は始業式の前に防犯訓練を行いました。警察の方が放送ブースから話されるのは妙な緊張感がありました。お話し内容のいくつかは、普段学校で注意喚起しているものでもありましたね。 *このあと、冬休み中のできごとは新学期にまとめてお伝えします。よいお年をお迎え下さい。

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高等部校長

卒業生懇談会-5年生の反応

一昨日のブログでご紹介した卒業生懇談会に関して、5年生のコメントを共有してもらいました。いくつかご紹介させていただきます。とても長い時間の講演会で大変だったと思いますが、真剣に聞いて考えていてくれたことがわかります。 (先輩方の話を聞いて学んだこと) 今私は将来の夢がないことを悩んでいますが、先輩方の話を聞いて夢がなかった人も少なくないのだと思いました。その上で、自分で調べたりして興味を持とうとする姿勢が大切だと思いました。 やりたいことが見つかった時に、踏み出せるように色々努力してみることが大切。品女自体の友達は大切な存在。 どの先輩方も大学受験をゴールとせず、そこから先の将来にどう役立てていくのかを見据えていたこと。 自分の思い通りにならなかった時に軌道修正する能力が大事。 道を決めてそこへ一直線の人もいれば、あえて流されて行き着くとこで頑張っている人もいて、十人十色の進路選択が参考になりました。これからも頑張ります。 (先輩方の話を聞いて、今後に活かしたいこと、実践したいこと) 途中で進路を変えている先輩もたくさんいたので、本当に自分のやりたいことを見つけられるようにしたい。 勉強場所がまだ確保できていなくて、どこでやれば集中できるのか悩んでいたのですが、今回お話を聞いていいなと思った場所があったので、冬休み中に行ってみたいと思います。 10年後の自分を手帳に書いておくのがいいなと思った。 英語を習慣化させます。昨日からスタートしました。続くといいな。 (全体の感想) 一人一人が自分の意志みたいなのを持っていてカッコよかったです。 全体的に品女のOGぽいというか、(言葉の)節々に品女を感じるような先輩が多かった。最初はあまり乗り気じゃなかったが、いろんなお話を聞けて楽しかったです。 みんなしっかり生きていたと思った。人間なんだかんだ何とかなるのだなと思いました。世の中は諸行無常だと思います。 品女を出た先輩方がこんなにもかっこよく、自分のやりたいことを仕事にして頑張っているのを知って、自分もなりたい自分のために勉強を頑張りたいと思いました。 社会人のお話を聞けると言うことで楽しみにしていました。後半はちょっと疲れちゃっていたのですけど、いい体験になりました。アナウンサーをやっていらっしゃる方の鼻濁音に聞き惚れました。

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中等部校長

答案返却日(20211217k)

朝から雨で、午前中は本降り。 答案返却が終わり、終礼が始まった時間に日差しが出てきました。 人工芝が濡れているので、クラブ活動には苦しいかもしれません。

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高等部校長

CBL防災グループの願い

CBL・起業体験のテーマとして防災に取り組み、今年度のCBL学年代表にも選ばれたグループが、活動の一環として防災情報を発信する公式LINEを作ったそうです。教室で挙手してもらったところ、2割くらいの生徒が実際にポーチを持ち歩いているクラスもあり、継続的な活動を意識しているようです。 そして、この活動を知ってほしいので校長ブログに載せてもらえないか、と生徒自ら頼みに来る積極性もいいですね。何でもOKな訳ではありませんが、彼女たちが防災意識を高めたいという願いは本気のようなので、以下のQRコードからちょっと覗いていただければ幸いです。

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高等部校長

卒業生講演会

今日は4年生と5年生で、それぞれ卒業生の講演会が行われました。今回は全員社会人で、18人の講演者のうち14人は在学中から知っている卒業生でした。約2時間半の間にZOOMや各教室で別々に話をするので、ゆっくり1カ所に留まることができません。中には10年ぶりくらいに会う卒業生もいたので後ろ髪を引かれる思いでしたが、それぞれ5分くらいずつ教室を回ってきました。その短時間でも印象的なフレーズがありましたので、聞くことのできたごく一部だけご紹介したいと思います。有給休暇を使ってまで後輩に話しに来てくれた彼女たちには感謝しかありません。 (5年生への講演) 63期Oさん「周りの人を頼ることは1つのスキル。遠慮しない。大学時代は人生の夏休みだと思ってさまざまなことにチャレンジしてほしい。」元生徒会長。見やすいスライドと、とても説得力のある講演はさすがです。 63期Tさん「言語を学ぶことは、多様性を学ぶこと。」外国語大学に進学し、その後海外を含むさまざまな場所で活躍。まだ30才前なのに書き切れないほどのキャリアを積んでいました。 64期Iさん「品女時代の28才への意識が、自分のキャリア形成に大きく貢献した。」仕事を本当に楽しんでいることが画面全体から伝わってきました。医療系の会社で、採用のためのビデオにも主役で出演しています。 67期Kさん「テレビの仕事も、シビアな結果を求められることがある。」アナウンサーだけあって抜群の安定感。ZOOMの画面がまるでテレビのようでした。勉強の話しも率直にしてくれました。 67期Hさん「自分は高校時代恵まれていたと思う。だから、そうでない中高生に対して貢献したい。その観点で今のベンチャーを選んだ。」声楽をやっているのでとても聞きやすい声。具体的で生徒目線のお話しは共感を呼んだと思います。 67期Oさん「すべての道は高校時代に通ず。アナウンサーを志したきっかけは、あるプレゼンをした後、音楽科K先生の『Oさんはアナウンサーに向いているよ』のひと言だった。」就職活動で35社落ちてもめげす今の仕事を手に入れたとのことでした。 67期Iさん「最初は理系に進んだけど、よく考えると、私は機械を作る手助けをしたいのではなく、人に直接手助けをしたいのだとわかって文転した。」在学中からそうでしたが、とてもパワフルなしゃべり方です。多くのことを後輩に伝えたいという気持ちが前面に出ていました。 67期Kさん「何か明確な転機があったわけではないが、高校に入ったある時、前向きに生活していこうと思った。それから勉強もするようになった。」元ダンス部部長。ポジティブに行動を変えていくときに、特にきっかけなど必要ないというメッセージとして、多くの生徒に伝わったのではないでしょうか。 (4年生への講演) 61期Tさん「自分が立ち上げた百人一首同好会がまだ活動していると聞いて本当にうれしい。」在学中、理系から文転した時の心の変化などを誠実に話してくれました。プロフィールを詳しく教えてくれたので、生徒がロールモデルとしてとても興味をもって聞いているようでした。 61期Fさん「最初は医師を志していたが、日夜を問わず患者さんに向き合う話しを聞き、自分は他人のためにそんなに時間を割けないと思って他を志した。」高校時代の葛藤や社会人になった後のキャリア選択、結婚に対する考え方を率直に話してくれました。研究職と開発の仕事の違いなど、理系の生徒には興味深かったでしょう。 61期Aさん「大学時代は、いろいろな職業を体験できる人生唯一のチャンスの時期。有効に活用してほしい。」生徒に初任給で何を買いましたかと問われ、実家の座椅子を新調し、あとケーキを買った、と答えていました。在学中のクラブのことや仕事の内容、結婚生活など、高校時代から今の生活まで幅広く話してくれました。 61期Mさん「外国には日本の文化が大好きな人もいるし、年齢など関係なく付き合ってくれる人もたくさんいます。」日本と移住先のカナダでの生活や、職業としての保育の制度の違いなどを具体的に対比しながら話してくれました。品女時代と変わらず、ざっくばらんな語り口でした。 新校舎が一部姿を現しました。

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