PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

偏愛

高校時代は「自分が何をやりたいか」ばかりを考えていましたが、社会と関わるようになって「自分が社会に何を残せるか」と考えるようになりました。 今日見に行った4年生の総合学習「inspire High」の中で、ガイド(ゲスト)の辻愛沙子さんが最後に言っていた言葉です。表現は違いますが、理事長先生がよく言っている言葉でもあります。進路選択に迷っている人は、このような視点で考えてみるのも良いでしょう。 4年生、このプログラムはどうだったでしょうか。最初に辻さんの仕事と経歴について話を聞きましたが、その後のアウトプットが面白かったですね。①自分の好きなものを3つあげる、②その共通項にキャッチコピーをつける、③その理由と解説を書く、④イメージ画像を共有。私も授業を見学しながらやってみました。ちなみに、①②はともかくとして私の③は「自由を得られるから」でした。 ふだん皆さんはさまざまなワークショップをやると思いますが、おそらくこのような切り口のものは初めてだったと思います。これは、自分を知り、特に相手を知るときに有効だと思います。極端に好きなもの、というのは人の特徴がよく出ます。その人がどんな人かを知りたいとき、旧知の人でも、新たに出会った人でも、男性でも女性でも、どんな年齢の人でも、大きなヒントになります。またフィードバックをする/もらうことによって「偏愛」を深く掘り下げ、自分や相手への理解が深まるでしょう。 どうですか。4年生は今晩でも、家族とやってみませんか。身近な人の意外な一面が発見できるかもしれませんよ。 好きなもの3つは、すぐに挙がったようでした。

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図書室日記

廊下展示「平成生まれの作家特集」

今月の廊下展示を作成しました。 テーマは「平成生まれの作家特集」!! 毎日たくさんの本が出版されています。その中に新人の方もいらっしゃいます。 どの作家さんも、最初は新人ですよね。 以前10代の作家さんが評判の本でデビューした際、卒業生が「同級生の作家がデビューした!!しかも面白い!!!」 と刺激を受けていました。 みなさんも、いつか平成生まれの作家になるかもしれません。 以前からの名作も素晴らしいですが、若い作家さんの本も読んでみて刺激を受けてはいかがでしょう。 お待ちしています! 図書室 名小路

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高等部校長

傘募集

先日生徒会の生徒が、SDGsを意識した運動の一環として傘のリユース活動を始めたいということで、関係書類の印鑑をもらいに来ました。持ち主のわからない傘や、家庭で不要になった傘を集めて、生徒に再利用してもらおうというものです。身近なところから始める、というのが品女生らしいところです。試験があったので、実際の準備を始めたのは最近だと思うのですが、もう昨日校内放送で呼びかけ、エントランス前には傘とその入れ物が準備されていました。 個人的に気に入ったのは、入れ物に書いてある「傘募集」のフレーズ。何か「まだ役立つ道具たち、集まれ!」みたいなイメージが湧いてきていいです。

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白ばら日記

最近の行事

緊急事態宣言が出て、校内も対応に追われています。それ以前の行事を中心に、最近の生徒の様子をお伝えします。 安全対策を第一に、その上で、すべてを中止する前に、生徒の学びを止めない工夫をするのが私たちの方針です。 とはいえ、若年層への広がりが懸念される昨今、ルールも見直し、細心の注意を払って過ごすよう、仕組みを作り、生徒達にも呼びかけています。 予測できないことが多く、ご家庭ごとに事情も違い、いろいろな考え方もあろう中、ご協力いただいているご家庭、品川ファミリーの皆様に心から感謝します。   *校外学習 こちらは、先月です。 【1年生】 宿泊行事ができなかった去年、様々な工夫を凝らして作ったプログラムです。それを今年にバトンタッチすることができました。制約が多いからこそ生まれるものもあるんだなぁと教えられました。 初めての校外学習は千葉県木更津にあるKURKKU FIELDSへ行ってきました。大自然の中で、各クラスがSDGsに関するテーマを決め、テーマに沿った体験をさせていただきました。 【2年生】 「日本を知る」をテーマに、茨城県つくばみらい市で、藁細工作りと田植えを体験してきました。浴衣の着付けなど、できないことも多い中、この日は、のびのびと体験をしてこられたようです。 【3年生】   ディズニーリゾートへ行ってきました。事前に創業時からこの施設を知る方にリモートで講演をしていただきました。生徒が自分なりに課題を見つけ、キャストの皆様に取材をさせていただきました。   【4年生】   4年生もディズニーリゾートへ 修学旅行でできるはずだった外国人との交流の機会を少しでも補うため、外国人バディと一緒に周って会話を楽しむ、という企画付きです。 【5年生】 最後の校外学習は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館と清水公園へ行ってきました。ミュージアムパーク茨城県自然博物館ではたくさんの展示物に触れ、清水公園ではアスレチックや公園散策などを楽しんでいたようです。 *大学入試説明会 6年はすっかり受験モード。   各大学からお越しいただき、大学入試説明会が行われました。 それぞれの進路に向けて準備を進めています。 本校は、28プロジェクトの影響で進路がバラエティーに富むことが特徴です。 同志社大学の河村先生よりサイン本をいただきました。図書室に入れます。 -実務家のための-刑法概説  難しい本ですが、刑法の概要が分かるので、法学部志望者にオススメです。   *オープンキャンパス コロナ禍で、感染対策をした上で、人数を制限して行いました。6年間を過ごし、未来の土台を作る中高を通う本人に見ていただく機会をなんとか作りたいという思いで、教職員、生徒、みんなで企画、運営をしました。 ミニ説明会 生徒による模擬授業 化学部 箏曲部 28project生徒プレゼン 校長によるミニ説明会 ダンス部 インターアクトクラブ *小笠原流礼法講演 体験学習に制約がかかる中、今年も1年生に向けて、~礼法を活かして幸せな空間をつくりましょう~というテーマに講演をしていただきました。 ご宗家がそのときの様子を公式ブログで紹介してくださいましたので、ご紹介します。小笠原 敬承斎公式ブログ

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高等部校長

都会の学校であるということ

昨日は4,5年生が模試、6年生は大学入試説明会が行われました。6年生の教室を巡回していて思うのは、都会の学校は恵まれているということです。本校生徒の志望が多い主要大学の職員をお招きし、生徒1人1人の個別質問を受けていただきます。事前にパンフレットも郵送していただき、それを手に、学校に居ながらにして約2時間で3~5校かそれ以上回ることができます。 地方の学校であればこうは行きません。多くの大学職員を招くのは難しいので、夏休みなどに計画をたて、慣れない交通機関を使って学校を回っても、せいぜい1日に1校か2校でしょう。交通費も時間もかかります。最近はリモートのところも増えてはきましたが、教室に行って空いていればすぐ質問できる状況はやはり便利です。 そしてこの状況は、入試の時期にさらに差がつきます。本校の多くの生徒は、入試の朝も自宅で朝食をとり、ある程度勝手のわかる電車に乗って大学へ向かいます。試験場でもときどき顔見知りがいますし、自宅に帰ればすぐ夕食をとってリラックスできるでしょう。一方地方の受験生は、例えば大都市圏に受験にくる場合は綿密な受験計画をたて、交通費をかけて移動しホテルに泊まります。ベッドも朝食もいつもとは違いますし、慣れない交通機関も不安で、会場に行っても知り合いはいません。毎日近くに家族がいるかどうかも精神的には違いがでると思います。 先日、国公立入試の英語外部試験導入断念が正式に決まりました。地域による受検機会の差が大きな理由ですが、上記のように実際の差はもっと大きいです。都会の学生はこのとこになかなか気づきませんが、恵まれているのは事実です。本校の生徒も、もちろん様々な悩みがあり、自分の境遇を不利だと思うことがあるかもしれませんが、入試一つとっても大きな違いがあることをきちんと認識しておいてほしいと思います。

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中等部校長

総合学習の日(20210713k)

今日の中等部は、学年ごとに総合学習。 文化祭準備の話し合いや、起業体験、進路の話など、それぞれに盛り沢山でした。 学校外から講師の方をお招きしてお話を聞いたのは2年生と3年生。 席間を空けて集まるために体育館を会場にしました。

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高等部校長

アドバイスのページを書いたのは

5,6年生は十分わかっていると思いますが、英語外部検定をうまく活用して下さい。英語4技能の現在の実力を測る意味でももちろん大切ですが、大学入試や、卒業後の大学での単位認定、留学試験などで幅広く利用できます。 英検対策では通称「パス単」を使っている生徒は多いと思いますが、新しい版の学習アドバイスページは、多くを本校の卒業生が書いています。書いている内容は、ほとんどが自分で編みだしたものだと思います。もちろん学習のスタート時点では、友だちや授業でのアドバイスを参考にしたかもしれませんが、そこから自分に合うように調整していったのでしょう。 この調整というのがとても重要で、他の学習においても成功の鍵になります。目標を設定し、それに到達するための自分に合う学習法を考える。それは自分の生活サイクルのなかで実現可能なものでなければなりませんし、大まかなスケジュールもあったほうがいいでしょう。 これを書いた3人をよく知っていますが、共通して言えるのは、他人のアドバイスを鵜呑みにせず、自分で考えるタイプだったこと。ぜひ「参考」にしてみて下さい。 [gallery size="medium" ids="12998,12999,13000"]

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図書室日記

YOMOCA7月号

YOMOCA7月号を配付しました。 今月から図書委員会広報班による記事もスタートしました。 裏面にみっしり図書委員の熱い想いが載っておりますので、今回はブログで裏面も紹介します!!   広報班はブログの記事も担当しています! 2021年図書委員のブログ① 2021年図書委員のブログ② そちらもぜひご覧ください。   図書室 岩崎

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中等部校長

続・夜の学校説明会(20210710k)

説明会が終わると毎回、個別に質問を受け付けております。 昨日おもしろかったのは、私がプレゼンテーションで用いているツールに関するご質問を2件いただいたことです。 一つはスライド用のリモコンで、ポインティングに特色のあるもの。 もう一つは、リモート授業で使っているビデオ会議用アプリケーションです。 この二つに注目なさるとはお目が高い(笑) 新しいものを試さずにはいられない性分の私は、こういう質問は結構好きです。 ツールは二つとも私物ですし、スピーチの前にわざわざ繋ぎ換えの時間をいただいてまで自分の機材を使っているのは、こだわりがあるからです。 そして、面白いものに目がないご家庭のお嬢さんは、本校に合っているのではないかと推察します。 ちなみに、ビデオ会議用アプリケーションmmhmmの開発者Phil Libin氏は、EvernoteのCEOをされていた2015年に本校にお見えになったことがあり、私、一緒に授業をやりました。 (久しぶりの青空。しかし、蒸し暑い・・・。)

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