PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

「進学の手引き」から④

6年生にとっては最後の行事である芸術鑑賞が終わり、期末試験までの2週間ちょっと。途中の日曜日は外部検定試験を受ける人もいるでしょう。勉強のバランスが難しい時期だと思いますが、学習習慣や睡眠時間について合格体験記からちょっとしたアドバイスを引用します。

・勉強を継続するには勉強を習慣化させることが大切です。一日の中で朝起きる時間や勉強を始める時間、食事の時間、お風呂の時間、夜寝る時間を決め、それだけは毎日絶対に守ると決めておきます。そうすればそのうちその生活が当たり前になって勉強を続けることが苦にならなくなると思います。唯一勉強し続けることだけが、志望校のことや成績の事で悩み情緒不安定になった心を安心・安定させてくれます。(毎日やることと時間が決まっていれば、何事にもすぐに取りかかれます。毎日のこの時間差は大きい)

・過度に追い詰めることはせず、自分のペースでやってみてください。正直闇雲に何時間も勉強しても意味が無いと思います。何分勉強+何分休憩、のルーティンを早めに確立しておいたのが自分の助けになったので皆さんも実践してみてください。(学校と同じ50分+10分でもいいと思います)

・私は高3になってから「こうでもしなきゃどこにも行けない」と焦って睡眠時間を減らし、これを良かれと思って10月まで続けてしまいました。冬前になって7時間睡眠を取ることで1日の集中力が全然違うことにやっと気づきました。もっと早くに自分に合った強法を見つけるべきでした。毎日毎日完璧な勉強を目指してリフレッシュできる時間を無くしたり、他人と比べて自分を責めて追い込んだりするのではなく、自分なりの効率の良い勉強法を探してほしいです。

・重要なのは睡眠時間を確保することです。自分の経験から言うと、あまり眠らずにカフェインに頼った生活をしていると、手が異常に震えたり歩きながら寝て階段から落ちたりしました。(あくまでも本人の認識です)

白バラ……ではなく、用務員さんが使いやすいように用意したポリ袋。先日通りかかったら、花がいくぶん大きくなっていました。

2021.6.21 [高等部校長]