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中等部校長

緊急事態宣言延長への対応について(20210820k)

生徒が登校する通常授業日の(ほぼ毎日)更新、というのが原則の当ブログですが、本日のお知らせプリントを補足する内容をここに記しておきます。

プリントに、「リアルな場所と時間の共有に価値を置き」と書きました。

本校はこれまでも、生徒・教員ができるだけ多くの場と時間を共有し、そこでこそ生まれる教育効果を大切にしてきました。

昨年のリモート期間に、時間割通りに授業を行い、放課後には面談の機会を設けたのも、その考え方に則っています。

いま、このような社会状況の中で、この価値に対置されるのは感染症のリスクです。

両者のバランスが大事だと思っています。

そのため、リスクを大きくしすぎないようにして価値を守る、ということを考えました。

この1年半で、COVID-19に対する対処法は、科学的にかなり解明されてきました。

その一つであるワクチン接種も進みつつあります。

一人一人が対処法を再確認し、防衛的に振る舞い、それでもリスクを小さくできない活動を回避すれば、学校の価値を守ることはできると判断しました。

もちろん、状況の更なる変化によっては、リモートへの切り替えをせざるを得ない時が来るかもしれません。情報を集め、生徒の皆さんの様子も見ながら適切に対応していきたいと考えています。

以上、価値とリスクについては、始業式の日に改めて生徒の皆さんにお話ししますし、クラスで考える時間も設けます。

本校理事長がいつも言うように、生徒の皆さんの年代の1年は、「その時」にしか経験できない重みのある、替えの利かない「時」です。

保護者の皆様のご理解とご協力を、改めてお願いいたします。

(着々と組み上がるB棟)

2021.8.20 [中等部校長]