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高等部校長

やはり手を挙げてしまいますか

先々週の土曜日に、4年PTA役員の方からご依頼いただいたパネル・ディスカッションに参加してきました。昨年私が主任をつとめた73期保護者を2名お招きし、受験についてのお話しを聞きました。お1人は理系生徒のお父様、もうお1人は文系生徒のお母様でした。

テーマは、①進路選択に向けて保護者が子供とどう関わったか、②学校生活と受験勉強の両立、③受験が終わって大学に入り、品女イズムのようなものを感じることがあるか、というもので、私が質問する形式でした。

①についてお父様は、本人の志望も勿論大事だが、受かるところをしっかり狙って受けるよう背中を押すのも大事。お母様の方は、本人を勉強に集中させるため、節目となる日程や事務的な事柄は自分が管理していたとのことでした。

そして、やはり1番話が弾んだのは③です。お父様は、カフェでバイトし始めた娘が、最近早くも指示待ちの同僚にイラッとしているようですと仰っていました。在学中は生徒会で率先して動いていたでしょうから無理もありません。お母様の方は、理事長がよく学校説明会で言っている「卒業生あるある」と同じことを言っておられました。授業などで(オンラインを含む)話し合いが必要になったとき、誰もイニシアチブをとらないとつい手を挙げて仕切るそうです。以前はまったく前に出るタイプではなかったが、いつの間にかこうなっていたとのこと。理事長の話を裏付ける新たな証言が1つ加わりました。

 

2021.10.18 [高等部校長]