校外授業
夏休み中も部活に、自主活動に、夏期講習にと飛び回る品女生たちです。 前期に行った校外授業を主任からご紹介します。 *4学年主任の住谷より校外授業の報告です。 高等部になって最初の校外授業、本校の有志団体「Artry!」からの企画をいただき、感性を大いに養ってもらおうということで、箱根にあるポーラ美術館へ行きました。1人の生徒の「若者の美術館離れ」というテーマに基づく「もっと 多くの人に美術に触れていろいろなことを感じて欲しい」という探究から始まった「Artry!」の活動は、現在後輩たちに引き継がれ、文化祭や特別講座、オープンキャンパスなどでも実践されてきましたが、今回は学年行事ということでいかに生徒みんなをうまく巻き込める か、がポイントとなりました。各クラス2名ずつのファシリテーターを募り、事前にArtry! メンバーと打ち合わせを重ねました。また、ファシリテーターとArtry!メンバーとで4月末に下見に向かいました。この時は、発起人の卒業生や後続のOGたち、理事長、顧問など1台のバスに乗り込んで行きました。現地では、この活動を支援して下さっている公益財団法人ポーラ美術振興財団 理事長 鈴木郷史様にもお会いでき、美術館スタッフの方の説明を受けながら、施設をめぐり作品を一通り見学した上で、どこが集合場所として使えそうか、鑑賞後の感想共有ではどのような声掛けをしていったらいいかを相 談し、当日のイメージを作り、帰ってからまた準備を進めました。そして当日、あいにくの小雨模様で屋外展示が十分に見られませんでしたが、屋内ではそれぞれがじっくりと美術作品と向き合い、お気に入りの作品を見つけて感想を共有し合い、班で、クラスでお気に入りの作品を選出しました。これまで美術館に来たことがなかった、美術作品についてお互いに感想を言い合うという機会がなかったと いう生徒も多く、これからも美術館に足を運んでみたいという、感想が多数寄せられました。鈴木様をはじめポーラ美術館の皆様、Artry!のOG、現役メンバーの皆様、活動を応援して下さる皆様、そして頑張ってくれたファシリテーターの生徒11名には本当に感 謝の気持ちでいっぱいです。今後も生徒の感性を育てる活動にも注目しながら学年活動ができれ ばと思っております。※写真は事前のファシリテーターとArtry!との活動の様子、下見の様子、当日の感想共有の様子です。 美術科の塩崎からもArtry!の報告書が届きました。添付します。 4年校外授業 ポーラ美術館鑑賞会 2026.pdf (23.36MB) *5学年主任の直井より報告です。 5年の校外授業は、(午前)上野恩賜公園内を各班の行動計画にしたがって巡る(午後)東京ドームホテルでテーブルマナーという内容で実施されました。 行動計画では、・国立西洋美術館・東京都美術館・国立科学博物館・恩賜上野動物園の施設を選んで見学することになっていましたが、その他にも不忍池でボートにのったり、公園内を散策したりと、天気のよい午前中を満喫していました。 午後は、和食のテーブルマナーについて教えていただきました。どのメニューもとてもおいしかったようで、マナーのことを忘れて食事を楽しんでいる様子があちらこちらで見られました。 品川女子学院での最後の校外授業は、委員のみなさんが今までの経験を存分にいかして運営をしてくれました。成長している様子はとても頼もしく、安心して全てを任せられました。運営してくれた委員のみなさん、ありがとうございました。 最後の校外授業が、学年のみなさんのよい思い出になっていることを願っています。 *2学年主任の荒井より報告です。 2学年の校外授業は「日本の伝統工芸と科学技術に触れる」 をテーマに行いました。 「伝統工芸」 は茨城県笠間市において笠間焼の手ひねり体験をしました。焼物は初めてという方が非常に多く、 慣れないながらも楽しく形を作っていました。夏過ぎには作品が到着する予定で、 来るのをワクワクしながら待っているところです。 「科学技術に触れる」 では茨城県つくば市のつくばエキスポセンターを訪問しました。展示室ではいろいろなものに触れ、体験をしながら学びました。プラネタリウムでは「ゴッホが描いた星空」 というプログラムを鑑賞し、 詳しい解説を聞いて天体への興味が湧く内容でした。
ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – ウィーンDay2 市内観光
ヨーロッパ研修はウィーン2日目。 この日は1日ガイドさんとともに、市内観光をしました。1人で旅行するだけでは得られない貴重な情報をたくさんgetした1日となりました。 本日も生徒のレポートをご紹介します。 +++ 本日は、いよいよウィーンでの初の市内観光の日でした。 ヨーロッパの美しい街並みに、素晴らしい晴天が重なったウィーンの景色は、言葉では言い表せないほど美しく、まるで「お姫様が住む街」のようでした。 (生徒撮影:王宮をのぞむ景色です。観光の時は1日中とてもきれいな青空が広がっていました。) 今回、街を案内してくださったのは、現地ガイドのさちこさんです。私たちより何倍も元気で、お喋りが大好きで陽気なさちこさnは、建物の現在の使われ方や建てられた時代、その背景にある歴史、建築様式など、次から次へと興味深いお話を教えてくださいました。おすすめのスポットでたくさん思い出の写真を一緒に撮ってくださり、とても楽しかったです。 (教員撮影:ガイドのさちこさんはとても丁寧に説明をしてくださいました。) 国立歌劇場をはじめ、目の前に現れる建築物はどれもシャンデリアがきらめき、その美しさに圧倒されるばかり。特にシュテファン大聖堂の精巧な造りを一目見た時の衝撃は忘れられません。さらに、あのマリア・テレジアに関わる最古の建物が1300年代から残っていると聞き、ウィーンの歴史の深さに改めて驚かされました。 (生徒撮影:国立歌劇場。明日はここでモーツァルトコンサートを鑑賞します) (生徒撮影:シュテファン大聖堂。緻密に作られた建築に感動しました) 自由時間には、『LADERACH』というチョコレート屋さんでお土産を選んだり、国立歌劇場のショップで可愛いオルゴールやキーホルダーを買ったりと、ショッピングもしっかりと楽しむことができました。また、ウィーン名物であるトンカツ「シュニッツェル」や、伝統的な清涼飲料水「アルムドゥードゥラ」を味わうこともでき、五感のすべてでオーストリアの文化を満喫しました。 (生徒撮影:この日のディナー、シュニッツェル。みんなおいしく食べました。) とてもフレンドリーなさちこさんのおかげで、笑顔と学びに溢れたとても充実した1日になりました。明日からの研修も本当に楽しみです。ウィーン最高! (4年生Nさん) +++ 平和をテーマにおいたクラクフとは一転し、音楽の都ウィーンへ。建物1つとっても、クラクフとは大きく異なります。最終日の自主研修へ向けて、いろいろなことを自分の目で、耳で、5感を使って感じ取ってほしいなと思っています。 グローバル教育部
ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay4/ウィーンDay1 シンドラーの工場
ヨーロッパ研修も折り返し地点。 今日は、午前中はゲットー跡地および、シンドラーの工場記念館を見学。その後はウィーンへ移動し、無事にホテルについております。 今日は、4年生3名に、クラクフ最終日での経験を中心にレポートを書いてもらいました。少しでも雰囲気を感じていただけるよう、たくさん写真もつけてくれました。それでは、どうぞ。 +++ 4日目はガイドさんと共に元々ゲットーがあった際の英雄広場、ユダヤ人の居住地区とそれ以外を分け隔てたゲットーの壁の見学をしました。 (教員撮影:ゲットーの英雄広場でガイドさんの案内を聞きます) ゲットーとはナチス・ドイツが強制的に定めたユダヤ人居住地区のことで、元はポーランド人が3000人しか住んでいなかったような狭い土地に、1万7000人のユダヤ人が生活させられていたそうです。 広場にたくさん置いてある椅子は基本的にはゲットーの方向を向いており、一部はゲットーに生活していたユダヤ人の選別が始まった際に、お年寄りや子供など労働力にならないと判断された人が送られた絶滅収容所や、ゲットー内でユダヤ人の処刑に使われた場所を見ているイスがあるということ、ゲットーの壁はユダヤ人の墓石の形になっているということが特に印象に残りました。 (生徒撮影:英雄広場に置かれた椅子のオブジェ) (生徒撮影:1つだけユダヤ人の処刑に使われた場所を見ているイス。現在は正面にビルが建っていますが、オブジェが作られた当時はその奥にあった処刑場をのぞむ場所でした) (生徒撮影:ゲットーの壁。ガイドさんの話によると、ユダヤ人に対して「ここが最後の場所だ」と思わせるために、あえて墓石の形を模したとのことでした) ウィーンに移動する前の最後の見学時間で、実際にゲットーとして使われていた場所も長く時間をとって見ることができ、とても充実した時間になりました。 その後、事前研修で観た「シンドラーのリスト」に登場するシンドラーの工場を訪れました。 (教員撮影:ポーランドがどのように攻められたか、解説を受けています) シンドラーの工場で展示されていたものは私たちが想像していたものと少し異なり、戦争の歴史やユダヤ人だけでなく、ポーランド国内で起こっていたことも知ることができました。 また、当時の写真や使われていた道具なども見ることができました。 (生徒撮影:開戦時のポーランド軍の様子) (生徒撮影:実際に使われていたポーランド軍の戦車。人2名がここに入るほどで、かなり小さいサイズでした) 展示を見て、2日目に訪れたアウシュヴィッツ強制収容所の話とつながることも多く、気が重くなる場面も多くありました。 それに加えて、ユダヤ人を救った非ユダヤ人にである「諸国民の中の正義の人」にも選ばれているシンドラー本人についての展示を見て、どのようにより多くのユダヤ人を救おうと尽力したのかや、ほかの収容所との待遇の違いなどを知ることができました。 (生徒撮影:シンドラーの仕事部屋。後ろの地図は実際に当時も使われていたものです) 中でも特に印象に残っているのは、特定の人たちを悪く見せるプロパガンダが多く利用されていたことです。 第二次世界大戦開戦時はポーランド人やユダヤ人の印象を悪くし、ドイツ人こそが最も優れている民族であるという思想を植え付けるために、アルコール類を買って喜ぶポーランド人の子供の映像を流し、侵略の正当化をドイツ国民にアピールしたり、戦況が悪くなると、ポーランド人を味方にするためにソ連への敵意を煽る様なポスターを貼ったり、都合よく態度を変えるところに違和感を覚えました。 (生徒撮影:当時のプロパガンダポスター) (生徒撮影:プロパガンダ映像に出てくるユダヤ人の子供の写真。お酒を笑顔で購入していますが、ドイツの人々にお酒におぼれてどうしようもない人だ、という印象を植え付けるために作られたそうです。) 過去の歴史を多角的に学ぶことで、偏った情報に流されず真実を見極めることの大切さを強く実感しました。過ちを繰り返さないためにも、今回現地で肌で感じた違和感や恐怖を忘れずに記憶へ刻んでいきたいです。 工場見学のあとは、お昼頃にクラクフ空港に移動し、ウィーンへと向かいました。 ウィーンの空港のお手洗いではポップなアレンジがかかったモーツァルトの音楽がかかっており、音楽の都だということを実感できました。 空港からはバスで市内に向かい、スーパーマーケットで水やお土産の購入をしました。おにぎりが売っていたのですが、1つ4ユーロ(約740円)であることに驚きました。日本では目にしないような物もあり、色々と試してみようと思いました。 その後、市内で夕食を取りました。 どの料理も美味しく食べることができましたが、特に最後のデザートではウィーンの名物であるザッハトルテというチョコレートケーキを食べることができ、うれしかったです。 (4年生Aさん、Nさん、Mさん) +++ シンドラーの工場見学は、「シンドラーのリスト」を事前研修で見た後の見学だったため、多くの生徒が展示から深い考察を得ることができていたようです。 展示内容も、直感に働きかけるものが多く、当時の生々しい写真や、ゲットーの暗さ(精神的にも、物理的にも)を感じられる展示に、心を打たれていた生徒も多かったです。 アウシュヴィッツ・自主研修・シンドラーの工場見学と、多くの学びをえたクラクフでの研修。生徒たちの事後研修がますます楽しみになりました。 その後、ウィーンへ移動したあとは、素敵な景観に思わず歓声があがりました。 (教員撮影:レストランまでの移動のひとコマ) クラクフで学んだこととはまた違ったテーマで、ここウィーンでも研修がスタートします。高校生のうちに、みんなで、そしてガイドさんの案内をいただくツアーだからこそ、学べるものを大切に、残りの研修期間を過ごしてほしいと思っています。 グローバル教育部
ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay3 テーマ別自主研修
ヨーロッパ研修も現地3日目。ここで折り返しです。 今日の1日は班別自主研修。まるまる1日を使って、事前研修を経て興味を持ったテーマを探究するべく、班ごとに行動しました。 今日は、「平和」をテーマに行動計画を考えた4年生3名の班のレポートです。この班には担当教員も一部同行しましたので、生徒の写真+教員の写真を併せてお届けします。 +++ 私たちは自主研修で事前研修で見た映画「シンドラーのリスト」に登場したプワシュフ強制収容所、また、鷲の下薬局、ガリシアユダヤ人博物館を訪れました。 まずは、プワシュフ強制収容所跡地です。 (教員撮影:小高い丘を登っていきます) 昨日見学したアウシュヴィッツ強制収容所とは違い、プワシュフ強制収容所のほとんどは建物自体残っておらず文面での説明しかありませんでした。ですが「シンドラーのリスト」で登場した場所だったため、あの場面はこの場所だということを照らし合わせることができて興味深かったです。 (教員撮影:説明文を読みながら、収容所跡地を歩いていきます) (生徒撮影:跡地内の小高い丘から「roll-call ground(点呼場)」を見下ろす。点呼場は映画でもたくさん出てきました。) (生徒撮影:引き裂かれた心臓の慰霊碑(Torn Hearts Monument)慰霊碑として著名な建築家が建造しました) たくさんの施設を見学した中で1番胸に響いた場所は「The mass grave」です。 (2枚とも生徒撮影:このうしろがMass Graveです) 強制収容所で銃殺される場合、銃殺された場所でそのまま埋められることがあり、容量的に埋められなくなるまでその場所で銃殺が行われ埋められなくなったらまた新しい場所で銃殺が行われます。 この場所はプワシュフ強制収容所が稼働してから2番目の銃殺され埋められる場所となっていました。しかしこの場所がもう人を埋めることができなくなった時、この人が埋められた地面の上に他の収容所に移動させられる人々が住むバラックが建てられました。 私はこの事実を知った時強い恐怖を感じると同時にに辛い気持ちになりました。今日見学した時にはとても静かで風景だけを見たらただの草原のような場所なのに、当時はたくさんの人が苦しみ、銃殺という方法で多くの人々の命を奪いその場で埋められた所に人が住むバラックが建てられたという歴史がある場所なのを知ると静かな草原のような風景とのギャップに複雑な気持ちになりました。時間が経つにつれて当時の建物や痕跡が少なくなっていく中でプワシュフ強制収容所を訪れて実際の歴史を知るということで事実を知ることが大切だと思いました。 ほかにも、プワシュフで殺された人々の灰が埋められていた場所の跡地を訪れた際、説明板にある男の子とその母親が銃殺される直前、“Mummy, is death a great pain?” “No, it's just a moment”というやりとりがあったことが記されていました。 これだけでも、母子が共に殺されてしまうことの惨さが伝わってきて悲しい気持ちになりましたが、ガリシアユダヤ人博物館でガス室の展示を見た際、ガス室に入れられた母子のやり取りで、“Mummy, when they kill us, will it hurt?” “No, my dearest, it will not hurt. It will only take a minute”があったことが記されていました。上記は銃殺、下記はガス室で殺されているのでパターンは違いますが、博物館でこれを見つけた時はプワシュフで見た言葉を思い出し、言っていることがほぼ一緒なことに気づき、余計切なさが増しました。 (生徒撮影:展示の説明文) もう一つ、鷲の下薬局を訪れた際、ゲットーで元々暮らしていたある音楽家の話を読みました。そこには、彼がアーモンゲートの前で演奏させられていたこと、そしてオスカーシンドラーに救われた人のうちの一人だったということが記されていました。明日シンドラーの工場を訪れますが、今まで行った中でシンドラーはあまり登場していなかったので、今日薬局に行ってシンドラーの名前を見て、救われた彼の顔を見ることができたり、事前研修で学んだことが書いてあって、嬉しい気持ちになりました。 (生徒撮影:「シンドラーのリスト」で救われた音楽家) 他にも、感動した点は山ほどあってとても書ききれません。3つの場所を訪れて、莫大な量の資料を見てきたので、完全に解読できてない資料もあり、(全てが英語なので)後から全てをもう一度照らし合わせながら読んで理解することができたら、どれだけたくさんの気づきや発見、考えることがあるのかと思ったら、楽しみで仕方なくなりました。これからも研修がんばります! (4年生Aさん、Nさん、Uさん) +++ このほかの班でも、クラクフ民俗学博物館やMuseum of Polish Army AK、バベル城など、自分たちがもっと知りたい!と考えていた場所で、充実した時間を過ごせたようです。 今年度から初めてプログラムに取り入れたクラクフでの1日班別自主研修でしたが、充実した様子でホテルに帰着した生徒のみなさんの様子を見ると、とりいれてよかったなと心から思いました。 明日は、「シンドラーの工場博物館」を訪れ、クラクフの総仕上げとなります。いろんな知識を経て展示を見ることで、また違った視点を得てくれたらうれしいなと思っています。 グローバル教育部
品川区と包括連携協定を締結・記事の紹介など
品川区と私学中高としては初めて、包括連携協定を締結しました。品川区のHPでも紹介されています。本校は品川の地に創立して101年、長きにわたって地域の皆様のお世話になってきました。創立の契機になったのも、関東大震災後に女性たちが地域に設立した避難所の活動でした。区の20歳を祝う会にも部活が協力させていただいています。これからは、この関係をさらに深め、地域に貢献していけたらと思っています。 新世紀を迎え一つの学校、地域を超えて、人と人がつながるプラットフォームのような学校にしていきたいと様々な活動をしていますが、その一つ、こちらでご紹介したSJ OPEN DAYの記事がForbesJapanオンラインに掲載されました。 生徒の自主プロジェクトでも、校外とつながっています。 担当の平川より以下、報告です。 先日、本校の有志団体「CLAIR.」の生徒たちが、渋谷教育学園渋谷中学高等学校を訪問しました。 本校には「有志団体」というくくりで活動する生徒たちがいます。部活動でも委員会でもなく、身近な社会の課題に関心を持った生徒たちが、学年を越えて集まり、自分たちで活動しています。CLAIR.もその一つです。 サポートしている教員の平川より報告です。 >今回の交流のきっかけは、渋谷教育学園渋谷の生徒さんから、CLAIR.の活動について教えてほしいと声をかけていただいたことでした。最初はオンラインでお互いの活動について話をするところから始まり、そのご縁で、渋谷教育学園渋谷で行われたイベントにもご招待いただきました。当日は、女性のからだや生理について、クイズやロールプレイなどを通して学ぶプログラムが行われました。 詳しい当日の様子は、JKクリニックのイベントレポートでも紹介されています。 学校の中で活動を続けていると、それがいつの間にか自分たちの「当たり前」になります。違う学校の同世代と出会い、同じテーマについて話してみることで、自分たちとは違う視点や考え方に気づくことがあります。私立学校というと、それぞれが独立して教育を行っているイメージがあるかもしれませんが、実はこうした学校を越えた生徒同士の交流もあります。自分たちの活動がきっかけとなり、オンラインでつながり、実際に学校を訪問するところまで交流が広がりました。身近な課題に関心を持ち、まず動いてみる。その先で、同じように活動している誰かと出会う。生徒たちの活動は、学校の中だけで完結するものではないのだと改めて感じました。 お声がけくださった渋谷教育学園渋谷の皆さん、JKクリニックの皆さま、ありがとうございました。
ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay2 アウシュヴィッツ
ヨーロッパ研修2日目。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所見学と、収容所のラーニングセンターでのワークショップを行いました。 今日は、5年生4名のレポートです。レポート作成してくれた生徒が撮影した写真も一部入れてもらいました。それでは、どうぞ! +++ 2日目は朝からアウシュヴィッツ強制収容所を訪れ、ホロコーストについてガイドの方の説明を聞きながら収容所内を見学しました。第一収容所にある展示や、実際に使用されていた場所を見て、収容所内で行われていたことが信じられないほど残酷で、実際に起こったこととは思えないほどの衝撃を受けました。 (アウシュヴィッツ収容所見学:教員撮影) 第二収容所ではシンドラーのリストで出てきた「死の門」を目の前にして、現実に起こった事という認識がより強まりました。映画のスクリーン越しに見ていた光景が、今、自分の目の前に本物として存在していることに、言葉を失うほどの衝撃を受けました。 教科書や映像だけでは分からなかった、広大な敷地に漂う張り詰めた静けさや空気の重さを、肌で直接感じることができました。 (生徒撮影:第二収容所の「死の門」) 収容所見学を通して特に印象に残ったのは、犠牲者の髪の毛を剃り、洗って乾かした後、1キロあたり半マルクで売り、ドイツの繊維会社が布を作るために利用していたという話です。髪の毛を入れることで布が丈夫になるため利用されていたと聞き、当時の人々が人間の命や尊厳を物のように扱っていたことに強い衝撃を受けました。 午後は、アウシュヴィッツの講師の方による英語のワークショップに参加しました。ホロコーストに至るまでの出来事を時系列で学び、「差別」「偏見」「固定観念」についてディスカッションを行いました。差別を自分自身にも関わる問題として考えることで、ホロコーストの教訓を学び、同じ歴史を繰り返さないために私たちに何ができるのかについて、より深く考えることができました。 (教員撮影:ワークショップの様子) (生徒撮影:ワークショップで使用した教材。授業は全部英語でした) 夕食後には、全員でアウシュヴィッツ強制収容所の見学を踏まえたディスカッションを行いました。3~4人のグループに分かれ、アウシュヴィッツ強制収容所で最も印象に残ったことを発表し合い、質疑応答も行いました。自分が印象に残った場所について新たな疑問を見つけることができただけでなく、他の人の発表を聞くことで、自分にはなかった新しい視点を得ることもできました。 (5年生Kさん、Tさん、Tさん、Mさん) +++ 振り返りのディスカッションでは「もし自分がその場にいたらどうするか」というテーマでも、話し合いをしました。自分事として、ホロコーストをとらえるきっかけの1つにしてもらえたらなと思っています。 1日を通して、とても充実した様子の生徒たちでした。人によっていろいろな視点を持ち、注目していたところが素晴らしいです。高校生で、グループで見学するからこその学びを、これからも深めていってほしいなと思います。 明日は班別自主研修です。興味関心のあるテーマごとに班を分け、探究につながる場所を訪問します。 まだまだ研修は始まったばかりです。訪れる場所で、自分の目で様々なものを見ることで、これからの人生の糧になるものを、なにか1つでも学んでいってもらえたらと願っています。 グローバル教育部
ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay1
今年度も、本校が実施する海外研修のひとつ、「ヨーロッパ研修」が始まりました。 2024年度からスタートしたこの研修は、今年度は8月18日からの「9日間」へと日程を拡大し、ポーランドのクラクフとオーストリアのウィーンを訪問します。 「平和」と「芸術」という2点に目を向け、事前研修を通して理解を深めた上で、現地で予想もつかなかった視点に実際に注目していきます。 成田空港で集合し、出発です。 今年度は、行動の様子は生徒にレポートを書いてもらおうと思います!まずは昨日、1日目の様子をご紹介です。 私たちのヨーロッパ研修は、4月頭から始まる数回の事前研修からスタートしました。建築や芸術、音楽、戦争の歴史について考えを深めるため、上野の西洋美術館やオーストリア大使館に足を運んだり、講師の方からホロコーストについて解説していただいたりしました。また、映画「シンドラーのリスト」の鑑賞なども行い、普段の授業よりもさらに深く学びながら、自分の問いを作るワークショップを重ねてきました。 そして迎えた初日。前日の機内泊を経て、とうとうポーランドのクラクフに到着しました!専用車でガイドの方に街並みを説明していただきながら移動し、レストランで昼食をとりました。その際、店員さんにポーランド語で「ジェンクイエ(ありがとうございます)」と話しかけてみたら、「Nie ma za co.(どういたしまして)」と微笑んで返してくれて、とても嬉しかったです。 午後は本格的に市内観光へ行きました。聖マリア教会のステンドグラスに感動したり、ヤギェウォ大学の成り立ちについて聞いたりしました。広場や大聖堂など、事前研修の応用のような情報から新たに知った情報まで様々で、ポーランドを取り巻く国際情勢や、第二次世界大戦時の勇気ある人々の行動についても学ぶことができました。その後の班別自主研修では、自分が気になった箇所にもう一度行ってみたりして、さらに理解を深めました。 (4年Sさん、4年Sさん作) 「現地に行った」では終わらせず、事後研修での探究活動にも繋げていくこのプログラム。明日以降もアウシュビッツ見学やシンドラー工場見学、そしてオーストリア(ウィーン)への移動など、学びの多い行程が続きます。 できる限り研修の様子をお伝えしていきますので、次回もお楽しみに! グローバル教育部
アートの取り組み・中高別集会の日
アートには、一つの答えを求めるのでなく、自分なりに感じ、考え、表現する力を育てる働きがあります。同じ作品を見ても、心に残る場所や受け取り方は一人ひとり違います。その違いに気づくことは、自分や他者への理解にもつながります。 本校では近年、アートをより身近な学びにしようという活動が盛んになってきました。 生徒有志団体「Artry!」の活動を紹介してきましたが、美術の授業や芸術鑑賞にとどまらず、生徒自身が活動を企画し、アートを通して人や社会とつながる機会が広がっています。 芸術科(美術)の荒井から特別講座の報告です。 「大きな紙に描こう!」7/11(土)の午後、1~3年の14名で美術室の床に大きな紙を広げて、ダイナミックに絵の具を自由に垂らしたり飛ばしたりして共同制作で作品を作りました。 7/14(火)の0限では、完成した大きな作品の中から、自分の感性に響く部分をトリミング撮影し、オリジナルのタイトルをつける鑑賞会をしました。生徒からは、「大きな紙に描いたこと経験が今までなかったので楽しかったです」「鑑賞では一枚の作品のなかでもそれぞれ好きな部分が違って、色々な見方があるんだなと思いました」「絵の具を踏むとぬるぬるしました」等、色々な気づきがあったようでした。 今年から2期制になり、夏季休暇の前に、「中高別集会の日」が行われました。 ・表彰 <中等部表彰>【ECC部】Asia Pacific Debate Championships 第9回 Best Speaker of Japan第10回 Best Speaker of Japan 【書道部】第52回 ふれあい書道展奨励賞敢闘賞 <高等部表彰>【ECC部】第7回 高校生英語ディベートフラワーカップベストディベーター賞 Asia Pacific Debate Championships 第9回 Under 18 Best Speaker of World第9回 Best Speaker of North East Asia第9回 Best Speaker of Japan 【弓道部】弓道初段 【書道部】第52回 ふれあい書道展 特選奨励賞
追悼 東野圭吾さん

7月23日に亡くなられた作家の東野圭吾さんを偲んで、図書室にある著作を展示しています。 図書室にはすべての作品がある訳ではありませんが、文庫・単行本・アンソロジーや関連図書を集めたところ、貸出中のものも含めて100冊以上になりました。 生徒たちにも馴染み深い作家さんで、どの作品もよく読まれていて、クタクタになっている本もあります。 映像化された作品も多く、本を読んだことがない人でも映画やドラマを見たことがあるのではないでしょうか。 9月に映画が公開される『白鳥とコウモリ』はフライヤーも一緒に展示しています。 まだまだこれからも新しい作品が読めると思っていました。 ご冥福をお祈りいたします。 図書室 伊達木