PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

特別講座・フードロス、キユーピー訪問

起業体験や企業コラボなど、本校では校外との連携を20年以上続けてきました。その成果として、作り上げたプログラムが広く他校へもシェアされるようになってきました。卒業生への調査からも、教育効果が実証されています。(自己決定力がつき、ゼロからイチを生む起業マインドが育っている、ウエルビーイングが高いなど) 今年度からは、生徒の自主的な活動を活性化し、部活との両立などタイムマネジメントもしやすくするため、ゼロ時間目、2期制がスタートしました。 改革一年目から、すでに成果が出始めています。その一つをご紹介します。 担当の丸山より報告です。サステナビリティをテーマにした特別講座「heeee!」の一環として、実施しました。 8/17(月)、高校1・2年生9名が、特別講座での学びをより深める取り組みとして、講座にご協力いただいているキユーピー株式会社様の施設「仙川キユーポート」および「マヨテラス」を訪問しました。担当の丸山より報告します。 当日は講義やグループワーク、見学を通して、食文化やサステナブルに対する理解を深める大変貴重な時間となりました。その充実した1日の様子をご報告いたします。 【講義】「サラダとタマゴ」から学ぶ食の価値と開発の工夫 まずは仙川キユーポートにて、キユーピーグループの歴史や目指す姿について講義をしていただきました。キユーピーは日本で初めてマヨネーズを販売した会社で、キユーピーマヨネーズは本校同様昨年度100周年を迎えました。「食と健康への貢献」を目標として、「サラダとタマゴに本気で取り組む会社」であることを、具体的な事例を交えながら教えていただきました。 続いて、野菜の未利用部分を活用した「アップサイクルスープ」の開発についてお話を伺いました。試行錯誤を経て想いを形にしていくプロセスや加工の難しさを知り、生徒たちは商品開発の現実と面白さを深く理解した様子でした。 【座談会】サステナビリティを自分事として捉え直す 講義後は、テーマごとにグループに分かれて座談会と発表を行いました。 Aグループ:サステナ疲れ、どう乗り越える? 「サステナブルはスケールが大きすぎる」「サステナブルについて意識する機会が少ない」という本音を出発点に、AIを活用してキャベツの芯の活用法などを手軽に知ることができる仕組みを提案しました。 Bグループ:おいしい!で社会は変えられる? 「社会」という大きな括りを 「サステナブル」「経済」「健康」の3つに細分化した上で、食材に関する豆知識の提供や、商品QRコードからの情報発信など、消費者が自然と楽しめるアイデアを提示しました。 Cグループ:友だちに広めたくなる“へぇ〜!” 社員の方から、食品ロスを減らすための様々な取り組みについて教えていただいた中で、卵殻膜が化粧品に使われている驚きに着目しました。保護者へ安全性を伝えるPOP配置など、商品の魅力を正しく届ける工夫について発表しました。 Dグループ:自分がキユーピーのサステナ担当だったら?  工場見学など、体験を通じて知る方が楽しいという気づきから、食材を組み合わせて商品を考える企画や、自分たちで食材を調理するワークショップを提案しました。 発表後の投票ではAグループが見事優勝し、賞品が贈呈されました。サステナブルを自分事として捉える楽しさを知った生徒たちにとって、11月のメニュー考案に向けた大きな糧となりました。 【マヨテラス見学】発見にあふれる「ものづくり」の現場 午後からは体験型施設「マヨテラス」を見学しました。コーディネーターの方の案内のもと、館内に散りばめられた「隠しキユーピー」を探しながら楽しく見学が進みます。 長期間保存できるボトル構造の秘密や、海外の食文化に合わせた商品の多さに驚きの声が上がりました。製造工程の映像では、1分間に600個もの卵を割る「高速割卵機」のスピードに圧倒されつつ、分けられた卵白や殻、卵殻膜が肥料や化粧品などへ余すことなく活用される資源循環の仕組みを体感しました。 また、5種類のマヨネーズを食べ比べする体験も行われ、気に入ったマヨネーズを最後にショップで購入する生徒もいました。 今回の経験は、11月のイベントに向けて「自分たちが届ける食」への意識を高める素晴らしい機会となりました。温かく迎えてくださったキユーピー株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。 ここで得た気づきをもとに、11月のランチプレート提案に向けてさらにアイデアを深めてまいります。これからの活動にもご期待ください! *品川区と包括連携協定を締結した記事が、8月25日(火)読売新聞朝刊18面に掲載されました。

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中等部校長

夏休みが終わって(20260901)

ご無沙汰しております。 40日間弱の夏休みを終えて、学校は今日からまた賑やかになります。 まだまだ暑い日が続くと思いますので、健康管理に気をつけて、楽しい日々を過ごしていってほしいと思っています。 *** 夏休み中に、国道を隔てた京急線の線路ぎわに巨大なクレーンが設置されました。 線路の高架化と北品川駅の大改装は、これからどんなふうに進んでいくのでしょうか。 (本校も工事期間は同様のクレーンが設置されました。そのとき、作業員の方は毎日梯子を伝って一番上まで上り下りされると聞いて驚きました。)

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高等部校長

初日から手には参考書

2期制への移行にともない、今年から夏休み明けに期末試験が行われます。昨日の登校初日から、プリントや参考書を手にして登校してくる生徒を見かけました。夏休み中から自主的に試験勉強を始めていた生徒が多かったようで、頼もしく感じるとともに少し安心しました。 昨日の高等部集会は、いつもにも増して盛りだくさんの内容でした。新任教員の紹介から新留学生のスピーチ、そして数多くの部活動などの表彰がありました。表彰後には5年生の代表生徒が、これまで支えてくださった方々への感謝の言葉を述べてくれ、大変温かい雰囲気に包まれました。私からも、日頃から学校を支えていただいている方々についての話を少し添えさせていただきました。 8月の終わりに花の都公園というところへ行ってみました。季節の移り変わりを感じます。

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国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – ウィーンDay3 シェーンブルン宮殿・コンサート鑑賞

ヨーロッパ研修も総仕上げ、ウィーン3日目は、シェーンブルン宮殿をガイドさんとともに観光したのちに、モーツァルトコンサートでした。 まずは、シェーンブルン宮殿から。ガイドさんのとっても詳細な案内を聞きながら進んでいきます。 (いずれも教員撮影。日本ではなかなかお目にかかれない素敵な建物、美術作品、建築をみんなで鑑賞しました。   その後、自由行動を挟み、夜はオペラ座で行われたモーツァルトコンサートの鑑賞でした。 4年生にレポートを書いてもらいました。そちらをどうぞ。   +++ 私達はウィーン3日目の夜にモーツァルトコンサートに行きました。 (生徒撮影:夜のオペラ座の様子) 前日オペラ座の見学に行っていたのですが、人が入るとまた違った雰囲気でした。会場にいたスタッフや演奏者の衣装は最高級の布地を使ったオリジナルの高価な衣装だそうで、とても輝いていました。始まる前にスタッフからパンフレットを買い、期待に胸を膨らませて開始を待ちました。 (生徒撮影:座席から。演奏者や指揮者の細かな表情の変化も見られる席でした) 演目は有名なものからあまり聞いたことのないものまで様々でした。オペラ歌手の方が歌うものもありとても新鮮でした。始まった瞬間から1人1人の音が聞こえながらも全体が調和してまとまっていてプロの凄さに圧倒されました。1部は正統派なクラシックのような物が続きました。1部の最後はトルコ行進曲でした。指揮者が観客の方を向き有名な所で手拍子を促してきたので、楽しく手拍子をしたりしていたのですが、指揮者が間違ったタイミングを教えたりしてきて笑いが起こりました。とても盛り上がった状態で休憩に入り、興奮しながら感想を言い合いました。 2部は少しコミカルな演目でした。私の印象に残ったのは途中で鳥籠を持ったオペラ歌手が出てきて歌い出したことです。曲だけでなく、オペラ歌手の表情や様子がとても面白く、思わずクスッと笑ってしまいました。最後は(曲名日本語でわからないな)で終わりました。また、指揮者を見て手拍子をし盛り上がった状態で終わりました。指揮者は観客席の方に指揮棒を投げており、とても驚きました。 今回、モーツァルトコンサートを観られて本当に良かったです。いい席でいい環境でプロの演奏を聴けたことはよい経験になったし、今後の部活のモチベーションになりました。大人になったらまた観に行きたいなと思います。 (4年生Oさん) +++ 当日の振り返りでも、本場のオペラ座で見るコンサートに感動・圧倒された生徒が多かったです。有名な曲の演奏も多く、手拍子などもあり、日本のオーケストラ鑑賞とはまた一味違ったものを感じ取ってくれたら、何よりだなと思っています。   翌日は班別自主研修ののち、帰国です。     グローバル教育部

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白ばら日記

校外授業

夏休み中も部活に、自主活動に、夏期講習にと飛び回る品女生たちです。 前期に行った校外授業を主任からご紹介します。   *4学年主任の住谷より校外授業の報告です。 高等部になって最初の校外授業、本校の有志団体「Artry!」からの企画をいただき、感性を大いに養ってもらおうということで、箱根にあるポーラ美術館へ行きました。1人の生徒の「若者の美術館離れ」というテーマに基づく「もっと 多くの人に美術に触れていろいろなことを感じて欲しい」という探究から始まった「Artry!」の活動は、現在後輩たちに引き継がれ、文化祭や特別講座、オープンキャンパスなどでも実践されてきましたが、今回は学年行事ということでいかに生徒みんなをうまく巻き込める か、がポイントとなりました。各クラス2名ずつのファシリテーターを募り、事前にArtry! メンバーと打ち合わせを重ねました。また、ファシリテーターとArtry!メンバーとで4月末に下見に向かいました。この時は、発起人の卒業生や後続のOGたち、理事長、顧問など1台のバスに乗り込んで行きました。現地では、この活動を支援して下さっている公益財団法人ポーラ美術振興財団 理事長 鈴木郷史様にもお会いでき、美術館スタッフの方の説明を受けながら、施設をめぐり作品を一通り見学した上で、どこが集合場所として使えそうか、鑑賞後の感想共有ではどのような声掛けをしていったらいいかを相 談し、当日のイメージを作り、帰ってからまた準備を進めました。そして当日、あいにくの小雨模様で屋外展示が十分に見られませんでしたが、屋内ではそれぞれがじっくりと美術作品と向き合い、お気に入りの作品を見つけて感想を共有し合い、班で、クラスでお気に入りの作品を選出しました。これまで美術館に来たことがなかった、美術作品についてお互いに感想を言い合うという機会がなかったと いう生徒も多く、これからも美術館に足を運んでみたいという、感想が多数寄せられました。鈴木様をはじめポーラ美術館の皆様、Artry!のOG、現役メンバーの皆様、活動を応援して下さる皆様、そして頑張ってくれたファシリテーターの生徒11名には本当に感 謝の気持ちでいっぱいです。今後も生徒の感性を育てる活動にも注目しながら学年活動ができれ ばと思っております。※写真は事前のファシリテーターとArtry!との活動の様子、下見の様子、当日の感想共有の様子です。 美術科の塩崎からもArtry!の報告書が届きました。添付します。 4年校外授業 ポーラ美術館鑑賞会 2026.pdf (23.36MB) *5学年主任の直井より報告です。 5年の校外授業は、(午前)上野恩賜公園内を各班の行動計画にしたがって巡る(午後)東京ドームホテルでテーブルマナーという内容で実施されました。 行動計画では、・国立西洋美術館・東京都美術館・国立科学博物館・恩賜上野動物園の施設を選んで見学することになっていましたが、その他にも不忍池でボートにのったり、公園内を散策したりと、天気のよい午前中を満喫していました。 午後は、和食のテーブルマナーについて教えていただきました。どのメニューもとてもおいしかったようで、マナーのことを忘れて食事を楽しんでいる様子があちらこちらで見られました。 品川女子学院での最後の校外授業は、委員のみなさんが今までの経験を存分にいかして運営をしてくれました。成長している様子はとても頼もしく、安心して全てを任せられました。運営してくれた委員のみなさん、ありがとうございました。 最後の校外授業が、学年のみなさんのよい思い出になっていることを願っています。 *2学年主任の荒井より報告です。 2学年の校外授業は「日本の伝統工芸と科学技術に触れる」 をテーマに行いました。 「伝統工芸」 は茨城県笠間市において笠間焼の手ひねり体験をしました。焼物は初めてという方が非常に多く、 慣れないながらも楽しく形を作っていました。夏過ぎには作品が到着する予定で、 来るのをワクワクしながら待っているところです。 「科学技術に触れる」 では茨城県つくば市のつくばエキスポセンターを訪問しました。展示室ではいろいろなものに触れ、体験をしながら学びました。プラネタリウムでは「ゴッホが描いた星空」 というプログラムを鑑賞し、 詳しい解説を聞いて天体への興味が湧く内容でした。

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国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – ウィーンDay2 市内観光

ヨーロッパ研修はウィーン2日目。 この日は1日ガイドさんとともに、市内観光をしました。1人で旅行するだけでは得られない貴重な情報をたくさんgetした1日となりました。 本日も生徒のレポートをご紹介します。 +++ 本日は、いよいよウィーンでの初の市内観光の日でした。 ヨーロッパの美しい街並みに、素晴らしい晴天が重なったウィーンの景色は、言葉では言い表せないほど美しく、まるで「お姫様が住む街」のようでした。 (生徒撮影:王宮をのぞむ景色です。観光の時は1日中とてもきれいな青空が広がっていました。) 今回、街を案内してくださったのは、現地ガイドのさちこさんです。私たちより何倍も元気で、お喋りが大好きで陽気なさちこさnは、建物の現在の使われ方や建てられた時代、その背景にある歴史、建築様式など、次から次へと興味深いお話を教えてくださいました。おすすめのスポットでたくさん思い出の写真を一緒に撮ってくださり、とても楽しかったです。 (教員撮影:ガイドのさちこさんはとても丁寧に説明をしてくださいました。) 国立歌劇場をはじめ、目の前に現れる建築物はどれもシャンデリアがきらめき、その美しさに圧倒されるばかり。特にシュテファン大聖堂の精巧な造りを一目見た時の衝撃は忘れられません。さらに、あのマリア・テレジアに関わる最古の建物が1300年代から残っていると聞き、ウィーンの歴史の深さに改めて驚かされました。 (生徒撮影:国立歌劇場。明日はここでモーツァルトコンサートを鑑賞します) (生徒撮影:シュテファン大聖堂。緻密に作られた建築に感動しました) 自由時間には、『LADERACH』というチョコレート屋さんでお土産を選んだり、国立歌劇場のショップで可愛いオルゴールやキーホルダーを買ったりと、ショッピングもしっかりと楽しむことができました。また、ウィーン名物であるトンカツ「シュニッツェル」や、伝統的な清涼飲料水「アルムドゥードゥラ」を味わうこともでき、五感のすべてでオーストリアの文化を満喫しました。 (生徒撮影:この日のディナー、シュニッツェル。みんなおいしく食べました。) とてもフレンドリーなさちこさんのおかげで、笑顔と学びに溢れたとても充実した1日になりました。明日からの研修も本当に楽しみです。ウィーン最高! (4年生Nさん) +++ 平和をテーマにおいたクラクフとは一転し、音楽の都ウィーンへ。建物1つとっても、クラクフとは大きく異なります。最終日の自主研修へ向けて、いろいろなことを自分の目で、耳で、5感を使って感じ取ってほしいなと思っています。   グローバル教育部

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国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay4/ウィーンDay1 シンドラーの工場

ヨーロッパ研修も折り返し地点。 今日は、午前中はゲットー跡地および、シンドラーの工場記念館を見学。その後はウィーンへ移動し、無事にホテルについております。   今日は、4年生3名に、クラクフ最終日での経験を中心にレポートを書いてもらいました。少しでも雰囲気を感じていただけるよう、たくさん写真もつけてくれました。それでは、どうぞ。   +++ 4日目はガイドさんと共に元々ゲットーがあった際の英雄広場、ユダヤ人の居住地区とそれ以外を分け隔てたゲットーの壁の見学をしました。 (教員撮影:ゲットーの英雄広場でガイドさんの案内を聞きます) ゲットーとはナチス・ドイツが強制的に定めたユダヤ人居住地区のことで、元はポーランド人が3000人しか住んでいなかったような狭い土地に、1万7000人のユダヤ人が生活させられていたそうです。 広場にたくさん置いてある椅子は基本的にはゲットーの方向を向いており、一部はゲットーに生活していたユダヤ人の選別が始まった際に、お年寄りや子供など労働力にならないと判断された人が送られた絶滅収容所や、ゲットー内でユダヤ人の処刑に使われた場所を見ているイスがあるということ、ゲットーの壁はユダヤ人の墓石の形になっているということが特に印象に残りました。 (生徒撮影:英雄広場に置かれた椅子のオブジェ) (生徒撮影:1つだけユダヤ人の処刑に使われた場所を見ているイス。現在は正面にビルが建っていますが、オブジェが作られた当時はその奥にあった処刑場をのぞむ場所でした) (生徒撮影:ゲットーの壁。ガイドさんの話によると、ユダヤ人に対して「ここが最後の場所だ」と思わせるために、あえて墓石の形を模したとのことでした) ウィーンに移動する前の最後の見学時間で、実際にゲットーとして使われていた場所も長く時間をとって見ることができ、とても充実した時間になりました。   その後、事前研修で観た「シンドラーのリスト」に登場するシンドラーの工場を訪れました。 (教員撮影:ポーランドがどのように攻められたか、解説を受けています) シンドラーの工場で展示されていたものは私たちが想像していたものと少し異なり、戦争の歴史やユダヤ人だけでなく、ポーランド国内で起こっていたことも知ることができました。 また、当時の写真や使われていた道具なども見ることができました。 (生徒撮影:開戦時のポーランド軍の様子) (生徒撮影:実際に使われていたポーランド軍の戦車。人2名がここに入るほどで、かなり小さいサイズでした) 展示を見て、2日目に訪れたアウシュヴィッツ強制収容所の話とつながることも多く、気が重くなる場面も多くありました。 それに加えて、ユダヤ人を救った非ユダヤ人にである「諸国民の中の正義の人」にも選ばれているシンドラー本人についての展示を見て、どのようにより多くのユダヤ人を救おうと尽力したのかや、ほかの収容所との待遇の違いなどを知ることができました。 (生徒撮影:シンドラーの仕事部屋。後ろの地図は実際に当時も使われていたものです) 中でも特に印象に残っているのは、特定の人たちを悪く見せるプロパガンダが多く利用されていたことです。 第二次世界大戦開戦時はポーランド人やユダヤ人の印象を悪くし、ドイツ人こそが最も優れている民族であるという思想を植え付けるために、アルコール類を買って喜ぶポーランド人の子供の映像を流し、侵略の正当化をドイツ国民にアピールしたり、戦況が悪くなると、ポーランド人を味方にするためにソ連への敵意を煽る様なポスターを貼ったり、都合よく態度を変えるところに違和感を覚えました。 (生徒撮影:当時のプロパガンダポスター) (生徒撮影:プロパガンダ映像に出てくるユダヤ人の子供の写真。お酒を笑顔で購入していますが、ドイツの人々にお酒におぼれてどうしようもない人だ、という印象を植え付けるために作られたそうです。) 過去の歴史を多角的に学ぶことで、偏った情報に流されず真実を見極めることの大切さを強く実感しました。過ちを繰り返さないためにも、今回現地で肌で感じた違和感や恐怖を忘れずに記憶へ刻んでいきたいです。   工場見学のあとは、お昼頃にクラクフ空港に移動し、ウィーンへと向かいました。 ウィーンの空港のお手洗いではポップなアレンジがかかったモーツァルトの音楽がかかっており、音楽の都だということを実感できました。 空港からはバスで市内に向かい、スーパーマーケットで水やお土産の購入をしました。おにぎりが売っていたのですが、1つ4ユーロ(約740円)であることに驚きました。日本では目にしないような物もあり、色々と試してみようと思いました。 その後、市内で夕食を取りました。 どの料理も美味しく食べることができましたが、特に最後のデザートではウィーンの名物であるザッハトルテというチョコレートケーキを食べることができ、うれしかったです。 (4年生Aさん、Nさん、Mさん) +++ シンドラーの工場見学は、「シンドラーのリスト」を事前研修で見た後の見学だったため、多くの生徒が展示から深い考察を得ることができていたようです。 展示内容も、直感に働きかけるものが多く、当時の生々しい写真や、ゲットーの暗さ(精神的にも、物理的にも)を感じられる展示に、心を打たれていた生徒も多かったです。 アウシュヴィッツ・自主研修・シンドラーの工場見学と、多くの学びをえたクラクフでの研修。生徒たちの事後研修がますます楽しみになりました。   その後、ウィーンへ移動したあとは、素敵な景観に思わず歓声があがりました。 (教員撮影:レストランまでの移動のひとコマ) クラクフで学んだこととはまた違ったテーマで、ここウィーンでも研修がスタートします。高校生のうちに、みんなで、そしてガイドさんの案内をいただくツアーだからこそ、学べるものを大切に、残りの研修期間を過ごしてほしいと思っています。   グローバル教育部

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国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay3 テーマ別自主研修

ヨーロッパ研修も現地3日目。ここで折り返しです。 今日の1日は班別自主研修。まるまる1日を使って、事前研修を経て興味を持ったテーマを探究するべく、班ごとに行動しました。   今日は、「平和」をテーマに行動計画を考えた4年生3名の班のレポートです。この班には担当教員も一部同行しましたので、生徒の写真+教員の写真を併せてお届けします。   +++ 私たちは自主研修で事前研修で見た映画「シンドラーのリスト」に登場したプワシュフ強制収容所、また、鷲の下薬局、ガリシアユダヤ人博物館を訪れました。 まずは、プワシュフ強制収容所跡地です。 (教員撮影:小高い丘を登っていきます) 昨日見学したアウシュヴィッツ強制収容所とは違い、プワシュフ強制収容所のほとんどは建物自体残っておらず文面での説明しかありませんでした。ですが「シンドラーのリスト」で登場した場所だったため、あの場面はこの場所だということを照らし合わせることができて興味深かったです。 (教員撮影:説明文を読みながら、収容所跡地を歩いていきます) (生徒撮影:跡地内の小高い丘から「roll-call ground(点呼場)」を見下ろす。点呼場は映画でもたくさん出てきました。) (生徒撮影:引き裂かれた心臓の慰霊碑(Torn Hearts Monument)慰霊碑として著名な建築家が建造しました)   たくさんの施設を見学した中で1番胸に響いた場所は「The mass grave」です。 (2枚とも生徒撮影:このうしろがMass Graveです) 強制収容所で銃殺される場合、銃殺された場所でそのまま埋められることがあり、容量的に埋められなくなるまでその場所で銃殺が行われ埋められなくなったらまた新しい場所で銃殺が行われます。 この場所はプワシュフ強制収容所が稼働してから2番目の銃殺され埋められる場所となっていました。しかしこの場所がもう人を埋めることができなくなった時、この人が埋められた地面の上に他の収容所に移動させられる人々が住むバラックが建てられました。 私はこの事実を知った時強い恐怖を感じると同時にに辛い気持ちになりました。今日見学した時にはとても静かで風景だけを見たらただの草原のような場所なのに、当時はたくさんの人が苦しみ、銃殺という方法で多くの人々の命を奪いその場で埋められた所に人が住むバラックが建てられたという歴史がある場所なのを知ると静かな草原のような風景とのギャップに複雑な気持ちになりました。時間が経つにつれて当時の建物や痕跡が少なくなっていく中でプワシュフ強制収容所を訪れて実際の歴史を知るということで事実を知ることが大切だと思いました。 ほかにも、プワシュフで殺された人々の灰が埋められていた場所の跡地を訪れた際、説明板にある男の子とその母親が銃殺される直前、“Mummy, is death a great pain?” “No, it's just a moment”というやりとりがあったことが記されていました。 これだけでも、母子が共に殺されてしまうことの惨さが伝わってきて悲しい気持ちになりましたが、ガリシアユダヤ人博物館でガス室の展示を見た際、ガス室に入れられた母子のやり取りで、“Mummy, when they kill us, will it hurt?” “No, my dearest, it will not hurt. It will only take a minute”があったことが記されていました。上記は銃殺、下記はガス室で殺されているのでパターンは違いますが、博物館でこれを見つけた時はプワシュフで見た言葉を思い出し、言っていることがほぼ一緒なことに気づき、余計切なさが増しました。 (生徒撮影:展示の説明文) もう一つ、鷲の下薬局を訪れた際、ゲットーで元々暮らしていたある音楽家の話を読みました。そこには、彼がアーモンゲートの前で演奏させられていたこと、そしてオスカーシンドラーに救われた人のうちの一人だったということが記されていました。明日シンドラーの工場を訪れますが、今まで行った中でシンドラーはあまり登場していなかったので、今日薬局に行ってシンドラーの名前を見て、救われた彼の顔を見ることができたり、事前研修で学んだことが書いてあって、嬉しい気持ちになりました。 (生徒撮影:「シンドラーのリスト」で救われた音楽家) 他にも、感動した点は山ほどあってとても書ききれません。3つの場所を訪れて、莫大な量の資料を見てきたので、完全に解読できてない資料もあり、(全てが英語なので)後から全てをもう一度照らし合わせながら読んで理解することができたら、どれだけたくさんの気づきや発見、考えることがあるのかと思ったら、楽しみで仕方なくなりました。これからも研修がんばります! (4年生Aさん、Nさん、Uさん) +++ このほかの班でも、クラクフ民俗学博物館やMuseum of Polish Army AK、バベル城など、自分たちがもっと知りたい!と考えていた場所で、充実した時間を過ごせたようです。 今年度から初めてプログラムに取り入れたクラクフでの1日班別自主研修でしたが、充実した様子でホテルに帰着した生徒のみなさんの様子を見ると、とりいれてよかったなと心から思いました。 明日は、「シンドラーの工場博物館」を訪れ、クラクフの総仕上げとなります。いろんな知識を経て展示を見ることで、また違った視点を得てくれたらうれしいなと思っています。   グローバル教育部  

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白ばら日記

品川区と包括連携協定を締結・記事の紹介など

品川区と私学中高としては初めて、包括連携協定を締結しました。品川区のHPでも紹介されています。本校は品川の地に創立して101年、長きにわたって地域の皆様のお世話になってきました。創立の契機になったのも、関東大震災後に女性たちが地域に設立した避難所の活動でした。区の20歳を祝う会にも部活が協力させていただいています。これからは、この関係をさらに深め、地域に貢献していけたらと思っています。 新世紀を迎え一つの学校、地域を超えて、人と人がつながるプラットフォームのような学校にしていきたいと様々な活動をしていますが、その一つ、こちらでご紹介したSJ OPEN DAYの記事がForbesJapanオンラインに掲載されました。 生徒の自主プロジェクトでも、校外とつながっています。 担当の平川より以下、報告です。 先日、本校の有志団体「CLAIR.」の生徒たちが、渋谷教育学園渋谷中学高等学校を訪問しました。 本校には「有志団体」というくくりで活動する生徒たちがいます。部活動でも委員会でもなく、身近な社会の課題に関心を持った生徒たちが、学年を越えて集まり、自分たちで活動しています。CLAIR.もその一つです。 サポートしている教員の平川より報告です。 >今回の交流のきっかけは、渋谷教育学園渋谷の生徒さんから、CLAIR.の活動について教えてほしいと声をかけていただいたことでした。最初はオンラインでお互いの活動について話をするところから始まり、そのご縁で、渋谷教育学園渋谷で行われたイベントにもご招待いただきました。当日は、女性のからだや生理について、クイズやロールプレイなどを通して学ぶプログラムが行われました。 詳しい当日の様子は、JKクリニックのイベントレポートでも紹介されています。 学校の中で活動を続けていると、それがいつの間にか自分たちの「当たり前」になります。違う学校の同世代と出会い、同じテーマについて話してみることで、自分たちとは違う視点や考え方に気づくことがあります。私立学校というと、それぞれが独立して教育を行っているイメージがあるかもしれませんが、実はこうした学校を越えた生徒同士の交流もあります。自分たちの活動がきっかけとなり、オンラインでつながり、実際に学校を訪問するところまで交流が広がりました。身近な課題に関心を持ち、まず動いてみる。その先で、同じように活動している誰かと出会う。生徒たちの活動は、学校の中だけで完結するものではないのだと改めて感じました。 お声がけくださった渋谷教育学園渋谷の皆さん、JKクリニックの皆さま、ありがとうございました。

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