20歳の卒業生・始業式・受験アドバイス記事
今日から3学期です。 昨日は、品川区の20歳の集いに行き、新区長さんともお目にかかってきました。子育て世代の女性で生徒世代のロールモデルになるような素敵な方でした。 例年のように会の幕が開くと同時に本校吹奏楽部の演奏が始まります。 玄関を飾るのは本校フラワーアレンジ部のお花です。 午後は、20歳になった卒業生が晴れ着姿で続々と集まってきます。母校での成人を祝う会です。 私からもお祝いのメッセージ。 卒業生を見ていると、その後ろにここまで育てたご家族の思いが見えてきます。 着物の柄には込められた思いがあります。私は蝶柄でした。蝶は卵、幼虫、さなぎから美しい成虫になり、また、高く飛び立っていくことから社会での活躍の象徴とされてきたそうです。 進学、結婚、就職、出産・・・様々なライフイベントを迎えるその折々に蝶の力をという親の気持ちが込められていたのでしょう。 当時はそんなことには全く気づかず、「車の免許代のほうがよかった」などと言ってしまった自分の反省を込めて「この日にお礼の一言を」と伝えました。 着物の授業を経験している子達だからか、母、祖母など家族の大切な着物を引き継いで着ている子も目立ちます。 今は職人さんが減ってきて技術の継承が難しくなり、手に入らないようなものもあるので、さらに自分の子どもの世代へとつないでいってほしいものです。 *STORYに連載をしている卒業生の広末さんの紹介で2月号に受験について取材された記事が掲載されました。(クリックすると拡大します) *中学受験のアドバイスは『伸びる子の育て方』にも書いています。 また、このブログで毎年受験直前にチェック項目をお伝えしているので、昨年のものを見ていただくと少し早めにご準備いただけるかもしれません。 始業式の様子です。 校長からの話と表彰、イタリアからの留学生、カルロッタ・デルドットさん帰国前のスピーチも流ちょうな日本語でありました。 表彰は以下のとおりです。 <中等部>【ブレイクダンス】THE JAM in SHIMONOSEKI "Breakin' 1on1 Battle"BGIRL 部門 準優勝Breakdance Dream Cup 2022<ブレイクダンスキッズ日本一決定戦>中学 BGIRL 部門 優勝 【書道】日書展 全日本書道連盟賞 【演劇部】第 64 回東京私立中学高等学校演劇発表会 優秀賞 【バレーボール部】第 22 回第 7 支部中学女子バレーボール大会 準優勝 <高等部>【ECC部】第17回全国高校生英語ディベート大会 出場 【演劇部】第64回東京私立中学高等学校演劇発表会 優秀賞【CBL】学年代表グループ表彰5B7班「親子団らんの時間の減少」5D7班「相手と無理なく家事をしたい!」4B7班「『生徒証』のデジタル化」4D8班「脱・痩身志向の社会を目指して〜今の自分を好きになるために〜」
オープンキャンパス、ダンス部、弓道部、お知らせ
土曜は感染対策に気をつけつつ、参加人数を絞ってオープンキャンパスを実施しました。 成長期の6年間を通う学校選びは、周りの評判や数字の指標の「いい・わるい」より、家庭の教育方針や本人と「合う・合わない」が大切です。 部活や28プロジェクトで実施している様々なプログラムの発表などの様子を見ていただくことで、生徒の日頃の学校生活をリアルに感じていただけたことと思います。 部活の紹介。 ダンス部は部員の多い部活の一つです。今年は、中3が、 小中学生ダンスコンクールの全国大会で金賞を受賞しました。https://www.asahi.com/ articles/ASQB26FV8QB2UTTO002. html 顧問の前田から、以下感謝を込めて。 「今回の作品は、 夏休みのダンススタジアムでも全国3位を受賞したものです。 ダンス部では、作品のテーマ、曲、 振りを生徒たちが考えて決めていきます。今回の作品「タランチュラ」も、昨年の秋から何度も相談を重ね、 生徒たちの手で作り上げてきました。 大会へ向けた練習も、生徒中心で行っていますが、 本校OGである2人のコーチも、熱心に指導をしてくれました。 今年の中3は1人1人の意識が高く、 全員が集中して練習することで、 レベルの高い作品を作り上げることができたと思います。 保護者の皆様をはじめ、 見守ってくださった全ての皆様にお礼を申し上げます。 今後ともご支援をよろしくお願いいたします。」 ダンス部中3全国大会記事 こちらに、密着動画も掲載されています。 8月から二棟目の校舎が使えるようになり、弓道部は念願の弓道場ができました。顧問の大井からその道場開きの様子を報告します。 1989年に創立した弓道部にとって、 弓道場の設置は永年の念願であり、それが実現した瞬間です。弓道場設置に関係してくださった、全ての皆様に感謝いたします。現在部員は82名ですが、当日は土曜日と言うことで行事も多く、 文化祭実行委員やその他の集まりもあって約半数の出席となりまし た。日頃お世話になっている、 全日本弓道連盟教士六段の先生をお招きして、『矢渡しの儀』 を執り行いました。 その後は全部員を代表して、 部長を始め5年生5名による奉納射会を行いました。心地よい的中音を響かせながら、 見事的の中心付近に当ててくれました。射場の中の様子は、 安全上設けられた矢除けネットの外からでは見えにくいので、 その他の部員は教室でzoomで生中継された画面をスクリーンに 映しての観戦です。射会後は参加者全員射場に集まって記念写真。最後に的を据え付ける安土に向かって、 弓道場をつくっていただいた事への感謝と、今後の技能向上、 安全無事を念じつつ、一礼をおこない、散会となりました。この日から、弓道部が新たな一歩を踏み出しました。 (弓道場の設立は、部員達の永年の夢だけに、 コロナ禍が落ち着いてきたら、 弓道部OGにも集まってもらってお披露目を行う予定です。また、 卒業生にも開放、練習ができるように模索中です。) *社会で活躍する女性の育成が本校の創立以来のミッションです。個人的にも女性支援のプロジェクトを応援しています。そのうちのいくつかをご紹介します。 ・経済的困難を抱える女性への化粧品支援プロジェクト ・政治家を目指す女性たちのための「村上財団 パブリックリーダー塾」スタート ・骨盤臓器脱で悩む女性が受診しやすい社会へ|大阪大学医学系研究科
夏休みもあとわずか・被服部・田植え
夏休みもあとわずか。酷暑から抜け出した感じで、秋の訪れを感じる風も吹きますが、まだまだ注意が必要ですね。ご案内した被服部の展示は素晴らしかったです。トークショーのあとの質問も真っ先に生徒から手が挙がり、頼もしかったです。 顧問の丸山からご紹介します。 被服部では昨年度より、 ブランディア様とコラボレーションをさせていただき、廃棄衣料を活用したアップサイクルプロジェクトに取り組んでいま す。昨年度は廃棄衣料を使ったぬいぐるみを製作し、 様々な会場で展示をさせていただきました。 今回被服部が取り組んだのは、廃棄衣料を使った浴衣づくり。ブランディア様からワイシャツやネクタイ、子ども服など、様々な廃棄衣料を提供していただき、生徒たちがデザインしたオリジナルの浴衣を製作しました。 緑に囲まれた素敵なログハウス内で展示をさせていただき、多くの方に作品のご説明をすることが出来ました。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。 一学期のイベントをシリーズでご紹介しますね。 学年主任の小野瀬より、以下報告です。 6月2 日(木) 校外学習:田植え体験&農機具体験: つくばみらい市今年は田植え体験と農機具体験をしました。教員は熱中症を心配していましたが、生徒たちは元気一杯、毎年とどろき渡る悲鳴も健在、裸足で田んぼへ入っていきました。田植えは事前学習の成果でしょうか、非常にスムーズで、あっという間にノルマ達成、きれいにしたつもりのどろんこ足で、着替えに 戻ってきました。農機具体験も大変勉強になったと思います。生徒の感想には・・・・・・農機具の仕組みが教科書で学ぶよりよく分かった。・昔の人の知恵みたいなものがたくさん詰まっていて、構造も工夫されているなと思った。・脱穀も籾摺りも何人かでやったのに、とても大変な作業だった。 自分達がいつも食べているお米に昔はこんなに手間がかかっていたと知り、もっとありがたみを持って食べようと思った。・脱穀するときの機具なども農家さんの手作りと聞いてすごく驚きました。私達が美味しくお米を食べれるように様々な行程を農家さんが全て行っていることを知って、驚いたし、これも感謝しなきゃだなと思いました。・農業というのは本当に大変で、年月を重ねる度に工夫が増 えていっていてすごいと思いました。普段食べているお米が食べられるようになるまでの工程を知ってはいたけど、実際に体験してみると、その大変さが伝わってきました。 *芸術鑑賞で指揮をしてくださった飯森さんがテレビ出演されるそうです。
新校舎へ引っ越し!被服部イベント・対談などお知らせ
新しく取得した土地に建てたC棟に続き、新幹線側のB棟が完成し、先週引っ越しました。夏期講習や部活も始まり生徒達は新しい校舎で楽しそうです。 各学年の教室が一つのフロアにあり、廊下を多目的に使えるよう広々ととってあります。教室から出て、学年全員が集まることもできます。 B棟とC棟は地下とブリッジの2カ所でつながっています。 新しい体育館で部活も始まりました。 *ブランディアと被服部のコラボ「アップサイクル浴衣の展示」のお知らせ 『ブランディア×品川女子学院』のコラボ企画としての廃棄0プロ ジェクトです。被服部がブランディアの廃棄衣料のアップサイクル で浴衣を製作、展示します。私のトークショーもあります。会期:8月24日(水・午後)~28日(日)(予定)入場料:無料会場:BESS MAGMA (代官山蔦屋向かいのログハウス展示場)営業時間:24日~26日 13:00~18:0027日・28日 10:00~18:00 イベント:谷秋子氏(アールシーコア 常務取締役)と漆紫穂子の「働く女性」をテーマとしたトークショー8月26日(金)18:00受付、18:30~開演 お申込みはこちらから。※会場の席が限られます(25席ほど)ので、 お申込み先着順となります。 *私が所属している文化カンファレンス「エンジン01 in 岐阜」が10月に開催されます。 本校創立者の父漆昌厳の出身地で行われることもあり、私も教育関係など4つのパネルに参加します。 【「エンジン01in岐阜」講座プログラム】 ■インターネット予約
2022体育祭・文房具寄付・記事
朝の玄関前。今週中、インターアクト部員が文房具を困窮している国々へ送るために文房具回収キャンペーンを行っています。 一年生はHRで話してくれたようで、今日は、中等部生が鉛筆やノートを持ってきてくれていました。箱がすぐにいっぱいになってもう一つ用意しました。 ご協力よろしくお願いします。 以前、月刊「致知」でインタビューされた記事が、単行本に掲載されました。 1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書 *ドマーニに掲載された記事が好評だったそうで、東洋経済ONLINEでも紹介されています。 品川女子学院の理事長が説く「子どもの伸ばし方」 プロに聞いた「お父さん」の受験への関わり方 今年もできる限りの感染対策をして体育祭を行うことができました。 コロナ禍の当初から、本校は安全管理を最優先するのを大前提として、生徒の学びを止めない工夫をし、オンラインの授業にもいち早く取り組む一方、行事も極力行う方針でやってきました。 パン食い競争をマジックハンドで行う様子を見ていると、なんとか行事を実現しようと頑張る生徒に涙が出てきます。 行事や部活を通して、この年齢だからこそ身につく非認知能力(数字ではかれない力)というものがあります。まだ整理中ですが、本校での調査でも、行事に熱心な子ほど自律的な学習動機やEQ(心の知能指数)が高いというデータが出ています。 東京医科大の藤原武男 教授の論文「COVID-19による保育所閉鎖が日本の未就学児における 非認知スキル(社会情動的スキル)に与える影響」によれば、 「COVID-19拡大前と比べて、保育園児の非認知スキルは、下がる傾向にあったが、園行事を中止しなかった保育園児の社会情動的スキルは、COVID-19拡大前より伸びている傾向にあることが明らかになった。園行事を行うことが、子どもの育ちに重要であることが示唆され、コロナ禍でも感染対策に十分注意しながら実施することが望ましいことがわかった。」(東京医大HPから抜粋) とあり、各年齢における、体験が子どもの成長にとって大切なことが示唆されます。 体育祭実行委員 開会式 徒競走 玉入れ パン食い障害物競走 大繩 ビーチフラッグ クラブ対抗リレー 私も放送部と一緒にコメント。 3年演舞 着付けコンテスト 借り物競争 綱引き 宅配便リレー メディシングボール ハッとしてピョン 学年対抗リレー 閉会式 1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生
大学出張授業(立教大学・昭和大学)
満開の見頃はあっという間に過ぎ、カフェテリア横の桜も今は緑の葉が出てきています。 新しいメンバーも加わり、教職員はせっせと新学期の準備中です。 生徒の新入生歓迎会のリハーサルの音が聞こえてきます。 各クラブ、春の定期演奏会、発表会が一段落しました。コロナ禍でお客様にご披露できないことが残念です。 4月が誕生月なので、皆様からお花をいただき、春の香りに包まれています。(吹奏楽部の保護者の皆様からいただいたお花。ありがとうございました。) 還暦の年もあっという間に過ぎてしまいました。 ****** 大学出張授業の続きです。大学で学ぶ学問は高校時代にイメージしているものと違うところも多いので、こうして直接お話が聞けるのは貴重な機会だと実感するような内容ですね。 *担当の金田より以下報告です。 立教大学法学部国際ビジネス法学科より、早川吉尚先生にお越しいただきました。テーマは法学入門(法学における頭の使い方を身近なルールを題材に体験する)です 今回の講義は、上述のテーマに即した先生の発問に対して、生徒が応答するという形で進められました。発問はいずれも、「難しくはないけれど、自分で考えなければ答えられない」という性格のものでしたので、20名弱の受講者全員が、「次はどんな問いを投げかけられるのだろう」と考えながら真剣に聴いていました。発問の一部をご紹介します。 ①あるときあなたは、家の近くのコンビニに買い物に行くのに、アパートの脇に置いてあった誰かの自転車を無断で拝借しました。無断とはいえ、コンビニの行き帰りのわずかな時間で、しかも使用後は元あった場所にきちんと返しました。これは、窃盗罪にあたりますか。 ②あるときあなたは、住宅街を歩いていて、携帯の画面に出てきた「使用可能なWi-Fi」を拝借しました。これは、窃盗罪にあたりますか。 ③あるときあなたは、他人の家の玄関前に電源コードを見つけ、無断で携帯の充電をしました。これは窃盗罪にあたりますか。 保護者のみなさまは、どのように答えられますか。今回のクラスでは、①は当てられた生徒全員が「窃盗罪にあたる」と答え、②と③については、「窃盗罪にあたる」という生徒と「あたらない」という生徒に割れました。 一通り聞き終わったあと先生は、「どれが『窃盗罪』にあたるかは、それが窃盗罪を規定する、刑法235条の条文中に明記された行為か否かで決まる」とおっしゃいました。そして、この法律の文面というのは、「法的思考力(リーガルマインド)」に基づいて考え抜かれた結果である、と。その上で、法的思考力とはどのようなものであるかも、さまざまな事例を用いて説明してくださいました。 「法学部」というと、「法律に関する知識」を学ぶと考えがちです。しかし今回、「Aという法律が規定されるに至った背景に、どのような考え方があるのか」を分析し、その妥当性について考えることも法学の重要な要素であることを教えていただきました。一つの気づきですが、お嬢さま方にとっては世の中の見方を変えることができる、大事な気づきになったように思います。 *担当の中山より以下報告です。 昭和大学 薬学部 社会健康薬学講座 医薬品評価薬学部門 亀井大輔先生「新しい薬学教育の動向」-対人援助職としての薬剤師養成プログラム- 冒頭,先生から「これまでの『薬学部』のイメージがかわります」という声かけからはじまりました。 薬学部には6年制と4年制があり,その説明をうけたあと「薬剤師のイメージは?薬剤師は何をする人?」という問いかけがありました。 これまでは,調剤業務・情報提供・薬歴記載…というどちらかというと薬中心でした。数年前から現在では,薬効評価・副作用モニタリング…という患者中心にものごとを考える,つまり,対物(薬中心)業務から対人(患者中心)業務へと変わってきているというお話でした。きちんと薬を処方されることで,本当に大事なことは,薬を飲んでよくなることであり,目的は薬を飲んだあとの病気や体調の改善です。医師や看護師などとともに、薬剤師も患者を助ける一躍を担うことになります。 つづいて薬学教育カリキュラムについてのお話がありました。 「薬学部をどのようにして選びますか?」 自分の薬剤師像に合致した大学や薬学部を選ぶことが大事というお話でした。昭和大学では,チーム医療を担う病院薬剤師養成に特化しています。亀井先生の授業を通して,生徒たちは薬剤師の幅の広さを知ったのではないでしょうか。自分の考えに合った大学を選ぶことが,学習意欲や目標につながる第一歩になると思います。
4年生総合学習(講演会)・お知らせ・美術部・フラワーアレンジ部
先日、4年の総合学習で、元ジャパン・タイムズ執行役員の大門小百合さんの講演と私からのインタビューを行いました。大門さんは女性で日本の新聞社初の役員になった方で、今はフリーのジャーナリストとして活躍しています。先日もNHKのクローズアップ現代でコメントをなさっていました。 今は、国際的に活躍し、英語で仕事をなさっている大門さんですが、英語の勉強は中学1年生から。高校での留学を機に英語の面白さを知り上智大学に進学、本校の修学旅行先でもあるオークランド大学に留学、その後、ハーバード大学でも研究をされました。 キャリアの話には、パートナーと協力しながら仕事と家庭を両立していくことになる生徒の将来にとって参考になることが多くありました。ハーバードに行くときは、ご主人がフリーになって同伴し、配偶者パスで一緒に勉強をなさったこと、育休中にはご主人がイスラム圏で研究をすることになり、そこにお子さんと一緒について行き、勉強を続けたことなど。 震災など大きな社会的な出来事があるとき、子育てとの両立は本当に大変で、そんな中で、ママ友など周りの人に助けられたそうです。できないことは抱え込まずに人に頼むこと、できないかもと思っても思い切ってやってみること。「やらない後悔よりやった後悔」という言葉はいつも私が生徒に言っていることだったので大いに共感しました。 女性だからこその苦労もありますが、女性だからこそできることもあります。国会担当の時、まわりがほとんどが男性で、当時たばこの煙がすごかったそうです。妊娠していた後輩がその中で仕事をしていることを見かねて、提案し、喫煙を制限することができたそうです。 今日、話を聞いた生徒たちも、いつか社会によりよい変化を起こす人になってくれたらうれしいです。 ジャパン・タイムズは、日本最古の英字新聞で、学ぶことが多くあります。(本校も取材され英字記事になりました。)しばしば大学入試問題で引用されるので、英語の勉強にもなりますよ。 大門さんが書かれている記事を入学式で紹介し、ブログにもリンクしたことがあります。その記事を元に、「品川ファミリー」に寄せた言葉を抜粋してご紹介します。 アメリカ史上初の女性議員、ランキンが真珠湾攻撃後の開戦決議のとき残した言葉があります。 “As a woman I can’t go to war, and I refuse to send anyone else.” 戦争賛成が388、反対は1、それが彼女でした。本校の校歌の作詞者、与謝野晶子の「君しにたもうことなかれ」が頭に浮かびます。そして、意志決定の場にダイバーシティーが欠けることの恐ろしさを感じます。 今年一月時点のアメリカ両院女性議員数は27%となり、一方、日本の衆議院女性比率は9.9%。女性が初めて当選した1946年の衆議院選の8.4%から80年近くたった今もほとんど増えていないのです。政治分野のジェンダーギャップ指数で日本は156カ国中147位、私たちの学校は、女性に参政権のない時代に創立されましたが、まだまだ女子に特化した教育を行う必要性は大きいと言わざるを得ません。 創立者は繰り返し、「感恩報謝、自分に何かできるチャンスが巡ってきたら逃げずに受けて必ず社会 へお返ししなさい」と言っていました。生徒達が社会問題を自分事として考え、解決の一歩を踏み出す、そんな人に育ってくれることを願います。 ◆お知らせ *SBIP中高生探求コンテスト 全国の中高生が取り組んだ探究内容について応募し、書類審査・動画審査を経て選ばれた10組がプレゼンテーションをする場になります。グランプリ・準グランプリを決定します。本校が会場なので積極的に参加を!ポスターが職員室手前の廊下に貼ってあります。 日時:2月19日(土)14時ー18時 場所:品川女子学院(北品川駅から徒歩2分) ※新型コロナウイルスの感染状況によってオンライン開催に変更する可能性があり。 ◆部活発表のお知らせ *美術部【私立中学高等学校生徒写真・美術展】■期日 11月18日(木)~11月23日(火・祝)9:30~17:30(入場は17:00まで) ※最終日入場は11:30まで■会場 上野 東京都美術館 ロビー階第1展示室 入場無料・予約不要 *フラワーアレンジメント3年生の部員が いけばな大賞2021 学生部門(中学生)に出展します。■展覧日11/22(月) 10:30〜19:0011/23(火) 10:30〜15:00■場所北千住 THEATRE1010 アトリエ(北千住駅西口丸井/10F)
今日から2学期です
猛暑も9月の声を聞いた今日は一息つき、天王洲運河のカルガモもこんなに成長しました。 今日から2学期です。 始業式はテレビ放送で行いました。 夏休みが短縮される学校が多い中、本校は、4月当初からオンライン授業を実施できたおかげで、通常通りのスケジュールで夏期休暇をとることができました。到達度テストや定期テストの結果、遅れがちな生徒には補習を行い、講習や勉強合宿の代替講習も行いました。 昨年もご紹介しましたが、今年も東京大学で行われたワークショップに参加した4年生もいました。先方にお礼の連絡をしたところ、本校の生徒は積極的で他の参加校ともすぐに仲良くなっていたとのことでした。 感染防止対策を講じた上で、極力部活動も行い、今日は以下の表彰がありました。英検一級をとった生徒がいたり(しかも成績優秀者として表彰されました)、留学生の紹介があったり。 *表彰** □ダンス部第13回 日本高校ダンス部選手権関東甲信越大会 Cブロック3位全国大会 7位入賞および審査員特別賞 ***** 留学生はアメリカから来たSora (ソラ)さん、16歳、 日本語が堪能です。この時期の留学は何かと大変なことも多いと思います。みんなで声をかけてサポートし、またいろいろなことを教えてもらいましょう! オンラインとのハイブリッドで計画中の文化祭の準備も進んでいます。今朝も、実行委員からいくつかの企画への参加を頼まれました。(お楽しみに) クラスの準備も進んでいます。2年生ではLGBTQへの理解を深めるため、先日NHKで特集されて大忙しの杉山文野さんにインタビューをさせていただいたクラスがありました。 再掲ですが、杉山さんのご家族を特集した番組です。https://youtu.be/uAfb6u1KVcU これを見て、私もバトンを渡された気持ちになりました。偏見がなく、すべての生徒が安心して通える学校にしなければと改めて強く思いました。そのためには、「知る」ということが大切です。 本校は学校をオープンにして、社会と生徒をつなぐことを大切にしています。卒業生たちもどんどん「知る」ための情報を提供してくれています。 先日は、家庭科の教員が新校舎の調理室の参考に、丸の内ABCクッキングスタジオを見学させてもらいました。卒業生の田丸さんが役員になっていて案内をしてくれました。 別の卒業生からは、「自分がスイスで子供と参加し、大変興味深かったイベントに、今年は日本からもオンラインで参加できるので、これから進路を決めていく中高生にすすめてほしい」と、連絡がありました。 スイス・ジュネーブに世界最速の加速器があることで有名なCERNという研究所があり、9月6日(日)に『KEK−ATLASオンライン一般公開』が開催されるそうです。普段は見られない最先端の検出器開発現場や、ジュネーブからの生中継もあり、インタラクティブなものになるそうです。小学生でも楽しめたそうなので、物理に興味のある人も、ない人も是非! * ホームページ https://www2.kek.jp/openhouse/2020/atlas.html * YouTubeにアップロードした宣伝動画 https://youtu.be/FnK_VyUMxSs * ポスター https://cernbox.cern.ch/index.php/s/5zkIlUN9qKS53wB
ダンス部全国大会入賞!
ダンス部顧問より以下報告です。 ダンス部の5年生が全国大会で7位に入賞し、 審査員特別賞もいただきました! 例年、全国大会直前に行っていた合宿も中止、 直前の練習回数も制限される中、 Zoomでの練習も取り入れて頑張って練習してきた成果でした。 テーマは「イモムシ」。他校の作品は、現在の状況を反映してか、 荘厳なテーマが多かったように感じました。その中、少しコミカルな本校の作品は目立っており、 オリジナリティーが評価されたのではないかと思います。 今後も、換気や手洗いにより気を配り、 この状況の中で工夫をしながら、 文化祭や他の大会に向けて頑張っていきたいです。 全国大会は、フジテレビで地上波放送があります。 特別番組「灼熱!ダンススタジアム2020」 〜高校ダンス部No.1決定戦 涙、涙の密着100日〜 8月23日(日)午後4時〜午後5時25分放送(関東ローカル) *Nikkeiの新しい媒体Nikkei Financialに、東京海上ホールディングス会長 永野様の記事が掲載されています。その中で、本校について触れていただたいています。 登録が必要なサイトですが、よろしければご覧ください。(秋ごろまで無料でベータ版をご利用頂けるとのことです。詳細はホームページでご確認ください) * 再掲ですが、本校でもお世話になっている杉山文野さんのご家族を特集した番組 です。家族の形、社会の多様性を考えさせられます。昨日の時点で、以下が30万ビューになっているそうです。 https://youtu.be/uAfb6u1KVcU *再掲です。文化祭の起業体験などでもお世話になっている ユーグレナが、昨年から18歳以下の CFO(最高未来経営者、Chief Future Officer) を募集しています。昨年、 就任した高校生の活躍と提案が素晴らしく、 2021年までに製品のプラスチック50% 削減を意思決定することとなったそうです。 今年度の募集が始まりましたので、 生徒のみなさんにお知らせします。 https://www.euglena.jp/cfo/ bosyu/2020/