真剣な笑顔
水曜日の総合学習は、4年生が進路ガイダンス、5年生は修学旅行準備、そして6年生は卒業アルバムの写真撮影でした。 高校の卒業アルバムは、現在や未来の友人・家族に見せる機会が多い大事なもの。その撮影とあってみんな真剣そのものです。髪を整えて、形が崩れないよう慎重に椅子に座ります。最初は表情が硬いので、どのカメラマンからも「笑顔で」の声がかかり、少し表情が緩んだところでシャッターが切られます。 受験勉強の合間を縫って行われるこの撮影は、卒業を少し意識しながらも、一番の笑顔を作ろうと頑張る姿が見られる時間。生徒たちには悪趣味だと思われるかもしれませんが、私はとても好きなイベントの一つです。 休み時間に友だちといるときのような顔で、という注文が出されています。そんなの無理ですよね。 撮り損ねたので、髪の毛を直している場面を再現してとお願いしたら、ちょっと照れながらやってくれました。 受験用証明写真も一緒に撮影します。高校制服での撮影は不可とする大学が多いので、ネクタイをとって撮影。全員がノーネクタイの姿を見るのはこの日だけです。
生徒下校後(20221013)
今日は校内で面白いイベントがいくつもあったのですが、仕事を終えて気がついたら、すっかり生徒の下校後。 残念。
茶道の授業3回目(20221012)
今日は逆のアングルから。 お茶のいただき方の段取りを繰り返し練習しているところ。
116位 vs 63位
高等部の授業を廊下から少しずつ見て回っている時に、何やら楽しそうな授業があったので入ってみました。本校に在籍している4人の留学生がグループの話し合いに加わっています。5年英語の授業で、テーマはGender Inequality。自国のジェンダー・ギャップ指数を調べ、それぞれの国の男女が置かれた状況について比較しています。 今年世界経済フォーラムが発表した指数順位は、146カ国の中で日本が116位。留学生の母国はドイツが10位、スペイン17位、イタリア63位、パキスタンが145位となっています。もちろんこの指数は、団体が独自の基準で算出している1つの統計結果ですから一概に比較はできませんが、かなり状況の違う国の生徒が集まりました。 イタリアからの留学生を含むグループでは、最近母国で話題になっている女性党首について話しを振られると、自分の意見を熱心に伝えていました。またある日本人の生徒は、自分の父親の家事参加について率直に話しをしています。政治から家庭のことまで、英語での活発なやりとりが続いていました。 それぞれの国には、独特の文化や家族の役割があり、何を理想とするかを決めるのは難しいですが、少なくともそれぞれの現状を知り、そこから学んでいく良い機会となる授業でした。
YOMOCA10月号
金木犀の香りが街中に広がり、いよいよ一年も後半に差し掛かりました。 仮図書室は9月からオープンしたB棟の地下一階にありますが、休み時間のたびに文化祭を経て仲を深めたらしい明るい声が校舎のあちらこちらから聞こえてきてホッコリします。 さて、YOMOCA10月号を発行しました。 一枚目のみご覧いただけます。今回は文化祭で開催された古本市の報告です。 図書室 太森
3年生保護者会(20221008)
3年生の保護者の皆様が、午前中は授業参観、午後は保護者会で、連休初日にも関わらず大勢集まってくださいました。 ありがとうございます。 保護者会では、珍しく10分間という長めの枠をもらいましたので、主にNZ修学旅行についてお話ししました。 私は、16年前にロングステイコースが始まった時の学年主任で、以来4回の引率をしています。 現地ではいろんなことがあります(ありました)が、皆さん乗り越えて逞しく成長しますよ、というお話をしました。 もちろん、成長のためには準備が必要です。価値ある経験にできるよう、あと4ヶ月、着実に進めていきたいと思います。 (この写真は、2010年。ステイ先のファミリーとの最初の対面です。)
社会課題の解決に一歩踏み出すために
本校では、生徒たちが社会課題を見つけ、解決の一歩を踏み出す力をつけてくれるようにとプロジェクト学習を行っています。 今週も、「ゴミを削減するため、みんなにmy箸、myスプーンを持参して校内の売店での割り箸などの提供が減るようにしたい」と呼びかけがありました。(私も両方、持ってきてます) 今は、授業のカリキュラムの中で全員がそれぞれの課題に取り組んでいますが、これまでも、文化祭の起業体験から活動を継続するためにNPOを作ったり、それより以前には、内戦のあった国に、数年がかりで学校を建設したりしてきました。 あるとき、中等部の子に、私たちは女性✕若者でマイノリティーがかけ算になると言われたことがありますが、だからこそ、それが社会課題に共感し、行動に移す原動力にもなっているのかなと感じます。 他にも最近こんな活動をしている子達がいます。 女性特有の身体の問題を男性にも共有しようと男子校に参加を呼びかけてワークショップを行っているチーム。 朝日新聞EduA 男子校で「生理」の授業 「他文化との接触」の機会に 本郷×品川女子学院 女性が被害に遭いやすい問題として、痴漢防止の取り組みをしているチーム。 TBS NEWS DIG 「“ハート”+“トレイン”で電車内の痴漢反対 品女の生徒がポスター制作」 そして、受験生の間も活動を続け、その課題を解決するために医療系に進路を選択した卒業生もいます。 日経新聞「大学生、社会課題に熱視線 ワクチンの知識を広げる 中高の放課後学習づくりも」(有料会員限定ですがテーマのご紹介まで) 一昨日、日本のジェンダーギャップをなくそうと、活動している大学院生の能條桃子さんと、彼女を応援したいと思っている数人の友人知人とで話をしました。能條さんは私が所属している令和臨調の最年少メンバーでもあるのですが、以前、生徒が校内で彼女の講演会を企画したいと言ってきて、てっきり、先方主催のものに参加するのかと思っていたら、その子が彼女の出演番組をみて皆にシェアしたいと団体のHPからアクセスし、開催をお願いしたのだそうです。 世界に類を見ない人口減少社会の日本において、その人口の半分を占める女性の活躍支援は、社会の継続発展に不可欠です。 「なぜいまも女子校を続けているの?」と、よく聞かれます。 私たちの学校は、女性に参政権のなかった大正時代に女子にも教育を、と創立しました。そして、100年近くたった今も、日本のジェンダーギャップは解消していません。私たちは、この課題に向き合い、社会をよりよく変える一歩を踏み出す女性を育てる中等教育の場として、これからも力を尽くしていきたいと思います。 能條さんのプロジェクトを私も応援しています。→【FIFTYS PROJECT】地方選挙から20代30代女性政治家を増やしたい! <お知らせ> *先日アールシーコア(BESS)常務取締役谷さんと対談をした様子が記事になりました。写真の奥に見えているのが被服部がブランディアと廃棄衣料のアップサイクルに取り組んで作成した浴衣です。 キャリアの遠回りも悪くない? 人生迷子の20代が夢をかなえるために知っておきたいこと【「働き女子が輝くために」レポート】 *早稲田大学稲門祭にて、教育をテーマとしたパネルディスカッションに参加いたします。 日にち:10月23日(日)パネルディスカッションは、12:00~です。場所:早稲田大学 大隈講堂 大講堂企画紹介はこちら 高校生も予約不要で参加できるそうです。
貿易ゲーム(20221007)
中学1年生社会の恒例、貿易ゲームの授業を見てきました。 生産手段や資源の量に違いがある6つのグループ=国家に分かれ、貿易によって、「先進国」は資源を買って製品を生産し、「途上国」は資源や労働力を売るなどして富を増やすことを競うシミュレーション・ゲームです。 どんな時も、ゲームは「勝ちに行く」のが品女生なので、盛り上がります。 勝敗だけでなく、リーダー役、交渉役、ひたすら生産に励む人など、チームの動きも見どころです。 毎年、何クラスも見に行ってしまいます。
卒業生持ち込み企画(20221006)
3月に卒業した現大学1年生が、特別講座を開催してくれました。 在学中はECCで活躍しており、その時に考え、身につけたコミュニケーション技術を、ワークショップで後輩に伝授するという内容です。 先週は別件で見られなかったので、2回シリーズ最終回の今日は最初から最後まで見せてもらいました。 興味のあることをずっと追求し続ける姿を、頼もしく思いました。