YOMOCA1月号
毎日寒いですね。 先日大寒でしたが、暦通りの寒さでした。 さて、先日YOMOCA1月号を発行しました。 リンクからは一枚目が閲覧できます。 芥川賞・直木賞候補作品や新着本等を掲載しています。 図書室でお楽しみ企画がありましたので、それはまた今度ご報告しますね。 名小路
教室に残された言葉
明日は2年ぶりの合唱祭。最後の最後まで練習していた教室には、写真のような歌詞とコメントが残されていました。クラスの生徒が、歌詞の解釈や自分たちなりのアドバイスを書き加えています。C棟教室の戸棚の扉はホワイトボードになっているのですが、そこを使ってみんなにいつも意識していて欲しいことを書いたのでしょう。明日はこの通りに歌えることを祈ります。
久しぶりに授業見学(20220120k)
まず、4年生の化学基礎を見に行きました。 実験結果から読み取れることは何で、それを得るために何が必要なのか、見ていて一緒に考えてしまいました。 この歳になると、高校化学で習ったことの多くは忘れてしまっていますが、考え方の筋道のようなことは残っているものだと思いました。 次は、5年生の倫理。 アーレントからフランクフルト学派へ。 高校生の時は私には難しくて無理でしたが、のちにアーレントの『イェルサレムのアイヒマン』を読んだときは、心を揺さぶられしました。 もう少しやさしくアーレントを知りたい方には、映画『ハンナ・アーレント』(マルガレーテ・フォン・トロッタ監督)が面白いと思います。 いまで言う大炎上を経ても自分を曲げなかったアーレントが、最後に語るシーンは感動的でした。 そんなことを思い出しながら見ていました。 (実験の風景)
コロナ対応、入試解説動画
コロナ対応など本校は、入試での追試は行いませんので、とにかく感染に気を付けて、マスク、手洗い、うがい、消毒など基本的なことを徹底してください。濃厚接触者となった方は、事前にご連絡ください。別の入り口から一番で入ってもらい、別の棟で受験していただく予定です。お帰りも別ルートでとなります。 入試解説動画↑こちらにあります。きっと役に立ちますので、ぜひご覧ください。
生け花(20220119k)
先週から、生け花(中2道徳)の授業が始まっています。 生けたお花は、授業終了後に丁寧に包みなおして持ち帰ることになっています。 「花瓶に生けるなどして、花に触れ、変わっていく花の表情を見て、気持ちよく生活してください」 と指導の先生はおっしゃいます。 そこまで含めた授業です。 私も学年主任時代にこの授業を経験してから、たまに花を買って帰り、水切りをして花瓶に生けるような人間になりました。 家庭の平和に役立っております。 (担任の先生も一緒に。)
解いてみました(20220117k)
共通テスト国語の古文は、『とはずがたり』からの出題でした。 鎌倉時代後期の女流日記文学です。 出題された場面で、後深草院が前斎宮の寝所に忍び込む手引きをさせられている作者の二条は、このとき17歳。 既に後深草院の子を出産し、さらにその後に以前から付き合いのある愛人の子も出産しています。 そして、まだ後深草院の後宮にいます。 『和泉式部日記』や『源氏物語』を全部読むと、こういう場面やその背景を描いた話はたくさんあるんですが、古典の教科書にはあまり出てこない種類の話です。 古典文学を広く読み、当時の社会や文化について知っておかないと、現代の感覚では意味がわからないと思います。 それにしても。 これが実名で書かれ流布していたというのは、昨今のSNSやブログどころではない恐るべき話じゃないでしょうか。
留学成果発表会
先週土曜日の午後には、現在唯一の来日留学生である4Dカシンさんの留学成果発表会がありました。挨拶の時にも言いましたが、私は市民レベルでの文化比較がとても好きで、今日はそれが聞けてとても勉強になりました。料理や教育など高校生として身近な例を挙げ、その違いを、実体験を通して紹介してくれました。 その中でとても興味深かったのは教育の話しで、日本の授業ではディスカッションやグループ学習や実験が中国の学校よりも圧倒的に多いという発言でした。このフレーズは、これまで日本の学生が欧米に留学し帰国したときによく使っていたものです。時代は変わったなと思います。そして最後にカシンさんが、日本の文化に触れられて、品川女子学院の一員になれて、4年の、D組の仲間になれて本当にLuckyだという言葉を繰り返しました。感謝の気持ちを、率直にはっきりとした言葉で伝える。これは逆に日本人が学ぶべき姿勢だと強く感じました。 クラスや学年の仲間、中学生など大勢が応援に来てくれていました。本人はとても嬉しかったと思います。
テスト初日(20220115k)
大学入学共通テストで一番気になるのは、自分の専門科目の国語で、どんな問題文でどんな設問が作られたか、ということです。 いい文章、練られた問題が多いので、毎年解くのを楽しみにしています。 受験生のことは気にならないのか? 他人は他人、自分は自分。そのとき自分のできることを精一杯やることが大事だとずっと言ってきました。 今日から始まる試験の日々を、自分たちなりに乗り越えてくれることでしょう。 私は明日問題が手に入ったらじっくり解いて、6年生諸君が学校に来たときに、「ああ、あの問題はさあ・・・」と言葉を交わせることを楽しみにしています。
共通テストの朝
朝、品川神社へ行ってきました。この時期ですからもちろん寒いですが、天気は快晴。昨日一昨日の降雪で移動が大変な地域もたくさんありますが、首都圏は大丈夫そうです。 6年生は昨晩ゆっくり眠れたでしょうか。朝自宅で食事をして、快晴の中、勝手のわかっている交通機関で会場へ向かう。以前にも書きましたが、これだけでも恵まれています。あとは自分との勝負。今伝えられることとしては、終わった科目を振り返らないことでしょうか。たった1回のテストですから気になるとは思いますが、まだ試験が残っている段階で終わった科目のことを考えても良いことはありません。常に先を見て頑張ってきて欲しいと思います。 他に人がいなかったので、かなり長文でお願いしてきました。