中間試験終了(20250527)
ここに記事を書く前に、中等部の中間試験は終了。 生徒下校後、1年生の教室は試験時の出席番号順整列形態から、通常のグループごと形態に戻っていました。 (高等部は明日が最終日)
ポテトが6皿?
中間試験は午前で終了するので、お昼はカフェテリアでゆっくり食事をした後に自習をする生徒がいます。写真のテーブルはよく見るとポテトと唐揚げのセットが6皿、どう見ても座っている人数より多いです。誰かが複数注文したのでしょう。今のところ曜日限定のメニューなのでこの際に、ということでしょうが夕食で栄養のバランスをとって下さいね。
続・新設備(20250526)
生徒と作った新校舎の図書・カフェスペース。 その目玉の一つである通称「ひな壇」(プレゼンテーションスペース)に、天井吊りのプロジェクタが設置されました。 スクリーンも設置されていますが、コンクリート打ちっぱなしの壁に直映写もなかなかいい感じです。 (担当職員が設置後のテストをしているところ。無線接続のAppleTVの画面が映っています。)
教育実習が始まりました
中間試験少し前から教育実習が始まっています。今年は73期と74期の卒業生が6名(今週からもう1名)来ています。普段は職員室内で授業準備等をしているのですが、昼は情報交換しながらみんなで食事をしているとのこと。土曜日に少し話を聞かせてもらいました。 「在学中あまり良い生徒ではなかったのに、実習生として暖かく迎えてもらって嬉しいです。」(品女の教員は過去のことにこだわりすぎたら務まらないので大丈夫ですよ。) 「実習生として帰ってきてみると生徒が元気すぎる。」(わずか4年でそう思うのですね。) 「せっかくの新校舎なのにすぐに汚しそう。」(……。) 「来世に女子として生まれたらまた品女に入ります。」(ありがとう。) 「大学で実行委員会に参加したら、幹部が2人とも品女出身者になりました。」(ときどき聞く話しです。) その後理事長とお客様も加わってさらに質問攻めに…
新設備(20250524)
今日は、講堂でお父さんの会の集まりがありました。 私もご挨拶をいたしました。 出番を待つ間、舞台袖に待機。 新講堂になり、舞台袖にはモニターが付きました。 利便性が大きく向上しました。
図書室の紹介 カレイドスペース
図書室のカレイドスペースが、様々な授業で使われるようになってきました。 4年生家庭科のCBL(Challange Based Learning)というプログラムの授業でカレイドスペースを利用していた生徒が、放課後も図書室に来て「文化祭の話し合いのために利用していいですか?」と聞いてくれました。 ホワイトボードに意見をまとめ、それを発展させる議論をしているようでした。生徒が活発に日々活動していることが間近でわかり嬉しく思っています。 カレイドスペースは、グループでも個人でも利用でき、机や椅子が移動可能な場所です。 ぜひ様々な活動にご利用ください。 図書室 名小路
朝から満席
今年最初の中間試験が始まりました。初めて定期試験を受ける1年生は少し緊張気味、上級生の多くはテキストやプリントを手に登校してきます。 自習スペースを覗いてみると朝から個人用ブースが満席でした。さっそく新校舎に「自分の場所」を見つけたようです。
説明プレート(20250521)
生徒有志(特別講座参加者)の皆さんと作り上げたカフェ・図書スペース。 何度かこのブログにも記事を書きました。 そのコンセプトと込めた思いを説明する文書を載せたプレートが、当該場所に設置されました。 何十年経っても、受け継がれていくといいなと思っています。
ゆかしくも香る
シンボルフラワーの話をしましたが、校歌の一節「ゆかしくも香る人の中なる薔薇の花」のお話を少し。 「ゆかし」はそこに行きたくなるような、心魅かれる感じを表します。「人の中なる」は、人間の中にあって薔薇のような存在とでも訳しましょうか。自分からアピールしなくても薔薇の香りに魅かれて人が集まるように人格にひかれて仲間が集まってくる・・・。 以前、池上彰さんが『世界を変えた10人の女性』を題材に特別講座シリーズをやってくださったとき、ある生徒が、「私たち恵まれすぎてて社会課題が分からない」とつぶやいたことがあります。これにはハッとさせられました。その後、起業体験も社会課題の解決に向かう理念を優先し、CBLや一年生のクルックフィールズでの校外学習も始まり、生徒たちの興味関心も社会課題へと向かっています。しかし、都内の私立という小さな世界にいることは否めません。今は、プロジェクト発表の全国大会などに参加する生徒も増えてきましたが、先日も参加した生徒が、「地域課題を自分事としてとらえて活動しているチームと比べて何かが足りなかった」と言っていました。 100周年を機に、この学校を日本の潜在力としての女性の力に光を当てるプラットフォームとしての学校にしたいと、今、校外の皆さんにサポートをいただくため飛び回っています。生徒により多くの気づきの機会、体験機会を与えたい。これからも彼女たちはますます恵まれていくでしょう。 それは、何のため? それは、いつか、いや今から、社会に何倍にもしてお返しするためです。 創立者、漆雅子は100年以上前、女性が教育を受けられなかった時代に、日本で唯一の女子大に通えたことを感謝し、家の事情で退学してからも、その恩をずっと忘れず、次世代女性の教育の場を作りました。 「感恩報謝」それが彼女の口癖でした。 生徒たちには、この「感恩報謝」の思いを常に持っていてほしいです。 と、同時に、「今、光の当たっていない人に気付く感性」も身に付けてほしい資質です。 これは、自分に光が当たっていないときには気づきやすく、光が当たっているときには鈍くなりがちな感性だと思います。自分自身がそうでした。 『働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと』にも書きましたが、昔、言われない批判の文書を回されたことがありました。正体不明の相手にどう対応しようもなく、周りの人を心配させ、息もできなくなるようなとき、親しい二人の人がこんなことを言ってくれました。 「おてんとうさまの下を歩けば影ができるものだから仕方ないよ」 「自分がのぼっているときは相対的に落ちる人がいるということ。勝つ人がいれば負ける人がいる。そんなことにも気づかなかったの?」 そして、もう一人からこういわれました。 「意地悪した人が分かりましたよ。きっと神様です」 なるほどなぁと思いました。頑張っても誰にも相手にされないときは、人の気持ちにも敏感でいられたのに、少しずつ、回転しはじめて、それを忘れていたんだなぁ。それを教えられたんだなぁと。 さて、それともう一つ、生徒にこれが身につけば、きっと一生幸せにいられると思うことが、 「人の喜びが自分の幸せになる」です。 そんな思いから、品女はあえてチームでの競争を大切にしています。競争から生まれる切磋琢磨と、相手の苦労が分かる分、うまくいった相手に拍手する気持ちも生まれる。 私自身、年齢を重ね、だんだんと若い人へと光が移っていくとき、ライトを人に向けて持つ側に回って、光の中で笑顔になる人を見て自分も楽しい、そんなふうになりたいなと思っています。 「ゆかしくも香る」境地を目指して。