明日の巣立ちの前に
明日の卒業式に向けて、今日は予行演習が行われました。初めての講堂で初めての卒業式ですから混乱するかと思いましたが、生徒の呑み込みが早くこれなら明日は安心して卒業証書が渡せそうです。 例年通りフラワーアレンジ部が卒業式の花を作ってくれています。卒業する77期の学年カラーである緑をベースにした作品で、舞台が何倍も華やかになりそうです。楽しみにしておいてください。 体育館では朝から6年生保護者の方が、卒業を祝う会の準備をしていただいています。会場の雰囲気も、飾りつけも、内容もサプライズが一杯ありそうですので、小さめの写真を載せさせていただきます。
図書委員会広報班より
図書委員会広報班生徒による本の紹介です。 『烏に単は似合わない』 阿部智里:著/文藝春秋 人間の代わりに八咫烏の一族が支配する世界「山内」ではじまった世継ぎの后選び。 有力な四家の大貴族から差し遣わされた四人の姫君たち。 世継ぎの座を巡る陰謀から若君への恋心まで様々な思惑を胸に后の座を競い合うが、肝心の若宮が一向に現れないまま、次々と事件が起こる。 絡み合う思惑、様々な事件、口論、一連の謎が解けた時あなたはきっと驚き同時に虚しくなる。 二巻目の『烏は主を選ばない』はこの話の別視点で書かれたもので、なぜ若宮が現れなかったのかなど『烏に単は似合わない』では明かされなかった謎が明らかになります。 どちらも衝撃的なラストがまっています。ワクワクしたい方、衝撃のラストを味わいたい方は読んでみてください! なおこの『八咫烏シリーズ』は外伝も含め12巻あるのでぜひこの壮大な物語を味わってみてはいかがですか? 図書委員会広報班3年
キャリーケースでの登校
6年生が校舎に戻ってきています。久しぶりに友だちに会って朝から賑やかです。今日は在校生が開いてくれる送別会が予定されていて、元気な学年ですから大いに盛り上がるのではないでしょうか。これが終わると登校日はあと2日になります。 今日はほとんどの生徒がキャリーケースでの登校で、6年間保存しておいた非常時用の水や食料などを持ち帰るために持ってきています。幸い途中で使うことはありませんでしたが、14年前の東日本大震災の時にはこれがとても役立ちました。ちょっと重いですが、しっかり持ち帰って下さい。
決定的瞬間(20250311)
NZ→京都→学校ということで、私はほぼ半月ぶりの登校になりました。 1年生は体育館で百人一首大会をやっていました。 上階ギャラリーから写真を撮ろうと思ってiPhoneの5倍カメラで見ていましたら、私の一番好きな札がまだ残っていました。 次の瞬間、「めぐりあ」まで読んだところで手が伸びました。 早い! (雲隠れにし夜半の月かな)
総合学習日
学年末試験が終わり、生徒の活動が再開されています。昨日は総合学習日で、4年生は卒業生講演会、5年生は個人探究の学年発表が行われました。 講演会には2年前と去年の卒業生が参加してくれました。簡単な自己紹介をした後、自分の体験を元に、ぜひこういうことをやっておいた方が良いという話をしてくれます。失敗談も交えて、後輩へのアドバイスにはとても熱が入っていました。会の後には久しぶりに部活の先輩に挨拶に来る生徒も。 5年生は、個人探求の学年代表者発表でした。私が見た時には昨年のヨーロッパ研修に参加した生徒が、そのことをきっかけに差別や偏見という問題に取り組む発表が行われていました。身近な活動を通して大きな問題の改善の一助にならないかと模索する姿が印象的でした。
中2宿泊行事最終日(20250308)
2日間にわたって、観光都市・伝統都市京都の問題点を取材した成果を、最終日の今日、クラスごとに発表しました。 3年連続でこのプレゼンを見ている私も、毎年新しい情報提供があり、発見があるので、楽しみにしています。 今年も、「そこへ取材に行ったか、なるほど」「今、そういう動きが起きているのか」という驚きがありました。 生徒諸君もよく頑張ってくれましたが、何よりこのプログラムは、協力してくださる地元の皆様のご厚意があってこそ成り立ちます。 ありがとうございました。 (常時携帯のしおり。綺麗な表紙も含め委員生徒作成ですが、私のような中高年男性が電車の中で取り出したりすると周囲を不安にさせる恐れがあるので、紙ファイルに綴じて運用しております。)
中2宿泊行事2日目(20250307)
今日もグループごとに各所に取材に散って行きました。 ホテルにお越しくださった方もいらっしゃいました。 大人との接点の多さが本校の学びの特徴です。皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
京都(20250306)
新幹線を降りたら、荷物を宿にトラックで運んでもらって、生徒たちはそのまま班ごとに取材先に散って行きました。 合理的な時間の使い方です。
図書委員会広報班より
図書委員会広報班生徒による本の紹介です。 柚木麻子『本屋さんのダイアナ』(新潮文庫刊) 今、進路や、交友関係や、色々なことを一人で悩んでいるあなたへ。 同じような悩みを抱える彼女たちが、少女から大人へ変わってゆくのを、見届けてみませんか。 もしかしたら、何か乗り越えるためのヒントを見つけられるかもしれません。 容姿や母のつけた名前によって、集団から浮いてしまっている大穴(ダイアナ)。 穏やかな性格と雰囲気から、周りから一目置かれる優等生、彩子。 正反対の二人の共通点は、本が好きなことでした。 自分にない環境で暮らし、色々なことをする相手に憧れ合い、影響し合う二人。 そして、小学校卒業目前の、ちょっとした出来事をきっかけに、たった三年だけ一緒だった二人は、全く別の道へと進みます。 しかし、心も進路も離れてしまう二人を、分かり合えなかった母とダイアナとを、ひっそり、 本が繋げていました。 「赤毛のアン」のアンとダイアナのような二人。 押し込めてしまう気持ちを、『呪い』を乗り越えて大人になってゆく二人を、ぜひ見守ってください。 図書委員会広報班4年