PRODUCED BY 品川女子学院
図書室日記

廊下展示「光る君へ」

3学期が始まって、合唱祭の練習が本格的になっています。 体育館に近い仮図書室では、連日のように素敵な歌声が届き、思わず歌いたくなってしまいます。 さて、1月からNHKの大河ドラマでは「光る君へ」が始まりました。 図書室には、紫式部や源氏物語関連の書籍がたくさんありますので、展示しました。 廊下展示はこちら。右半分は紫式部にちなんで紫系の折り紙を使用しました。 図書室内の本はこちら。 源氏物語に関係する本では、日本の伝統的な美しい色合いが表現されていてうっとりします。 眺めるだけでもいかがでしょうか。 大河ドラマを観る時に、参考になるものばかりです。 ぜひ図書室までおいでください。 図書室 名小路

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中等部校長

各国の歴史授業(20240120)

2年生で、社会科の授業に留学生が入ってスピーチをしてくれました。 テーマは、自国の歴史授業の紹介です。 2年生は今、日本の戦後史を学んでいるところですから、歴史学習の多様な視点を知ることができて、参考になったのではないでしょうか。 アメリカ・スイス・ドイツからの留学生が、それぞれ具体的な資料(テキストや試験問題)を提示して報告してくれました。 私も興味深く聞かせてもらいました。  

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高等部校長

考えを伝える

水曜日の総合学習は、4、5年とも合唱祭の練習。来週が本番ですので、どれくらい完成しているか聞きに行ったのですが、1クラスだけ全く音を出していないクラスが。歌詞をスクリーンに映し出して、詞の解釈について話し合っています。この言葉を発するときの気持ちは?という司会の問いかけにさまざまな意見が出され、徐々にまとまっていきます。学年が上がると、自分たちでさまざまな上達法を考えるようです。 先週から職員室横の大会議室には朝から多くの生徒が集まっています。英検が迫ってきたので、級別のリスニング対策講座が行われています。今日は2級の講座でしたが、これくらいの級になると、放送中に流れた表現がそのまま解答で使われることはありません。本文中の表現が選択肢の中でどのように言い換えられているか、瞬時に考える必要があります。問題演習が終わると、隣の生徒と答えやその根拠を確認し合うよう指示が出ます。この、お互いに考えを伝え合う時間がとても有効です。

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中等部校長

眼福(20240119)

2年生生け花の授業で先生がお作りになった作品が、これからしばらくの間は校内各所に飾られることになります。 素晴らしい。 (全クラスの授業で即興で作品を作られ、授業ごとに花瓶から抜いて作り直すので、毎回少しずつ違った作品になります。飾るものは、最後の授業でお作りになったものを少し整えてくださったものになります。)

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図書室日記

福袋本

1/10の放課後から図書室では福袋本を開催しました! 中身が何か分からない本を借りるイベントです!   \見守るアッチ!/ おすすめだけれどあまり借りられていない本を司書が選び、 何の本か分からないようにブックカバーをかけて、 うっかり開かないように紐を結んで、 本文の中から司書が選んだ一文を付けてあります。   (選んでいる生徒たち、借りてすぐ何の本か確認している生徒たち。)   20冊ご用意しましたが、2日後にはすべて借りられていきました! 付いていたブックカバーと、一文と貸出用バーコードが貼ってあるしおりはプレゼントです。 (一文とバーコードはシールなので簡単に剥がせます。)   写真で見えていないしおりの裏側は、お正月イメージで4種類の絵柄ありました。 一文で悩んで、しおりで選んだ生徒もいたようです。 福袋本をきっかけに、みなさんの読書の幅が広がると嬉しいです!   図書室 伊達木

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中等部校長

2年生英語の授業(20240118)

英検上位級所持者のクラスの英語の授業を見に行きました。 最初から最後まで英語で、“Schools should eliminate all homework.”という論題でディベートをしていました。 皆さん、朗らかにかつきちんと発言していて、見応えがありました。 皆さん楽しそうにやっていて、何よりです。

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中等部校長

生け花(20230117)

3回シリーズが始まりました。 講師は、ずっとお世話になっている花道家の大久保有加先生。 教え方ももちろんですが、現場で即興でおつくりになる作品が素晴らしいので、毎回楽しみな授業です。 様々な展覧会やアーチストとの共演、国際的にも活躍される先生の作品作りを目の前で見られるのは貴重な体験です。 特に、作品を生徒に向けて、裏側から迷いなくあっという間にお作りになるご様子は、何度見ても驚いてしまいます。 今日も、2時間続けて見学してしまいました。 (来週から生徒の実習も始まります。)

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白ばら日記

松嶋啓介シェフの食育特別講座

先日、フランス在住のシェフの松嶋啓介様に特別講座をしていただきました。 以前、ラタトゥウユを教えていただいたことがあり、今回は2回目「がめ煮」の作り方を教えていただきました。 私も見学し、試食もさせてもらいました。塩分や出汁を使わなくても、野菜にじっくり優しく火を入れることでうまみが引き出され、とてもおいしくびっくりしました。 はじめに講演しながらのデモンストレーションでその後実習でしたが、料理の作り方だけでなく、栄養、健康、歴史的な背景、地理的条件、文化等々、様々な話をしていただき、生徒達は聞き入っていました。 まさに、食の総合学習という印象の講座でした。 その様子を、家庭科の山下より報告します。 ************* 1月9日に特別講座「松嶋シェフとがめ煮を作ろう」を実施いたしました。この日は始業式。放課後に3〜5年生20名が集まり、ニースから一時帰国中の松嶋シェフに、出身地福岡県のがめ煮を教えていただきました。まずはデモンストレーション。具材は大きめに切り、弱火でじっくり炒めていきます。具材を大きく切るのは、奥歯だけでなく前歯も使って噛めるようにとのこと。調理と料理の違い、言葉の意味など、普段はなかなか意識しないことも教えていただきました。今回はレシピはありません。作業ではなく、五感を使って、炒める時の音やそれぞれの具材の香りを感じながら調理をしていきます。そして調味料は入れず、鰹だしと昆布だしのみで煮ていきます。じっくり火を入れたことで滋味深く、ほっとする味のがめ煮が完成しました。生徒たちは、里芋の皮剥きに苦戦したり、炒め具合をシェフに相談したりしながら、楽しそうに料理と向き合っていました。試食の際には「野菜嫌いで煮物も苦手だったが、野菜本来の味を感じ、今までで一番美味しかった」「シェフのがめ煮は柔らかく食べやすかったが、自分で作ったものは固くなってしまったのでリベンジしたい」といった声がありました。また機会がありましたら、ぜひ実施できたらと思っています。 以下は、生徒の感想です。 *印象に残ったこと・調理と料理の違い(多数の生徒が挙げていました)・理を料と書いて「料理」 というお話を聞いて私はいままでちゃんと料理ができていただろう かと考えさせられました。また、いただきます。 ご馳走様の意味は知っていたのですが普段心を込めて気持ちを入れ て言えていなかったなとお話を聞いて思いました。・噛めば認知症予防になること 弱火で良い匂いすると中身が美味しくなること・前歯と奥歯を使うとどこが振動するか実践したり単語の意味を漢字 1個1個から解読したり、 料理について楽しく知ることが出来ました。 *感想・野菜嫌いで煮物などが苦手なのですが野菜本来の味を感じ、 今までで1番美味しく味わえたと思います。・先生の手本の料理はとても柔らかく食べやすかったのに対して自分 の作ったのは固くなってしまったので家でリベンジしてみたいなと 思いました。・初めて知ることが多く参加して良かったと思いました。また、 凄く美味しかったので、 鰹節以外の出汁を使ってもう一度がめ煮を作ってみたいと思いまし た。・私は筑前煮が大好物で今回の講習も楽しみにしていたのですが以前 から筑前煮の具材は何故こんなにも大きいのかと疑問に思っており ました。そこで今回松嶋シェフのお話を聞き、 その意味を知りその上で調理をした事でシェフの言う「料理」 が出来たのではないかと思いました。 貴重なお話をありがとうございました。

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中等部校長

いい問題だと思います(20240115)

共通テスト翌日は、教員になって以来の習慣となっている問題確認。 実際に解いてみています。 一番興味があるのは出典と問題文。(私の専門は国語です。) 第1問の『サウンドとメディアの文化資源学』も、第2問の「桟橋」も、いい文章で、私は問題文そのものを楽しんで読めました。 「桟橋」の作者牧田真有子さんは、単行本を出版されておらず、雑誌発表作品のみのようなので、よく探してきたな、と思います。 古文の問題文中で引用される「冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ」という和歌は、見立てが美しくていい歌ですよね。 設問も全体的に素直で好ましいと思いましたが、時間内に読んだり解いたりするのにはかなりのスピードを要求されます。 受験生の皆さんが、力を出しきれていたらいいなと思っています。 (新聞に掲載されているものだと漢文の返り点などが見えなくなってきているので、ダウンロードしたものをプリントアウトするようになりました・・・)

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