特別講座「弁護士という生き方」の報告とお知らせ
寒い日が続いています。 中学2年生のいけばなの授業で先生が活けてくださいました。事務所前に飾らせていただきました。 先日行われた特別講座について、担当の窪田より報告です。 3名の女性弁護士をお迎えし、特別講座を開催しました。講師をしていただいたのは、菊間千乃さん、大門あゆみさん、岩永亜智加さんです。皆さんは同期で親しくされており、さまざまな学校を訪問し、特に女性弁護士を増やすための活動をされています。 最初に、ご自身の紹介と弁護士という資格についての説明がありました。3名それぞれ異なる経歴をお持ちで、大学の法学部や法科大学院を経て司法試験を受験した方、他の職業から転職した方、日本と米国でそれぞれ資格を取得した方など、多様なキャリアパスが紹介されました。日本における女性初の弁護士の一人には、昨年9月まで放送されていたNHKの朝ドラのヒロインのモデルにもなった三淵嘉子さんがいます。しかし、90年ほど経った現在でも、女性弁護士の割合は全体の2割に達していません。社会には半数以上の女性がいるにもかかわらず、日本全国の裁判所支部のうち、女性裁判官が一人もいない場所が57か所もあるという現状が共有されました。 次に、弁護士になるための方法について説明がありました。法曹の資格を取得する(司法試験を受験する)ルートはいくつかあります。一般的に知られているのは、法学部や法科大学院を経て司法試験を受験するルートですが、近年、高校生の合格者が出たことで、予備試験ルートも認知されるようになりました。 講座の中盤では、1~6年生を縦割りの9班に分け、さらに3班ずつ原告・被告・裁判官の役割を割り当て、民事の模擬裁判を行いました。扱った事件は、実際の裁判をもとにした、トランスジェンダーの方が職場でトイレを使用する際の問題についての訴えでした。自分の立場が指定され、その条件のもとで主張を行い、相手の意見を聞いて反論し、両者の言い分を踏まえて裁判官が判断を下すという形式で進められました。一見ディベートのように見えますが、法を用いてその場の条件に当てはめながら、特に原告と被告のそれぞれのクライアントに有利なように議論を展開する点が、ディベートとは異なる難しさだったようです。ワークの最後には、各班の代表者が話し合った内容とまとまった主張を発表しました。 その後、講義と質疑応答が行われ、弁護士を目指すために中高生のうちにやっておくと良いことについて、以下の点が挙げられました。 ・論理的思考力を鍛えること ・新聞やニュースの真偽や背景を常に考えること ・世界の出来事の中で、自分の関心領域を見つけること ・身近なルールの目的や理由に関心を持つことこうしたことを意識して生活することで、法に携わる姿勢が養われるとのことでした。 充実した内容の特別講座となり、参加した生徒たちは、弁護士の方々から直接話を聞けたこと、ストレートではないキャリアルートの知識を得られたこと、理系でも弁護士を目指せると確認できたこと、さらに模擬裁判を通じて考える難しさと楽しさを実感できたことなど、多くの学びがあったようです。終了後のアンケートにも、多くの意見が寄せられました。 また、終了後には6年生の参加者が熱心に個別質問をしていました。実際に大学に進学し、法を学び、法曹を目指しているからこそ、6年生のこの時期に参加した意義が大きかったのではないかと思います。 この特別講座は、どの学年・どの立場の生徒にも響く内容だったと思います。本校からも、そして日本全国の弁護士やその他の法曹関係者に女性が増えることを願っています。3名の弁護士の先生方、お忙しい中、本当にありがとうございました! 女子中高生が教える 男子にも知ってほしい生理の話 本校の有志生徒団体「CLAIR.」の活動が、Gakkenさんから書籍化されました。各地の学校や図書館等に配架されるそうです。 パソナグループより、国際女性デーに合わせて行っているイベ ントをご案内 がありましたので、共有します。 わたしたちの未来を考える~新しい自分のはじまり~ 2025年2月28日(金)、3月1日(土) 詳細はチラシ・HPをご確認ください。
第3回 日本睡眠協会×JINS 寝る育特別講座・お知らせ
先週土曜日は、例年やっている1年生PTA向けの「親子のコミュニケーション講座」を開催し、私もお話ししました。年々お父さんの参加が増えています。 その後、3年生と5年生の保護者会で百周年に向けてこれからも女子教育を大切にしていくというお話をさせていただきました。 先日のブログでお知らせした能登半島豪雨災害への古タオル支援ですが、生徒たちが自宅から持ち寄ってくれて、300枚が集まり、カタリバへ送りました。 *****日本睡眠協会とアイウェアを企画販売しているJINSによる3回シリーズの特別講座の最終回の様子を担当の直井より報告します。 *****「日本睡眠協会様」と「JINS様」による『睡眠と生活習慣』 特別講座の最終回がありました。今回は夏期休暇中(2週間) に各自で考えた取り組みを試してみて、 その結果考察を発表するというものです。 まずは、各グループ内でお互いの結果考察を報告し合い、 そのあとグループの代表が全体に向けてプレゼンしました。 生徒たちが、2週間どのような取り組みをしたのか、 その一部をご紹介します。 ・ラジオ体操をする ・縄跳びをする(雨の日は筋トレ) ・寝る2時間前からブルーライトカット眼鏡を着用する ・お風呂に入る時間を寝る2時間前にする ・起きる時間と寝る時間を守る(9時間寝られるようにする) ・朝ごはんをしっかり食べる1回目の講座で、 日本睡眠協会の内村先生からお話しいただいた内容のうち、 各自の生活で改善した方がよいものを選び(考え) て取り組んだようです。 2週間の取り組みで、かなりの効果がありました。 ・目覚めがよくなった ・ベッドにはいってから眠るまでの時間が短くなった ・昼間、眠くなることがなくなった ・昼間、集中して物事に取り組めるようになった睡眠の大事さを実感し、 引き続き取り組みを続けていきたいと思ったようです。 合計3回の講座で、睡眠が重要であるということを知り、 さらに各自が実際に取り組んでその効果があらわれたことでさらに その重要性が実感できたようです。今回講座を受講した生徒が、まわりに伝えていくことで、 睡眠の重要性が広まっていくことを期待しています。 グループで話し合い 代表プレゼン *共同通信社が行う教育分野のジェンダーギャップ解消のパネルのご案内です。平日ですが、オンラインもあり、後日、アーカイブもあるそうなので、ご紹介します。本校は99年前にまさにこのジェンダーギャップを解消する(当時は言葉がありませんでしたが)ために創立されたのでこれからもこうした動きには注目、協力していきたいです。 22年は「政治・行政のジェンダー平等」、23年は「 経済のジェンダー平等」共同通信地域からジェンダー平等を - YouTube 日時:2024年10月31日(木)13時~16時予定( 開場12時半)場所:東京ウィメンズプラザ ホール(表参道駅 B2出口 徒歩7分)会場参加:定員200人 ※先着順オンラインあり 登壇者:【パネリスト】大崎 麻子 氏/Gender Action Platform理事河野 銀子 氏/九州大学男女共同参画推進室 教授石倉 秀明 氏/山田進太郎D&I財団常務理事COO細川 志織 氏/デリカウイング 管理本部経営企画部教育担当室長川﨑 莉音 氏/現役東大生、# YourChoiceProject代表【モデレーター】山脇 絵里子/共同通信社 編集局次長 ■申し込み参加申込フォームはこちら
SJ OPENDAY

本校では、校外の企業や大学との連携を進めてきました。最近は、生徒たちが積極的に他校との交流もするようになりました。整理の授業を男子校や共学で行ったり、ニセコの高校と交流したり、小学生向けの特別講座を実施したり。 今年はそうした連携を進めるため、初の試みとして「第1回SJ OPENDAY」を開催しました。 本校は、入学後デザイン思考を学び、中3から起業体験プログラムを行い、高校1年生ではグループでの探究学習「チャレンジベースドラーニング」(CBL)、高校2年生では個人探究に取り組みます。こうした企画のプレゼンテーションを他校も招いて行いました。企業や大学からもゲストに来ていただき、コメントもいただきました。今後のプロジェクトのサポートをお願いしている生徒もいました。 以下、担当教員の丸山よりご報告します。 【2024年度SJ OPEN DAY 報告】8月17日(土)に本校でSJ OPEN DAYを開催しました。SJ OPEN DAYは、複数の学校の生徒が参加し、自分が取り組んでいるプロジェクトについてプレゼンテーションやワークショップを行い、見学者からフィードバックをもらったり、コネクションを作ったりすることを目的としたイベントです。 「他校の生徒や大人と繋がり、その交流を通じて学びや気づきを得てほしい」「自ら人と繋がる経験をすることで、能動的に道を切り開いていく力や意欲を育んでほしい」そんな願いから企画し、今年度初めて実施いたしました。当日は、桐蔭学園高等学校、本郷中学校・高等学校の生徒さんが発表者として参加してくださり、企業や大学など様々な分野でご活躍されている35名の方が見学に来てくださいました。また、本校からは、全部で14チーム(個人発表を含む)が発表に参加し、受付や誘導、司会など、イベントの運営も生徒たちが担当しました。 今回のイベントは、1ターム15分で、6つの教室でそれぞれ異なるプレゼンテーションやワークショップが行われ、見学者の皆様には興味のある発表を自由にご覧いただきました。発表後には質疑応答をしたり、アドバイスをいただいたりと、積極的に交流する様子が見られました。 全6タームでしたが、どの発表も生徒たちの個性が光るものになっており、生徒たち自身も他のチームの発表を聞き刺激を受けていたように思います。 懇親会では、見学者の皆様から多くの激励の言葉をいただき、生徒たちにとって今後の活動のモチベーションに繋がる時間となりました。自作の名刺で名刺交換をする生徒や、プレゼンテーションを見に来てくださった方に直接挨拶する姿も見られ、「今後お力をお借りすることになりそう」という報告も複数届いています。 今回の経験を糧に、楽しみながらプロジェクトを深め、その輪を広げていってほしいと考えております。 イベントにご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。来年度も同様のイベントを開催する予定ですので、ぜひ多くの方にご参加いただければと思います。
第2回「日本睡眠協会×JINS 寝る育」特別講座

暑い日が続きます。 土曜のオープンデー(後日アップしますね)のあと、仙台の慈眼寺に行きました。涼しげな滝があったので、涼のおすそ分けを。 夏季休暇中も生徒は、講習に部活にと忙しくも充実した日々を過ごしています。 こちらは、日本睡眠協会様とアイウエアを企画販売しているJINSによる3回シリーズの特別講座の様子です。 睡眠やブルーライトについて検証する内容です。第2回の実施報告を担当の直井よりさせていただきます。 +++ 7/30(火) 日本睡眠協会さま × JINSさま 特別講座2回目が実施されました。今回は、 前回の振り返りと生徒が個々で生活改善の取り組みを考える回でし た。夏期休暇中ですので今回はZoomで実施し、生徒は各家庭から、また登校している生徒は理科室からの参加となりました。(講座内容)①JINSさまから前回の振り返り②8月中の生活改善取り組みの相談と確定③生活改善日誌等の記載について説明④次回の発表について説明 +++次回の第3回は最終回。始業式の日の午後に夏期休暇中を使って検証した生徒たちによる発表となります。
中等部総合学習日・本の紹介

先週土曜日は中等部総合学習日でした。 中1は、小笠原流礼法ご宗家による講演会。中2は、英語4技能の試験GTECと文化祭に向けた活動。中3は、GTECと起業体験に向けた マーケティング講座。 高等部は、ベネッセ模試でした。高3は、大学の入試担当の方々に来ていただいて相談会もあり、いよいよ進学に向けた取り組みが本格化していきます。 私は、中学3年生保護者に向けた毎年恒例の講演会を行いました。中学3年生から採ったアンケート結果を踏まえ、データをもとに「子どもの心にスイッチが入る瞬間」として、思春期の親子のコミュニケーションについて、お話ししました。パネラーとして大学生となったOGも協力してくれ、生徒側の気持ちを代弁してもらいました。 午後には2年生向け着付けの特別講座も開催していただきました。 以前、特別講座を実施していただいた眼科医で起業家の窪田先生の本が出版されました。これを記念して先日、窪田良さん、為末大さん、茂木健一郎さんとのパネルディスカッションに参加しました。 特別講座の様子:品川女子学院にて中学生向けの講義を開催 サイン本をいただきましたので、図書室に入れます。私も帯にコメントを書いています。 近視は病気です(東洋経済新報社 )
2年生総合学習・お知らせ

2年生では、日本文化に触れる学習をしています。今年もその一環で、着物の文化についてのお話をしていただだきました。 日本文化の授業についてまとめた本はオンライン書籍(女の子が幸せになる授業)になりました。 学年主任の住谷より以下報告です。 中間試験の終わった翌日、2学年の総合学習では「日本を知る」 の年間テーマ第1弾として津田恵子先生による着物に関する講演会 を開催しました。 津田先生は、もともとは着物とは無縁の生活で、 バリバリとご自身のキャリアを築かれていた方ですが、 言語を通さずに日本人としてのアイデンティティーを伝えられる、 着物の魅力に惹かれ、 以来様々な形で着物の魅力を発信されています。 まずは生徒たちの着物に対する概念(先入観?)を壊すべく、 さっそうと自転車に乗る先生の動画が流れ、生徒たちはびっくり。 そして着物のもとである反物を広げて見せて、 その長さに生徒はびっくり。 さらに、 着物は基本的に体型やジェンダーを選ばず着られること、 そして何度もサイズ調整をしながら着回した後、 最後は切り分けておむつや掃除にも使って、 土に返すこともできるという話に、 SDGsなんていう言葉がない時代からサスティナブルな存在であ ったとこれまた驚いていました。 生徒たちがぐっと引き込まれたところで、 さらに大盛り上がりとなったのが、 学年の教員3名による着物ファッションチェック。 それぞれに素敵な着こなしをした教員に「かわいいーっ!」「 きゃーっ!」と大歓声。帯の結び方や襟元、 さらには髪形や草履のアドバイスもあって、 生徒たちは興奮しながらも一生懸命メモを取っていました。 最後、質疑応答では、着崩れしない帯の締め方を聞く生徒がいて、 関心の高さがうかがえました。 7月に希望制で浴衣の着付け講座を開催予定ですが、 多くの生徒が参加したいと表明しており、 感想にも今までに知らなかった着物の魅力を感じた、 自分でも着てみたい、 ニュージーランドの修学旅行でもホストファミリーに着せてあげた い、など多くの前向きな声が書かれていました。 7月の講座ではきっとまた多くの生徒がさらに実演を通してその魅 力を感じてくれることと思います。津田恵子先生、漆圭子先生、 本当にありがとうございました。 *評議員を務めているグロービス主催のG1サミットに参加し、「スポーツ教育・部活動のあり方を考える〜部活動「地域移行」の実態と課題〜」に登壇しました。その様子が、HPに掲載されましたのでお知らせいたします。 「スポーツ教育・部活動のあり方を考える〜部活動「地域移行」の実態と課題〜」朝日健太郎×五十嵐立青×伊原木隆太×漆紫穂子×為末大 【知見録記事URL】https://globis.jp/article/49xf y3-p7v/ 【Youtube】https://youtu.be/J9rzp1Ts3f4【X(Twitter)】https://x.com/GLOBISJP/status/ 1797492866165739934
小学生向けの特別授業
青空、夜空、いろいろな時間を背景に今年は桜を楽しませてもらいました。 生徒が主催する特別講座も増えてきましたが、これは、生徒が小学生向けに実施した特別授業です。CBLなどプロジェクト学習をきっかけに社会課題解決に向けて一歩踏み出し、それを継続するために進路を選び、大学でも活動を続ける子もでてきました。本校は多くの校外の皆さんのお力を借りて生徒たちが様々な体験をさせていただいています。そうしたことをきっかけに、いつか社会に学びを還元してくれることを願っています。在学中にもこうして社会にお返ししてくれること、うれしく思っています。 担当の岩崎より以下報告です。 このチームは、ジェンダーをテーマに活動しています。 資料によって知識を深め、アンケートによる現状調査を進めてきました。その中で「ジェンダーについて正しい知識を得られる機会が少ないのではないか」という仮説を立て、解決策の実行へと模索していきました。 今回はその解決策として、小学生向けの簡易授業を開くことを企画しました。班員が小学生の時に教えられる機会がなかったが、小学生のうちに知っておくことで、当事者の人への偏見や、自分が当事者になった時、素直に自分のことを受け止められるようになるのではないか、と考えたことがこの企画の原点です。せっかく時間を割いて来ていただくので、品女のことも知ってもらおう!ということで生徒による校内案内や、質問タイムなども設けました。 まず最初に少人数で校内案内を行いました。生徒目線の案内なので、教職員もなるほどと思うコメントが多くありました。続いて実際の簡易授業です。授業内では親子で話し合ってもらう時間を適宜設け、小学生でもわかりやすいように工夫していました。終了後に質問時間を設け、授業のことだけではなく、品女の生活に関して自由に質問できるようにしました。 最初の校内見学では緊張していた生徒たちも、簡易授業まで終わるとやりきった!という表情を見せていました。いただいたアンケートをもとに、さらなるやる気をみなぎらせておりました。 企画した生徒たちの感想です。 小学生や保護者の方が感想で『授業内に出てきた単語について興味を持ったため今後調べてみたい』や、『理解が深まった』と書いてくれたことや、『品女に入りたい』と言ってくれた子がたくさんいたのが嬉しかったです! お越しくださった小学生と保護者の皆様、本当にありがとうございました。
特別講座シリーズ「古着を生まれ変わらせよう」
椿って、冬咲くものと思っていたら、この季節に満開も。 これは、珍しい紅白で、速水御舟の絵のモデルとされているそうです。 卒業生が開いてくれた特別講座の紹介です。 教頭の窪田より、以下報告です。 ************* 特別講座「古着を生まれ変わらせよう」を開催しました。 この講座は、この春卒業の75期卒業生が起業した、教育によるキャリア支援をする会社が企画した特別講座の第2弾です。 今回は、大学生が中心となって立ち上げた「carutena」というブランドの皆様とコラボして実施しました。「carutena」は、服の大量廃棄問題を解決するために、回収した古着を小物商品へとリメイクし販売しています。参加したのは1~3年生、小規模ながら充実した講座が展開されました。 前半は、服の大量廃棄が引き起こす、環境問題・労働問題について学ぶ講義です。 服が大量廃棄されている現状と、服の生産にどれだけの資源・エネルギーが使用されているかということ、ファストファッションというブランドの形態が、製造国の労働者の劣悪な労働環境や業務中の事故を引き起こしたこと、地球環境問題を一段と悪化させていることについて学びました。その中でメンバーの一人が実際にバングラデシュに行った模様を写真や映像で説明してくれたことは、実感が伴い現実味を帯びて伝わってきました。 後半はいよいよ、制作に入ります。古着を使ってシュシュ(ヘアアクセサリー)を作る作業です。 生徒が家から不要な服(Tシャツなど)を持参し、材料の布とゴムを使って手縫いとミシンで制作を進めます。贅沢にも生徒一人につき、お一人が講師として教えてくださいました。生徒はとても熱心に制作にあたり、着々と作業を進めていきました。 そして最終的にとてもかわいいシュシュができあがりました!制作が早い人は短時間で2つも完成していました。 最後にまとめをした後、記念撮影です。それぞれデザインが違うシュシュが、皆とてもかわいく似合っていました。自分がつくったものを持ち帰れると、見る度に受けた授業の内容を思い出すことができ、授業の効果が持続しますね。生徒とcarutenaの皆様の双方がとても嬉しそうにしていたのが印象的でした。 生徒の感想からです。 「初めはシュシュが作れるからという理由で参加したけど、服の大量廃棄や、普段着ている服はリメイクできることを知って、今度からは古着を縫って服などを作ろうと思った」 「1対1で丁寧に優しく教えてくれてわかりやすかったです。雑談もしてくれて楽しい雰囲気で作業できたので楽しめました!」 carutenaの皆さん、卒業生の皆さん、ありがとうございました。 *carutena ブランドサイトhttps://carutena.com/ 常時古着の回収と外部からの制作協力を募集しているそうです。
特別講座シリーズ カインズコラボ
今年の桜は遅咲きで、今が見頃ですね。今日は、新任教員の研修を実施しました。新学期の準備が始まっています。 実は今日は、私の誕生日なのですが、さっき、チェンバーオーケストラ部の子たちから桜のお菓子をもらって驚きました。覚えててくれたんですね。今日、教育関係者の方々が家にいらっしゃるので一緒にいただきます。 そして、吹奏楽部の保護者の皆様から、お花が届きました。紫穂子にちなんで、紫のアレンジにしてくださったんですね。ちょうど、今日の服も紫です。こちらは学校の受付に飾らせていただきます。入学式、始業式で生徒たちと一緒に楽しみます。 カインズと生徒がコラボレーションする特別講座を続けてきました。まとめて、ご紹介します。中高生ならではの視点で、自宅や学校のロッカーの中まで!DIYのアイディアには驚かされました。 担当の丸山・植草より以下報告です。 【カインズ特別講座1回目】 本講座では、DIYを通してカインズの魅力をZ世代に広めるべく「カインズ品川女子学院広報部」として活動していきます。初回の本日は、カインズの皆様から、CMやSNSなど様々な媒体で発信されているコンテンツを見せていただき、日頃から心がけていらっしゃることや制作するときのコツなどを教 えていただきました。講座の最後に「今後の活動が楽しみになった!」「 実際に商品が欲しくなった!」「友達や家族にも勧めたい!」「 若い世代にカインズの素敵なところを広めたい!」 といった声があがり、次回の店舗見学に向けてモチベーションが上がっている様子が窺え ました。 年度末にかけて長期的に活動していく講座になるので、妥協せず良いものを作り上げてほしいと思います。 「カインズ品川女子学院広報部」第2回は、 カインズ幕張店にお邪魔しました。社員の方が「置いていない物はないくらい何でも揃っている」 とおっしゃるように、食品・日用品から家具、 建築資材まで幅広い商品が扱われていました。 カフェやドッグランなども併設されていて、「休みの日は1日ずっとここにいたい!」 と思ってしまうような空間でした。初めて店舗に足を運ぶという生徒も多くいましたが、 各グループに社員の方がついて詳しく説明してくださったので、楽しみながら、商品やサービスなどの「 推し」ポイントをたくさん見つけられたようです。 第3回では、 店舗見学で見つけたカインズの「推し」ポイントを、 どのようなターゲットに、どの媒体を使って伝えるかグループでアイディアを出し合いました 。短い時間でしたが、 各グループ複数のアイディアを発表するほど熱心に取り組み、 カインズ社員の方からも、企業理念に沿った良いアイディアがたくさんあるとフィードバック をいただきました。 次回は、アイディアをブラッシュアップし、 いよいよ媒体の骨組みを考えはじめます。各班の個性がどのように出てくるか、楽しみです。 担当の植草より最終報告です。 この特別講座では、 1年以上にわたってカインズのみなさまにお力添えいただきました 。先日、全班の作品が完成したのでご紹介します。 *学校の休憩時間に自慢したい! 中学生がロッカーの引き出しをDIYしてみたhttps://magazine.cainz.com/ article/166246 *CAINZ学生向けのおすすめ紹介〜商品編〜https://www.instagram.com/p/ C1ELhitrNaF/?hl=ja&img_index=1〜売り場編〜https://www.instagram.com/ cainzsan_official/p/ C1JQ40ePypr/?img_index=1〜ペット関連編〜https://www.instagram.com/p/ C1ObHcerbnQ/?hl=ja&img_index=1 *勉強机が片付かない人必見!現役中高生が選んだカインズのアイテム8選https://www.instagram.com/p/ C1WO7-KrVNz/?img_index=1 *DIYワークショップの紹介https://www.instagram.com/p/ C1Yvy-WLAQX/?img_index=1 生徒たちからは・今回の講座を通してカインズの商品やサービスのさまざまな工夫を 知ることができたので、家族や友人に紹介したいです。・広報用のSNSの投稿を作る大変さを知りました。特に、 撮影するときの組み立て・配置・照明の確認などが大変でしたが、 初めての経験で楽しかったです。・店舗や本社に行かせていただいて、 1つの商品が購入されるまでの労力を知ることができました。 文化祭の起業体験にも活かせそうです。といった感想が寄せられました。貴重な経験ができ、さまざまな発見があったようです。 ありがとうございました。