PRODUCED BY 品川女子学院
国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ1週間の旅 – Day 3

ポーランド最終日の今日は、アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を訪問しました。 日本人ガイドの中谷様にご案内いただきながら、当時何が起こったかだけでなく、ホロコーストの教訓から現在を生きる/これからの未来を生きる私たちが考えなければいけない課題についてもお話しいただきました。 私が特に印象に残ったのは、生存者の方々が口々にしていたという、「アウシュヴィッツは空から突然降ってきたものではない」という言葉です。 「ユダヤ人」に対する嫌悪感はずっと昔から存在しており、第一次世界大戦の後の不況などにより社会の空気感が刺々しくなり、その空気感がアウシュヴィッツに象徴される「ユダヤ人」の大量殺戮に繋がった、とのことです。 ある特定のグループに対する嫌悪感 息苦しい社会によって生み出される、「普通」の人々がもつ刺々しさ 今の世界にも共通していることなのではないかと感じました。 アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館が存在する目的を象徴する、ある哲学者の言葉があるそうです。 Those who do not remember the past are condemned to repeat it (過去を覚えていない人は、過去を繰り返す運命にある) 生徒たちには、この研修で学んだことを、明るい未来のために活かしてほしいです。 今は、オーストリア・ウィーンに到着しています。 明日からは、音楽の都ウィーンを堪能します! グローバル教育部 山岡

READ MORE
国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ1週間の旅 – Day 2

本日は3本立てです。 1. ウクライナ避難民の生徒さんたちとのワークショップ ポーランドのすぐ東はウクライナです。クラクフの美しい街にいると忘れてしまいますが、私たちが滞在しているすぐ隣の国は、現在戦争中です。 本日は、ロシアによる侵攻が始まった後にウクライナから避難してきた生徒さんたちとのワークショップに参加する機会をいただきました。 現地大学の講師であり、ウクライナからの避難民の支援をしている方にアレンジしていただきました。 ワークショップでは、共感力とは何か、私たちが陥りがちな「黒か白か」の考え方(Black and White Thinking)とその考え方が生み出す暴力などについて、異なる文化背景から意見を交わしました。 2. クラクフのバレエ団でソリストと活躍する日本人の方とのセッション お話を伺うだけでなく、劇場の方に、劇場内の裏側を隅々までツアーしていただきました! 舞台装置を見せていただいたり、衣装を作っていらっしゃる部屋を案内いただいたりと、普段見ることができない部分をたくさん見せていただきました。 3. 「シンドラーの工場」の見学 第二次世界大戦中に多くのユダヤ人の命を救った、オスカー・シンドラーの工場跡地につくられた博物館を見学しました。 どのようにクラクフが占領されていったか、ユダヤ人がどのように迫害されたか、シンドラーはどのようにユダヤ人の命を救ったか、などをガイドしていただきました。 戦後、イスラエルにあるホロコーストの祈念館により、ユダヤ人を救った功績を讃えるメダルがシンドラーに贈られたそうです。 その裏にはヘブライ語で「1人の命を救う者が、世界を救う」と書いてあるとのこと。 自分が同じ時代に生きていたら、力をもつ人たちに対する恐怖心に支配されずにユダヤ人に手を差し伸べることができただろうか、 今、力をもつ人たちに対する恐怖心に支配されず、自分が思う「正義」を強くもち行動できているか。 たくさんのことを考えた1日になりました。 明日はいよいよアシュヴィッツ強制収容所訪問です。旅も折り返し地点です。 グローバル教育部 山岡

READ MORE
国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ1週間の旅 – Day 1

1日目が終了しました! 本日のメインは、ポーランド・クラクフにて、日本語を学んでいる現地の学生さんとの班別研修です。 ポーランドと日本をつなぐ、ASAGAOさんにご協力いただきました。 クラクフの旧市街は、1978年にUNESCOの世界文化遺産に最初に登録された12件のうちの1つだったそうです。 趣のある街並みが残っており、日本でいう京都のような存在とのことでした。 現地の、それも自分たちと年齢が近い学生さんから、街の歴史、文化、宗教などについて、たくさん教えていただきました。 明日は、現地のクラクフの大学で講師をされている方による、ウクライナからの生徒さんとのワークショップや、 クラクフでソリストとして活躍されている日本人の方とのセッションを予定しています。 グローバル教育部 山岡

READ MORE
国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ1週間の旅 –

今年度から、グローバル教育部の新たな取り組みとして、「ヨーロッパ研修」を企画しています。 今夜、高校1, 2年生の希望者15名とともに、日本を飛び立ちます。   このヨーロッパ研修では、「平和と芸術」というテーマで1週間で2カ国に行き、様々な人たちや施設を訪問します。   1カ国目はポーランド。 アウシュヴィッツ強制収容所などを訪問し、ホロコーストの経験を学びます。 また、ウクライナからの避難民の生徒さんが学んでいる施設を訪問し、ワークショップを通して多様性についてウクライナからの生徒さんたちと一緒に考えます。 さらに、現地の劇団でバレエのソリストとして活躍されている日本人の方に、ポーランドにおける芸術の位置付けなども伺う予定です。   2カ国目はオーストリア。 音楽の町として知られるウィーンを訪問し、現地で活躍されているピアニストの方や、音楽を通して平和を訴える活動をされている方にお話を伺います。 また、ユダヤ人コミュニティの若者たちとも交流する機会をいただくことになっています。   この研修に向けて、4月から5回に渡って事前研修を実施してきました。 ホロコーストに関する理解を深め、日本でいま起こっている差別について考え、現地の文化についても学びました。 これらの事前研修を通して、参加生徒たちは1人ずつ、自分がヨーロッパで学びたいこと・考えたいことを設定しました。   [caption id="attachment_45776" align="alignnone" width="300"] 事前研修の一場面。NPO法人ホロコースト教育資料センターの方々とのセッション。[/caption]   「平和」とはどのような状態か 日本は「平和」と言えるのか 自分の周りは「平和」と言えるのか 芸術がどのように「平和」に貢献するのか 「平和」な世界をつくるために、自分に何ができるか   様々なことを学んでほしいと願っています。 できる限りブログを更新し、研修の様子を伝えられたらと考えております!   グローバル教育部 山岡

READ MORE
国際交流

タイからの新しい留学生が来ました

グローバル教育部より留学生の報告です。 本校の特色の一つに、留学生が在籍しているということがあります。 新年度の初日に、新しくタイから留学生を一名迎え入れました。109人目の留学生となります。高校一年生に在籍しています。他に、ドイツから1名、アメリカから1名(ともに5年生に在籍中)で現在3人の留学生が在籍しております。 本校では、新しく留学生を迎え入れる際は、全校生徒に挨拶をしてもらっています。今回は始業式の場で、日本語・タイ語・英語の3か国語で自己紹介をしてもらいました。在籍中、授業や行事を通して、本校の生徒と一緒に交流を深めてもらえたらと思います。   グローバル教育部 始業式で高等部校長と会話を楽しみました

READ MORE
国際交流

海外からの留学生

しばらく更新が滞ってしまった国際交流ブログですが、これから頻度を上げて(無理のない範囲で)更新をしていきたいと思います。   本校の特徴の一つとして、海外からの留学生が在籍していることがあります。 昨年度から、ドイツ、スペインから1人ずつ留学生が在籍しています。 この2名は、部活動に参加したり、昼休みや放課後に生徒向けの文化紹介のイベントを開催してくれたりと、大活躍してくれています。 また、いろいろな学年の授業(社会や英語など)で、プレゼンテーションをしてくれたりと、品女生に「海外」を身近に感じる機会を提供してくれています。   そして、今年度から、アメリカからの留学生が加わりました。始業式で自己紹介の挨拶を、日本語と英語でやってくれました。   在校生とたくさん交流してくれることを、楽しみにしています。   グローバル教育部

READ MORE
国際交流

留学生帰国

アメリカからの留学生、ソラさんが昨日で最終登校日を迎えました。 昨年9月から日本へ来てから、この状況の中、オンライン授業も経験し、 自分のアメリカの学校の勉強もオンラインで受けていました。 昨年度高1の学年から、現在そのまま高2として過ごしたので、仲の良い友達が できて良い時間を過ごせたようです。 7月まで日本にいることと、冬にまた日本に戻ってくるのでそんなに寂しくないけれど、 ずっと日本にいたい!品女にいたい!と言ってくれました。 ソラさんは流暢な日本語で日本とアメリカの違いについて、説明をしてくれました。 日本にもアメリカにも良いところがあると、多くの気づきを得ていることがわかります。 (容量が大きいのでファイルを2つに分けています。) [video width="960" height="540" mp4="https://www.shinagawajoshigakuin.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/20210617-60cae37d2aaf9.mp4"][/video] [video width="960" height="540" mp4="https://www.shinagawajoshigakuin.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/06/20210617-60cae37f57eb6.mp4"][/video] 大学では英語と日本語のほかにスペイン語も勉強するつもりということで、 今から少しずつ自学に励んでいるそうです。 またぜひ日本に来た際には品女に遊びに来てください!   留学生受入担当 長谷川真裕子

READ MORE
国際交流

春休み中に姉妹校と交流をしました

こんにちは。受け入れ留学生担当の教務部長谷川です。 新学期が始まってから1週間経ちました。 今年度留学生は1名でスタートしました。 昨年度4年生に在籍していたアメリカ出身のソラさんです。 今年は学年の生徒と一緒に5年生になりました。 「新しい学年の授業はどうですか?」と尋ねたところ、「楽しいです!」と 満面の笑みが返ってきました。さすがです! 本校は姉妹校が海外にいくつかありますが、世界中がこのような 状況になってからは、文通のやりとりやオンラインでビデオコールを して交流しています。 現在は英語科内でも新しい国際交流の方法について、考えているところです。 春休みに、オーストラリアの姉妹校のイプスウィッチの生徒たちと 品女のECCの生徒たち、旧1年生(今は2年生)とお花見や春休みの 過ごし方について話をしました。 イプスウィッチの生徒さんは授業で日本語を勉強しているため、 とても流暢に日本語を話していました。 コロナ禍でもオンラインで国際交流ができたことが、 生徒たちの刺激になったようです。

READ MORE
国際交流

国際交流のブログページです

旧ブログは下記をご覧ください。 http://www.shinagawajoshigakuin.jp/22student/index.html

READ MORE