PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

高校生模擬裁判で躍動!

この度、第18回高校生模擬裁判選手権に3名の生徒が参加し、予選の東京大会で金賞(東京都代表)、本戦となる関東大会では審査員特別賞を受賞する生徒もいました。社会での活躍を応援する学校ですから、こういう世界に飛び込んでくれる生徒がいるのはとても嬉しいこと。少し詳しく報告させていただきます。 この大会は、高校生が検察官や弁護人となり、ひとつの刑事事件を題材に、主張や証拠を整理し、尋問や論告・弁論を行う「実演型模擬裁判」です。予選の東京大会では、18校中わずか2校しか進出できない関東大会への切符を見事勝ち取りました。 今回の関東大会では、現役の弁護士が被告人や証人役を務め、実際の法廷で本格的な裁判形式の対戦が行われました。生徒たちは午前と午後の2試合で、弁護側と検察側の両方を担当。事前に4名の弁護士や現役検事のサポートを受け、平日・休日を問わず何度も検討を重ねました。弁護士事務所や検察庁を訪問し、実際の裁判を傍聴するなど、生徒たちにとって普通では経験できない貴重な機会となりました。特に、かつてオウム裁判が開かれたこともある104号法廷で活動できたことは、彼女たちにとって深く印象に残ったようです。 法学部出身で指導にあたった教員は、この大会が日本弁護士連合会主宰の本格的なものであり、法曹界の専門家が審査員や役割を担うことに感銘を受けたとのこと。生徒たちは一つの事件を検察・弁護の両視点から検討する必要があり、客観的な視野と「リーガル・マインド」が求められる実践的な活動に触れました。法学部でもあまり学ばないような、事実認定そのものを深く掘り下げる作業を通して、リアルな法曹の仕事像を学ぶことができた貴重な経験だったとのことです。 法曹志望の生徒は鋭い法的思考力を発揮、論告を一人で担当した生徒は、膨大な情報を整理し論点を的確に指摘しました。そしてまとめ役を務めた生徒は、説得力と簡潔さのある文章を作成しました。この大会を通じ、生徒は自分の持ち味を発揮しながら、大きく成長したようです。

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高等部校長

ヨーロッパ研修出発

これまで多くの事前研修を行ってきたヨーロッパ研修がいよいよ本番。期待と不安を胸に参加者全員が昨晩成田から飛び立っていきました。第1ターミナルの最終便に乗り込んでから14時間のフライトですので、まだワルシャワに到着するまで少しかかります。 今頃空の上で彼女たちは何を思っているでしょう。今回の研修では、クラクフの伝統やアウシュビッツの歴史を肌で感じ、オーストリアでは多くの芸術に触れてきます。歴史の重みと美しいものに心を震わせる、この年齢でのきっと有意義なものになるはずです。たくさんのものを抱えて日本に戻ってくることを願っています。

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高等部校長

色とりどり

B棟1階の廊下を歩いていると、ベランダに色とりどりの服が。顧問に聞くと被服部が作った衣装を洗濯して干しているとのこと。ちょっとした展示のようになっています。お休みの時期らしい光景です。

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高等部校長

堂々と笑顔で(CLAIR.の活動)

本校で長く活動を続けている有志団体CLAIR.が、今回品川区の職員研修で生理に関する講師を務めると聞き、その現場を覗いてきました。 CLAIR.はこれまでにも、男子校や共学校、企業など様々な場所で講座を実施し、常に多くの生徒が積極的に活動に参加しています。研修ではまず講義で基礎知識を伝え、その後、ワークショップを適度に織り交ぜながら進められました。特に印象的だったのは、生徒たちが笑顔で物おじすることなく、参加された職員の方々の発表に具体例を加えたり、的確なコメントをしたりする姿です。その柔軟な対応力と自信あふれる姿勢は教員として誇らしく思いました。また熱心に耳を傾けてくださった職員の皆様にも、心から感謝いたします。ありがとうございました。

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高等部校長

夏休みになっても

夏休みに入っても、いや夏休みに入ったからこそ生徒の活動が活発になる品川女子学院。生徒がいろいろな場所で話しをしています。 終業式直後の職員室前相談コーナー。あっという間にこうなりました。 夏休みに入るとミニ学校説明会が数回行われるのですが、それを手伝ってくれる生徒たちがカフェテリアで打合せをしているようです。 ここで何回かご紹介しているヨーロッパ研修の最終説明会では、生徒が保護者の方に出発にあたっての抱負を真剣にプレゼンテーションしています。

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高等部校長

終業式

今日で1学期が終了です。終業式では前半に表彰を行い、その後代表者にマイクを渡して喋ってもらいますが、以前の体育館と違って話し手の表情を全員に見てもらえるのは何よりです。その分ちょっと緊張している生徒もいましたが、こういう場で話すのも一つの経験です。みんなしっかり話せていました。6年生には最後に少しアドバイスをさせてもらいました。普段担任や学年の先生方から聞いている内容だと思いますが、スランプになった時に思い出してもらえれば幸いです。 どの学年も始業式に笑顔で戻ってきてくれることを願っています。(特別なことがなければその始業式からブログを再開します) *式でもご紹介した8/31の「女子の未来の可能性を考えよう 」イベントに参加いただける方は、本校生徒(保護者)の方は掲示板を、それ以外の方は本校HPの新着情報をご確認下さい。

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高等部校長

品川名物への挑戦

本校で2年以上にわたって続いている特別講座があります。浜松の老舗企業の方々が、品川の新しい名物菓子を創り出すというテーマを掲げて、幾度となく本校に足を運んで実施していただいています。この講座には、長期にわたって少数精鋭の生徒たちが参加しています。 この講座では、お菓子の中身やパッケージデザインはもちろんのこと、そのデザインに込めるメッセージや販売戦略、さらにはSNSでの効果的な発信方法まで、多角的な視点から心を掴む商品を生み出す術を学んでいます。今日は完成に近づいたデザインを見せてもらいました。もしかすると来学期にはお披露目となる品川名物。今からその誕生が待ちきれません。  

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高等部校長

試験が終わると③

放課後に何やら大量の紙を折っている生徒がいたので聞いてみると、クラブの部員紹介の冊子を作っているとのこと。たくさん作るようで、まだまだ紙が残っていますが楽しそうに作業をしています。今日の答案返却が終わって少しほっとしたところでしょうか。

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高等部校長

試験が終わると②

今日は試験後に行われた特別講座(研修)を2つご紹介します。 1つは新宿で行われた42 Tokyo特別講座で、実践的にプログラミングに取り組みたい生徒が参加しました。PCの反応から指示を読み取りヒントなしで課題解決を進めるターミナル演習や、3人のチームで協力し活発なコミュニケーションを通じて高レベルの問題に挑むパズル演習、そして最後にこの学校の学生さんと座談会を行ってきたとのこと。私は参加できませんでしたが、写真を見るとどれも真剣な表情で、日曜日を有意義に過ごしたことがわかりました。 もう一つは、以前にここで紹介したヨーロッパ研修の続きです。いよいよ来月には出発ですが、1か月前の初回研修から学びを重ね、短期間でここまで考えが進むのかと驚きました。この様子なら現地に行って大きなものを得て帰ってくると思いますので、今からそれが楽しみです。 そしてこの研修の直前に6年生の生徒が校長室にある冊子を持ってきてくれました。昨年この研修に参加した生徒で、自主的に福島県にあるアウシュビッツ平和博物館を訪れた時に、自身の体験を1年間会報に寄稿することになったそうです。丸々1ページの文章には実感がこもっており、加えて言葉の選び方や表現の仕方が工夫されていて、このブログを書いている私より上手かもしれません。

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