PRODUCED BY 品川女子学院
中等部校長

始業式(20220411)

在校生にとっては、いよいよ新学年の始まりです。 中等部始業式では、私が休み中に読んだ本の話など。短めに話して、恒例の表彰者インタビューに時間をとりました。 中学1年生は午後、新入生歓迎会へ。 トップバッターの軽音楽部の音圧にびっくりしないよう、冒頭挨拶の中で例年通り「助言」しました。

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高等部校長

新入生歓迎会は最後のメッセージ

いよいよ今日から新学年が始まりました。始業式では、新しい校舎や新入生のことをお伝えし、その後各学年へ向けて少しずつお話しさせていただきました。4年生には、自分の考えを持った独立した存在(independent)になってほしいということ、5年生には学校のリーダーとして客観性/共感力を養ってほしいということと、忙しさを言い訳にせず、やるべきことを取捨選択してほしいとお伝えしました。また6年生には、さまざまな情報に流されず、自分のことを本当に考えてくれる人のアドバイスを聞いてほしいと伝えました。 午後は新入生歓迎会を見てきました。コロナもなく広い体育館があった時期は、全校生徒が歓迎会に出席していましたが、現在は新入生だけが体育館で各クラブのビデオや実際の演技を見る形式になっています。各クラブは新入生に興味を持ってもらえるよう工夫を凝らし、実演のあるクラブはこの数分間のために練習を重ねてきました。1年生は知らなかったと思いますが、ビデオでメッセージを伝えている新6年生も、舞台で演技している新6年生も、ほとんどがこの会をもってクラブを引退します。実際にクラブで会うことはないけれど、自分が一生懸命取り組んできたクラブを好きになってほしい、そして受け継いでいってほしい。そういうメッセージが込められた会でもありました。

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中等部校長

中等部入学式(20220409)

本日、220名の新入生をお迎えしました。 3週間前に卒業生を送り出して少し寂しくなった校内も、これでまた6学年1200人の集団に戻ります。 入学式では、学校から新入生の皆さんにする約束と、新入生の皆さんがしてほしい約束についてお話ししました。 ともに、キーワードは「新しい経験」です。 これからたくさんの経験を得て、校歌の一節にあるような、「ゆかしくも香る」女性に成長していってくれることを願っています。 (新入生下校後の教室。年々重量を増す教科書類は、月曜日の登校時に整理するため今日は袋に入れて机横に。)  

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高等部校長

入学式を終えて

入学式が終わりました。きのうご紹介した舞台の花は、式後の撮影スポットとして大人気でした。生けてくれたクラブの皆さん、よかったですね。 無事入業式を終えた1年生は、月曜日からも忙しい日々が続きます。新入生歓迎会にオリエンテーション、初めての中学の授業や担任面談。そして月末には学年対抗の体育祭が行われます。毎日初めてのことばかりですから、終礼が終わり長い通学を終えると疲れ果ててしまうでしょう。でも大丈夫。この学校の先輩方もみんな同じ道のりを辿り、体育祭が終わる頃までには十分学校生活に慣れていました。それまでは少し緊張の日々が続きますが、後にはゴールデンウイークが控えています。ここで注意点。30日土曜日は学校です。間違えて休まないように。そして5月2日は創立記念日でお休みです。間違えて学校に来ないように!

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高等部校長

後輩を迎えるために

74期の生徒が東棟体育館での最後の卒業式を終えてから3週間、明日はこの場所で最後の入学式が行われます。ピンク色の学年カラーを受け継ぐ新1年生が、緊張した面持ちでこの会場に入ってくるはずです。写真は、舞台を彩る花を生けているフラワーアレンジメント部の生徒。お花の先生のアドバイスを受けながら、着々と後輩を受け入れる準備を行っていました。(卒業式の花も多くの方からお褒めの言葉をいただきましたが、あれも彼女たちが生けたものでした。) 74期の生徒がいなくなって寂しくなった学校ですが、卒業式の後もいくつかの行事がありました。修業式の後の離任式では、思わぬ別れを知らされた生徒も多かったと思います。また、多くの新6年生には最後となる発表会や送別会が、さまざまなクラブで行われていました。 ダンス部の発表会は、照明の効いた舞台での訓練された演技がいつも以上に華やかで、特に最後の最上級生の衣装は映えていました。吹奏楽部、バトン部、チェンバーオーケストラ部が参加する定期演奏会では、司会生徒の軽妙なおしゃべりの後に、時には荘厳だったり、時には楽し気な音楽が演奏され、観客を飽きさせません。チェンバーオーケストラ部の発表はとても落ち着いた雰囲気で、年度末のあわただしい時期にゆっくりとした時間を過ごさせてもらいました。 入学式が終われば、月曜日にはいよいよ始業式。クラス替えがあるので、全生徒にとってドキドキする1日ですが、私は面談をさせてもらった新6年生との再会も楽しみです。そして、C棟の窓から見える桜の花は、皆さんを出迎えようと必死に枝にしがみついて待っています。

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白ばら日記

大学出張授業(立教大学・昭和大学)

満開の見頃はあっという間に過ぎ、カフェテリア横の桜も今は緑の葉が出てきています。 新しいメンバーも加わり、教職員はせっせと新学期の準備中です。 生徒の新入生歓迎会のリハーサルの音が聞こえてきます。 各クラブ、春の定期演奏会、発表会が一段落しました。コロナ禍でお客様にご披露できないことが残念です。 4月が誕生月なので、皆様からお花をいただき、春の香りに包まれています。(吹奏楽部の保護者の皆様からいただいたお花。ありがとうございました。) 還暦の年もあっという間に過ぎてしまいました。 ****** 大学出張授業の続きです。大学で学ぶ学問は高校時代にイメージしているものと違うところも多いので、こうして直接お話が聞けるのは貴重な機会だと実感するような内容ですね。 *担当の金田より以下報告です。 立教大学法学部国際ビジネス法学科より、早川吉尚先生にお越しいただきました。テーマは法学入門(法学における頭の使い方を身近なルールを題材に体験する)です 今回の講義は、上述のテーマに即した先生の発問に対して、生徒が応答するという形で進められました。発問はいずれも、「難しくはないけれど、自分で考えなければ答えられない」という性格のものでしたので、20名弱の受講者全員が、「次はどんな問いを投げかけられるのだろう」と考えながら真剣に聴いていました。発問の一部をご紹介します。 ①あるときあなたは、家の近くのコンビニに買い物に行くのに、アパートの脇に置いてあった誰かの自転車を無断で拝借しました。無断とはいえ、コンビニの行き帰りのわずかな時間で、しかも使用後は元あった場所にきちんと返しました。これは、窃盗罪にあたりますか。 ②あるときあなたは、住宅街を歩いていて、携帯の画面に出てきた「使用可能なWi-Fi」を拝借しました。これは、窃盗罪にあたりますか。 ③あるときあなたは、他人の家の玄関前に電源コードを見つけ、無断で携帯の充電をしました。これは窃盗罪にあたりますか。 保護者のみなさまは、どのように答えられますか。今回のクラスでは、①は当てられた生徒全員が「窃盗罪にあたる」と答え、②と③については、「窃盗罪にあたる」という生徒と「あたらない」という生徒に割れました。 一通り聞き終わったあと先生は、「どれが『窃盗罪』にあたるかは、それが窃盗罪を規定する、刑法235条の条文中に明記された行為か否かで決まる」とおっしゃいました。そして、この法律の文面というのは、「法的思考力(リーガルマインド)」に基づいて考え抜かれた結果である、と。その上で、法的思考力とはどのようなものであるかも、さまざまな事例を用いて説明してくださいました。 「法学部」というと、「法律に関する知識」を学ぶと考えがちです。しかし今回、「Aという法律が規定されるに至った背景に、どのような考え方があるのか」を分析し、その妥当性について考えることも法学の重要な要素であることを教えていただきました。一つの気づきですが、お嬢さま方にとっては世の中の見方を変えることができる、大事な気づきになったように思います。   *担当の中山より以下報告です。 昭和大学 薬学部 社会健康薬学講座 医薬品評価薬学部門 亀井大輔先生「新しい薬学教育の動向」-対人援助職としての薬剤師養成プログラム- 冒頭,先生から「これまでの『薬学部』のイメージがかわります」という声かけからはじまりました。 薬学部には6年制と4年制があり,その説明をうけたあと「薬剤師のイメージは?薬剤師は何をする人?」という問いかけがありました。 これまでは,調剤業務・情報提供・薬歴記載…というどちらかというと薬中心でした。数年前から現在では,薬効評価・副作用モニタリング…という患者中心にものごとを考える,つまり,対物(薬中心)業務から対人(患者中心)業務へと変わってきているというお話でした。きちんと薬を処方されることで,本当に大事なことは,薬を飲んでよくなることであり,目的は薬を飲んだあとの病気や体調の改善です。医師や看護師などとともに、薬剤師も患者を助ける一躍を担うことになります。 つづいて薬学教育カリキュラムについてのお話がありました。 「薬学部をどのようにして選びますか?」 自分の薬剤師像に合致した大学や薬学部を選ぶことが大事というお話でした。昭和大学では,チーム医療を担う病院薬剤師養成に特化しています。亀井先生の授業を通して,生徒たちは薬剤師の幅の広さを知ったのではないでしょうか。自分の考えに合った大学を選ぶことが,学習意欲や目標につながる第一歩になると思います。

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中等部校長

武蔵野美術大学のデザイン思考講座を体験(20220325k)

春休み中にも特別講座。 ご縁あって武蔵野美術大学の先生の講義を受ける機会をいただいたとのことで、私も興味津々、参加しました。 生徒の皆さんも楽しそうでしたが、私もカリキュラムや授業のあり方を考える上でのヒントをたくさんいただき、とてもありがたい機会になりました。 主担当の塩崎が、詳細なレポートを作成しましたので、お時間のある時にぜひ。   武蔵野美術大学特別講座 (4.61MB)

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中等部校長

修業式(20220323k)

無事(いろんなことがありましたが)、年度の終わりを迎えました。 中等部修業式では表彰者の数が多く、私の話よりも、表彰者インタビューに多くの時間を割きました。 パンデミックに加え、戦争まで起きてしまった現状、中学生の皆さんに何ができるか。「自分を磨く」しかないのではないかと思っています。 そんな中で、学校内外で自分のやりたいことを追求し、一人で、あるいは仲間とアクションを起こして評価を得た人たちを紹介し、話を聞いて、励みにしてもらいたいと考えました。 皆さんも、焦らず自分のやりたいこと、やり方を探し、少しずつでも実践してもらえればと思います。 来年度が、そういう一年になることを願っています。 (今日も特別講座。「やりたいこと」を見つける機会を提供し続けます。)

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