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国際交流

ヨーロッパ研修 – 平和と芸術を学ぶ9日間の旅 – クラクフDay3 テーマ別自主研修

ヨーロッパ研修も現地3日目。ここで折り返しです。

今日の1日は班別自主研修。まるまる1日を使って、事前研修を経て興味を持ったテーマを探究するべく、班ごとに行動しました。

 

今日は、「平和」をテーマに行動計画を考えた4年生3名の班のレポートです。この班には担当教員も一部同行しましたので、生徒の写真+教員の写真を併せてお届けします。

 

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私たちは自主研修で事前研修で見た映画「シンドラーのリスト」に登場したプワシュフ強制収容所、また、鷲の下薬局、ガリシアユダヤ人博物館を訪れました。

まずは、プワシュフ強制収容所跡地です。

(教員撮影:小高い丘を登っていきます)

昨日見学したアウシュヴィッツ強制収容所とは違い、プワシュフ強制収容所のほとんどは建物自体残っておらず文面での説明しかありませんでした。ですが「シンドラーのリスト」で登場した場所だったため、あの場面はこの場所だということを照らし合わせることができて興味深かったです。

(教員撮影:説明文を読みながら、収容所跡地を歩いていきます)

(生徒撮影:跡地内の小高い丘から「roll-call ground(点呼場)」を見下ろす。点呼場は映画でもたくさん出てきました。)

(生徒撮影:引き裂かれた心臓の慰霊碑(Torn Hearts Monument)慰霊碑として著名な建築家が建造しました)

 

たくさんの施設を見学した中で1番胸に響いた場所は「The mass grave」です。

(2枚とも生徒撮影:このうしろがMass Graveです)

強制収容所で銃殺される場合、銃殺された場所でそのまま埋められることがあり、容量的に埋められなくなるまでその場所で銃殺が行われ埋められなくなったらまた新しい場所で銃殺が行われます。

この場所はプワシュフ強制収容所が稼働してから2番目の銃殺され埋められる場所となっていました。しかしこの場所がもう人を埋めることができなくなった時、この人が埋められた地面の上に他の収容所に移動させられる人々が住むバラックが建てられました。

私はこの事実を知った時強い恐怖を感じると同時にに辛い気持ちになりました。今日見学した時にはとても静かで風景だけを見たらただの草原のような場所なのに、当時はたくさんの人が苦しみ、銃殺という方法で多くの人々の命を奪いその場で埋められた所に人が住むバラックが建てられたという歴史がある場所なのを知ると静かな草原のような風景とのギャップに複雑な気持ちになりました。時間が経つにつれて当時の建物や痕跡が少なくなっていく中でプワシュフ強制収容所を訪れて実際の歴史を知るということで事実を知ることが大切だと思いました。

ほかにも、プワシュフで殺された人々の灰が埋められていた場所の跡地を訪れた際、説明板にある男の子とその母親が銃殺される直前、“Mummy, is death a great pain?” “No, it’s just a moment”というやりとりがあったことが記されていました。

これだけでも、母子が共に殺されてしまうことの惨さが伝わってきて悲しい気持ちになりましたが、ガリシアユダヤ人博物館でガス室の展示を見た際、ガス室に入れられた母子のやり取りで、“Mummy, when they kill us, will it hurt?” “No, my dearest, it will not hurt. It will only take a minute”があったことが記されていました。上記は銃殺、下記はガス室で殺されているのでパターンは違いますが、博物館でこれを見つけた時はプワシュフで見た言葉を思い出し、言っていることがほぼ一緒なことに気づき、余計切なさが増しました。

(生徒撮影:展示の説明文)

もう一つ、鷲の下薬局を訪れた際、ゲットーで元々暮らしていたある音楽家の話を読みました。そこには、彼がアーモンゲートの前で演奏させられていたこと、そしてオスカーシンドラーに救われた人のうちの一人だったということが記されていました。明日シンドラーの工場を訪れますが、今まで行った中でシンドラーはあまり登場していなかったので、今日薬局に行ってシンドラーの名前を見て、救われた彼の顔を見ることができたり、事前研修で学んだことが書いてあって、嬉しい気持ちになりました。

(生徒撮影:「シンドラーのリスト」で救われた音楽家)

他にも、感動した点は山ほどあってとても書ききれません。3つの場所を訪れて、莫大な量の資料を見てきたので、完全に解読できてない資料もあり、(全てが英語なので)後から全てをもう一度照らし合わせながら読んで理解することができたら、どれだけたくさんの気づきや発見、考えることがあるのかと思ったら、楽しみで仕方なくなりました。これからも研修がんばります!

(4年生Aさん、Nさん、Uさん)

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このほかの班でも、クラクフ民俗学博物館やMuseum of Polish Army AK、バベル城など、自分たちがもっと知りたい!と考えていた場所で、充実した時間を過ごせたようです。

今年度から初めてプログラムに取り入れたクラクフでの1日班別自主研修でしたが、充実した様子でホテルに帰着した生徒のみなさんの様子を見ると、とりいれてよかったなと心から思いました。

明日は、「シンドラーの工場博物館」を訪れ、クラクフの総仕上げとなります。いろんな知識を経て展示を見ることで、また違った視点を得てくれたらうれしいなと思っています。

 

グローバル教育部

 

2026.8.22 [国際交流]