答案返却日(20210714k)
夏休みになると、さまざまなところで中高生向けのイベントが行われます。 学校の外に出て、いろいろな体験をしてみるのはいいことです。 校内にも各種紹介ポスターが貼られています。 (綺麗な写真でイベントの内容も興味深いのですが、ネーミングについてはノーコメント。)
1年国語科×図書室
今年の1年生は、国語科と図書室で連携して読書を推進しています。 図書室からおすすめの本プリントを配布し、1ヶ月毎に5冊以上読んだ本の記録を提出すると、名前入りの季節に合わせた特製しおりをプレゼントしています。 夏休みも課題の本の中から好きなのを読んでPOPを作ったり、作文を書いたりする課題が出ています。 課題用にいつものおすすめの本コーナーをどどん!と拡大しました。 夏休み貸出中ですが、他の人も課題で使いたい本なので、読み終わったら早めに返却するよう呼びかけています。 講習期間中は図書室も開室していますので、ぜひ借りに来てください! 図書室 伊達木
綾鷹とか伊右衛門とか(大学出張授業②)
大学出張授業の続き、今回は文系学部です。 ・法政大学/現代福祉学部/水とまちづくり-地元の人の立場から地域の未来を考える お忙し中、品川女子学院に来て下さり、ありがとうございます。私は今地理の授業で地域のまちおこしにどう対処するかという課題に取り組んでいたので、とても参考になりました。(なんと礼儀正しい。高校と大学の授業はつながっていることがわかりましたね) ・早稲田大学/商学部/経済学の視点で経営を学ぶ-経済学では公共部門の経営をどう考えるのか 舞台芸術のコスト病の話が印象的でした。舞台に関わる仕事がしたいと思っていますが、舞台芸術への需要を高めるためにPRやマーケティングをうまくできないと赤字になりやすい産業だとわかりました。(景気が良くなると舞台産業は赤字に陥りやすい、と言われて驚きましたね。でも経済学で説明されるとよくわかります) ・青山学院大学/経営学部/マーケティングの魔法:実は私の行動って…編 本日は本当に興味深い授業をありがとうございました。私は、お茶などは相当おいしくないものでなければ安いものを買っているので、綾鷹や伊右衛門のみを好んで買っている人とは知覚マップが違うのだなとわかりました。(またもや礼儀正しい。私の知覚マップはあなたにかなり近いと思われます) ・立教大学/法学部/法学入門/ルールの意味を考える 日常の中にある物事のルールを考えることはとても興味深く面白かった。法学部と言えばなんだか堅苦しいイメージがあったが、実際は身の回りのルールを考えることから始まったので、とても親しみやすいと思った。(私は、水道の蛇口のルール「なぜ左に回すと水が出るか」が興味深かったです。すぐ人に言いたくなってしまいますね) 立教大学の先生の板書。日常生活におけるさまざまなルールが提示され、受講生徒と一緒に考えていきました。面白くて緊張感のある1時間だったと思います。
大学出張授業・傘シェア・新校長記事・DXAI教育対談
7月16日に4・5年生の大学出張授業が行われました。シリーズでお伝えします。 担当の小川より以下報告です。 東邦大学の看護学部の山内英機先生からは「生きる力を支える看護の仕事」というテーマでお話をいただきました。 看護実習では人形を使って、触ったり観察して身体の状態を判断するフィジカルアセスメントの練習をするそうです。ここで先生が女の子の絵を出しました。「女の子の他に、何か見えますか?」よく見ると、絵の中に猫やお婆さんがいます。 先生「患者さんの身体を見る時も、ただ見るだけではなく、自分が何を見るかを意識することが大事です。唇の色やまぶたの裏側の色、足のむくみからも患者さんの健康状態がわかります。健康診断で胸を触っているのは、肺の動きを手で触っているんです。だから、看護師の仕事は身体の構造を知っていることがとても大事です。」 動画で不整脈がドク…ドク、ドドド、と乱れる映像を観たり、実際の呼吸音を聴かせてもらったりしました。呼吸の音を聴く聴診では、呼吸音の高低、濁っているか、プツプツ、ヒューヒューという音を聴き取ります。看護師は自分の五感を働かせて診断する、ということがよく分かりました。 先生の体験談の中では、患者さんが亡くなった時のお話もありました。 人生の終わりに立ち会うこと、苦しみや死に対して何ができるのか、考え続けることで看護師として成長していくというお話を聴いている時、生徒の皆さんも真剣な顔になっていました。 最後の質問タイムでは「高校生のうちにやっておくと良いことはなんですか?」という質問に、先生からこのようなお話をいただきました。 「チームワークが必要な仕事なので、ディスカッションやグループワークができることが大事。 それから、いろいろなタイプの人とうまくやっていくこと。ネガティブな目で人を見ないで、いつも人の良いところを探して気づけるようになること。」 アンケートでは、 「副雑音を聴いて、人間からこんな音がするのかと驚きました。」 「看護職は医療に関する知識だけでなく、患者さんとのコミュニケーションや観察能力が必要ということを学べてよかったです。将来につながるように今から人の気持ちを考えて、良いところに目をつけられる人になりたいなと思いました。」 「看護の専門的な知識はもちろんですが、看護師としての心を学びたいと思いました。将来助産師になりたいという夢があるので、患者さんの気持ちに寄り添える看護師になるために、様々なことに挑戦していきたいと思います。」 などといった感想がありました。 *生徒会役員企画で傘リユースプロジェクトを始めました。使わない傘を生徒会室に集め、雨の日など傘が必要な時に自由に借りられる学校内傘シェアリングシステムを作るそうです。 プロジェクトを始めるにあたり、7/14水~19月の間、玄関前で傘の回収ををおこなっていますので、ご協力よろしくお願いします。 *読売新聞オンラインに新校長のインタビュー記事が紹介されました。【特集】中高に新校長「社会に目を向けチャレンジする生徒を」… 品川女子 *私がモデレーターを務めた教育対談の動画がアップされましたのでご紹介します。コロナを機に実現するDXとAIによる新時代の教育~伊原木隆太×國領二郎×柴山昌彦×水野雄介×漆紫穂子~
リピーター?(大学出張授業①)
昨日は4,5年対象に大学出張授業もありました。5年生のワークシートから2回に分けて紹介させていただきます。 ・電気通信大学/情報理工学域Ⅲ類/先端科学を学ぼう:ホタルに学ぶ光の化学 応用化学と聞いて「化学だ」と身構えていたけど物理も生物も使っていて、高校の先生達から言われている、分野の壁がなくなってきているということをすごく実感しました。(実社会に近づいていくと、ますますそうなります) ・東邦大学/看護学部/生きる力を支える看護の仕事 病棟看護師だけでなくフライトナースの1日を映像で見られたことがとても興味深くておもしろかったです。ドラマなどで何となく知ってはいたけど、実際の映像を見るとより興味がわきました。(私も伊豆の山中でドクターへリの到着を見たことがあります。とにかくみんな動きが俊敏で、あっという間に救護して離陸して行きました。) ・芝浦工業大学/工学部情報工学科/情報系の研究活動とは たくさん写真を撮ってボケているところをなくすのが、原始的なのに近未来な感じですごく面白かったです。(写真は、撮った後でも明るさや色調などほとんど修正が効くのですが、ピントだけは修正できないと言われていました。おそらく、ピントを分散してたくさん撮って合成する技術ですね。たしかに原始的だけど新しいです。最近スマホのカメラなどに標準でついているHDRという技術も、基本は同じ発想です) ・昭和大学/薬学部/新しい薬学教育の動向~対人援助職としての薬剤師養成プログラム 昨年もこの講座を受けて、大学選びの時に大学独自のカリキュラムを見た方がいいとおっしゃっていたのは覚えていたのですが、調べ方を忘れて困っていたので、今日知れてよかったです。(出張授業のリピーターですか?この先生、新しい薬学のあり方や、他大学との比較をはっきり言っていただけて説得力があり、短時間ですが聞き入ってしまいました) 東邦大学の講義。実際の患者の呼吸音を聞いて、症状を分類する指導などもありました。
偏愛
高校時代は「自分が何をやりたいか」ばかりを考えていましたが、社会と関わるようになって「自分が社会に何を残せるか」と考えるようになりました。 今日見に行った4年生の総合学習「inspire High」の中で、ガイド(ゲスト)の辻愛沙子さんが最後に言っていた言葉です。表現は違いますが、理事長先生がよく言っている言葉でもあります。進路選択に迷っている人は、このような視点で考えてみるのも良いでしょう。 4年生、このプログラムはどうだったでしょうか。最初に辻さんの仕事と経歴について話を聞きましたが、その後のアウトプットが面白かったですね。①自分の好きなものを3つあげる、②その共通項にキャッチコピーをつける、③その理由と解説を書く、④イメージ画像を共有。私も授業を見学しながらやってみました。ちなみに、①②はともかくとして私の③は「自由を得られるから」でした。 ふだん皆さんはさまざまなワークショップをやると思いますが、おそらくこのような切り口のものは初めてだったと思います。これは、自分を知り、特に相手を知るときに有効だと思います。極端に好きなもの、というのは人の特徴がよく出ます。その人がどんな人かを知りたいとき、旧知の人でも、新たに出会った人でも、男性でも女性でも、どんな年齢の人でも、大きなヒントになります。またフィードバックをする/もらうことによって「偏愛」を深く掘り下げ、自分や相手への理解が深まるでしょう。 どうですか。4年生は今晩でも、家族とやってみませんか。身近な人の意外な一面が発見できるかもしれませんよ。 好きなもの3つは、すぐに挙がったようでした。
廊下展示「平成生まれの作家特集」
今月の廊下展示を作成しました。 テーマは「平成生まれの作家特集」!! 毎日たくさんの本が出版されています。その中に新人の方もいらっしゃいます。 どの作家さんも、最初は新人ですよね。 以前10代の作家さんが評判の本でデビューした際、卒業生が「同級生の作家がデビューした!!しかも面白い!!!」 と刺激を受けていました。 みなさんも、いつか平成生まれの作家になるかもしれません。 以前からの名作も素晴らしいですが、若い作家さんの本も読んでみて刺激を受けてはいかがでしょう。 お待ちしています! 図書室 名小路
傘募集
先日生徒会の生徒が、SDGsを意識した運動の一環として傘のリユース活動を始めたいということで、関係書類の印鑑をもらいに来ました。持ち主のわからない傘や、家庭で不要になった傘を集めて、生徒に再利用してもらおうというものです。身近なところから始める、というのが品女生らしいところです。試験があったので、実際の準備を始めたのは最近だと思うのですが、もう昨日校内放送で呼びかけ、エントランス前には傘とその入れ物が準備されていました。 個人的に気に入ったのは、入れ物に書いてある「傘募集」のフレーズ。何か「まだ役立つ道具たち、集まれ!」みたいなイメージが湧いてきていいです。
最近の行事
緊急事態宣言が出て、校内も対応に追われています。それ以前の行事を中心に、最近の生徒の様子をお伝えします。 安全対策を第一に、その上で、すべてを中止する前に、生徒の学びを止めない工夫をするのが私たちの方針です。 とはいえ、若年層への広がりが懸念される昨今、ルールも見直し、細心の注意を払って過ごすよう、仕組みを作り、生徒達にも呼びかけています。 予測できないことが多く、ご家庭ごとに事情も違い、いろいろな考え方もあろう中、ご協力いただいているご家庭、品川ファミリーの皆様に心から感謝します。 *校外学習 こちらは、先月です。 【1年生】 宿泊行事ができなかった去年、様々な工夫を凝らして作ったプログラムです。それを今年にバトンタッチすることができました。制約が多いからこそ生まれるものもあるんだなぁと教えられました。 初めての校外学習は千葉県木更津にあるKURKKU FIELDSへ行ってきました。大自然の中で、各クラスがSDGsに関するテーマを決め、テーマに沿った体験をさせていただきました。 【2年生】 「日本を知る」をテーマに、茨城県つくばみらい市で、藁細工作りと田植えを体験してきました。浴衣の着付けなど、できないことも多い中、この日は、のびのびと体験をしてこられたようです。 【3年生】 ディズニーリゾートへ行ってきました。事前に創業時からこの施設を知る方にリモートで講演をしていただきました。生徒が自分なりに課題を見つけ、キャストの皆様に取材をさせていただきました。 【4年生】 4年生もディズニーリゾートへ 修学旅行でできるはずだった外国人との交流の機会を少しでも補うため、外国人バディと一緒に周って会話を楽しむ、という企画付きです。 【5年生】 最後の校外学習は、ミュージアムパーク茨城県自然博物館と清水公園へ行ってきました。ミュージアムパーク茨城県自然博物館ではたくさんの展示物に触れ、清水公園ではアスレチックや公園散策などを楽しんでいたようです。 *大学入試説明会 6年はすっかり受験モード。 各大学からお越しいただき、大学入試説明会が行われました。 それぞれの進路に向けて準備を進めています。 本校は、28プロジェクトの影響で進路がバラエティーに富むことが特徴です。 同志社大学の河村先生よりサイン本をいただきました。図書室に入れます。 -実務家のための-刑法概説 難しい本ですが、刑法の概要が分かるので、法学部志望者にオススメです。 *オープンキャンパス コロナ禍で、感染対策をした上で、人数を制限して行いました。6年間を過ごし、未来の土台を作る中高を通う本人に見ていただく機会をなんとか作りたいという思いで、教職員、生徒、みんなで企画、運営をしました。 ミニ説明会 生徒による模擬授業 化学部 箏曲部 28project生徒プレゼン 校長によるミニ説明会 ダンス部 インターアクトクラブ *小笠原流礼法講演 体験学習に制約がかかる中、今年も1年生に向けて、~礼法を活かして幸せな空間をつくりましょう~というテーマに講演をしていただきました。 ご宗家がそのときの様子を公式ブログで紹介してくださいましたので、ご紹介します。小笠原 敬承斎公式ブログ