PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

地域との交流・お知らせ

本校は社会とつながる活動を大切にし、それぞれの学年や有志グループが活動しています。品川の地で100年の学校でもあるので、地域との交流も大切にしています。 担当の河合から報告です。  防災に関する品川区の森澤区長とのタウンミーティングに防災有志 の生徒数名が参加して参りました。 「品川区での共助の課題について考える」というテーマで, 行政の担当者,地域住民,立正大学, 近隣他校の方々とディスカッションをし, 最後には生徒たちからお願いをして, 森澤区長と集合写真を撮っていただきました。 引き続き,行政とのつながりも大切にしていきます。 12月3日には、品川区主催の産学官連携フォーラムに学生団体「Like me」と「charme」が招待され、各団体の取り組みについて発表の機会をいただきました。 担当の塩崎より報告がありましたので、PDFを添付します。 産学官連携フォーラム「「ともに創る 自分らしくミライを実現する都市」~世代をこえたリーダーたちと考える未来都市しながわ~」参加報告.pdf (3.92MB) 北品川ゆうゆうプラザでネイルサロンレクを行った班が、第2回のイベントを実施しましたので、 ご報告させていただきます。(1回目のイベントの様子はこちら) 今回は北品川ゆうゆうプラザの利用者のみなさまを品女にお呼びし て、班員だけでなく品女生からも希望者を集め、 合計23名でガトーショコラ作りを行いました。 そのときの様子をゆうゆうプラザのブログにてご紹介いただいてお ります。中高生とLet's cooking ケーキをつくりながらクリスマスパーティー♪♪ 参加された皆様からは、ケーキ作りというより、 普段かかわることのない世代同士での交流がなにより楽しかった、 とお声をいただきました。 CBLとしての活動は今回で終了となりますが、 このご縁を繋いでいけるよう、形を変えて定期的にイベントを開催していきたいと考えております 。 *今年度、登壇した会議の様子がHPで公開されましたので紹介します。 あすか会議2024 「アントレプレナーを生み出す教育~これからの時代の人材育成の手法を考える~」漆紫穂子×水野雄介×山口文洋×鈴木寛 【知見録記事URL】https://globis.jp/article/tuno 2ju4_k/ 【Youtube】https://youtu.be/aTj4fZ7hpVo *日経XWomanにて、シフターフッドについて取材された記事が掲載されました。有料記事ですが紹介します。 ゆで卵1200円に驚愕… 品川女子理事長が日本に必要と痛感したもの

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中等部校長

経産省ワークショップ(20250324)

神山まるごと高専さん、東京都立産業技術高専さん、開成高校さんの生徒の皆さんと共に、経産省に行ってきました。 政策について現場のリアルな声も聞けましたし、各校それぞれの持ち味が出た議論になっていたように感じられ、3時間半、見ていて全く飽きませんでした。 このような機会をいただけたことに、感謝申し上げます。

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図書室日記

図書室引越日記 #10 本はすべて箱の中である

本はすべて箱の中である。 少し前の話ですが、業者の方に手伝っていただき、図書室の本はすべて箱に。 次の投稿からA棟での様子をお伝えします。   図書室 岩崎 図書室引越日記 #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7 #8 #9

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中等部校長

修業式のあと(20250322)

演出家の木村龍之介先生を講師にお迎えして続けてきたシェイクスピア特別講座。今日はその成果発表会でした。 題して、カジュアルな『ロミオとジュリエット』in品女 びっくりしました。 あんまり驚いて言葉が見つからないという経験を久々にしました。 講座の回数の関係で、身体の動作を少なくし、台本を見つつのセリフ劇でしたが、自分たちなりに戯曲の言葉を消化し、自分の表現として構築していました。 言葉に力がありました。 直前に一人一人に指導の時間を作ってくださった木村先生のマジックでもあると思いました。 いいものを見せてもらいました。ありがとうございます。 (バルコニーのシーン)

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中等部校長

クラウドファンディング(20250321)

2年生の生徒から、学校外で打ち込んでいる活動について、報告と応援の依頼がありました。 直接頼まれたので、私も少しだけですが支援します。 皆様も、よろしければ、ぜひ。  

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中等部校長

答案返却日(20250312)

生徒の皆さんは、期末試験の結果が返ってくる日。 全然関係ないのですが、校長室が広くなりました。 窓もつきました! (これからもうちょっと備品が入ります。)

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白ばら日記

卒業式祝辞

今日は本校77期生の卒業式でした。天候にも恵まれとてもよい式が挙行できました。15年間の建築プロジェクトを経て、ようやく竣工した講堂で行う初めての式典となりました。工事期間は不便な思いをさせることが多かったので、この創立100年というタイミングに彼女たちをピカピカの校舎から送り出せたこと、本当にうれしく思いました。祝辞でお話しした内容をこの場を借りて皆様とシェアしたいと思います。 振り返ると、コロナ禍により多くの制約があった一方で、本校として初めてのチャレンジを数多く行った学年でもありました。 1年生ではデザイン思考、3年生では起業体験プログラム、4年生ではチャレンジ・ベースド・ラーニング(CBL)に取り組みました。また、起業体験プログラムはクラスを超えて実施され、5年生では個人探究に挑戦。そして、引っ越し前の講堂で行われた卒業式と、ほぼ毎年新たな試みが行われてきました。こうした取り組みが現在では定着しているのは、本校の「品女DNA」ともいうべき、「文句を言う前にまず行動」という起業マインドを、皆さんが実践してくれたからこそだと思います。 さて、この「品女DNA」につながる昔話をお話ししましょう。今から100年以上前、日本には女性が学べる大学が一つしかありませんでした。幸運にもその大学に入学を許された女性がいました。彼女は、その恵まれた環境に感謝し、いつか社会に恩返しをしようと一生懸命勉強していました。しかしある日、父親から退学を命じられました。理由は、結婚のため。彼女は一週間泣き続けた末、父の命に従いました。当時、女性には選挙権がなく、国のルールのすべては男性によって決められていました。それだけでなく、自身の進路や結婚相手も親が決めるのが当たり前でした。しかし彼女は、そのとき一つの決意をしました。 「次の世代の女性たちには、自分の人生を自分で決める自由を与えたい。そのためにできることは何でもしよう。」これは、私がこの学校の創立者である漆雅子から聞いた話です。 彼女は、自由を得るためには自立する力、すなわち経済的な力が必要だと考えました。そこで、女性たちに手に職をつけさせるため、裁縫を教える場を設けました。これが、この学校の前身である「荏原女子技芸伝習所」の始まりです。「女性が自らの人生を選択できるように」「女性が国家の意思決定に参加できるように」—— こうした志を持ち、100年の歴史を歩んできました。今日、この学び舎を巣立つ皆さん。自分の進路を決める際、少なくとも自分の意見を反映させることができたのではないでしょうか。 では、日本という国はどうでしょう?私はこの一年、次の100年も品女の教育が続くよう、多くの方に協力をお願いしてきました。本校からは多くの卒業生が社会に羽ばたき、起業マインドを持ち、ゼロからイチの価値を生み出せる人が育っています。そのことを、私は確信しています。 これは、身びいきの主観でなく、卒業生の調査研究からも明らかになっています。 しかし、ジェンダーギャップを解消するために女子教育への支援を呼びかけると、反応は大きく二つに分かれました。一つは、「自分には力がないけれど、できることは何でも応援する」というもの。 もう一つは、「それは素晴らしいことですね。品女さん、頑張ってください」というものです。個人差はありますが、前者は主に女性や若手、後者は日本の政治や経済の意思決定層の男性に多く見られました。衆議院の女性議員比率は、2024年で15.7%、東京証券取引所のプライム市場に上場する企業1,836社のうち、2023年1月時点では女性社長はわずか15人で、全体の約0.8%、つまり社長が100人いたら女性は一人いない割合です。 高等教育を受けた女性が報酬を得られない国としてもOECD断然の最下位です。人口減少が進むこの社会において、国の半分を占める人的リソースを十分に活用できていない現状は、まさに危機的状況といえます。 私自身、これまで女性への差別をほとんど感じることのない人生を歩んできました。しかし皮肉にも、この活動を通じて、日本がなぜジェンダーギャップ指数において依然として世界118位なのかを痛感することになりました。100年たっても変わらないこの状況を、次世代に引き継いでは申し訳ない、これは私たち世代の責任だと思うようになりました。そんなとき、たまたま出会ったのが、映画『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役として知られるエマ・ワトソンが国連で行ったスピーチ「HeForShe」でした。そのスピーチから私が得た学びは、男女の対立構造にしてはいけないということでした。男性対女性ではなく、「みんなのために」。 例えば、第二次世界大戦の開戦決議をしたアメリカの下院議会では、戦争賛成票が388票、反対票が1票でした。賛成票を投じたのはすべて男性議員であり、唯一反対票を投じたのは米国初の女性議員、ジャネット・ランキンでした。また、本校の校歌の作詞者である与謝野晶子は、日露戦争のさなかに「君死にたまふことなかれ」と歌いました。意思決定の場には多様性が必要なのです。 女性のためだけでなく、すべての人のために。未来に向けてこの国を支え、そのプレゼンスを高め、世界の平和に貢献するために——。この共通の目標に気付いてから、男性の意思決定層にも少しずつ応援してくれる人が現れるようになりました。 さて、皆さんは今日、この学校を巣立ちます。皆さんが過ごしたこの環境は、思った以上に特別なものであったことに、いずれ気付くでしょう。今や、公立高校の99%が共学化する中、私立女子校という、男女の役割バイアスから自由な環境で過ごした6年間で得たものは、貴重な財産となるはずです。 校歌の「われら平和の使い」を胸に、さまざまな対立を乗り越え、共通の目標を見つけ、社会に価値を生み出す人であってください。「自分がそこまでしなくても」「まだ力不足だから」—— そんなふうにくじけそうになったとき、エマ・ワトソンの言葉を借りて、自分に問いかけてみてください。  If not me, who?  If not now, when? そして、疲れたときは、いつでも母校に帰ってきてください。母校は皆さんのもう一つの実家です。これからの100年、社会に新たな価値を生み出すため、ともに歩んでいきましょう。 卒業式の壇上を華やかに彩ってくれたお花は、フラワーアレンジ部が心を込めて作成してくれました。現在は事務所前に飾っています。

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高等部校長

さらば77期生

今日、品女の中でもとりわけ元気で団結力のある6年生が巣立っていきました。誰もいなくなった教室を回ると、仕方ないけれど本当に去って行ってしまったのだと感じます。 77期生に幸多からんことを

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白ばら日記

作画部×骨髄バンク・イトーヨーカドー様との取り組み

明日は卒業式です。国道沿いの新校舎の講堂で行う初の行事となりました。実はまだ引っ越し前なのですが、6年生はコロナ禍で学校行事に影響が出て、また改築工事で部活などにも制限のある学校生活でしたので、何とか、間に合わせられないかと工夫して、この日を迎えることができました。 さて、少し前のものも含めて、報告をもらったり書き留めたりしていた記事を更新していきます。 作画部×骨髄バンク 顧問より報告です。 作画部は普段、 好きなイラストを描いてまったりと活動をしていますが、「 イラストの力で社会貢献」 を合言葉に社会貢献活動にもチャレンジしています。そのような活動の1つが公益財団法人日本骨髄バンクさまの支援活動で、代々、継続しています。今年度は骨髄バンクさまの活動を普及啓発するポスターの作成と展 示、オリジナルグッズを作成して文化祭で販売しその利益を寄付。 また、品川駅前で街頭募金を行いました。 先日、今年度の寄付金を持って事務局へ伺い、寄付金の贈呈、 今年度の活動報告、今後の活動予定をお話しし、 意見交換も行いました。 最後に日ごろの活動に対して骨髄バンク理事長より感謝状をいただき、部員一同感激しました。また、 日頃の活動の様子と事務局訪問の様子を骨髄バンクさまのMONT HLY JMDPや公式Xなどで紹介してくださいました。 来年も新たな企画で骨髄バンクさまの活動を支援しようと、 準備を始めました。 広く皆さまに骨髄バンクさまの活動を知っていただくため、 部員たちは頑張っています。現在は「# オレンジ30000チャレンジ」を支援しています。       公式Xhttps://x.com/jmdp1789/status/ 1868930471734001729?s=12https://x.com/jmdp1789/status/ 1896821991233204240?s=46https://x.com/jmdp1789/status/ 1897120768552763887?s=46https://x.com/jmdp1789/status/ 1899701943779664045?s=46https://x.com/jmdp1789/status/1903038536431042707?s=46 公式Instagramhttps://www.instagram.com/p/ DCOWohBzc_a/?igsh= MzRlODBiNWFlZA== MONTHLY JMDP.pdf (718.98KB) イトーヨーカ堂×総合学習 家庭科の山下からの報告です。 今年度は株式会社イトーヨーカ堂様にご協力いただき、様々な取り組みをさせていただきました。8月に開催しましたSJ OPEN DAYにお越しいただいたことがきっかけとなり、店舗や会社内の様々な部署の方のご協力のもと、生徒たちだけでは実現できないような取り組みをすることが出来ました。食品ロス削減に向けた取り組みと、お米の消費推進のための取り組みを実施しましたので、ご紹介いたします。 1.イトーヨーカドー様店舗において、てまえどりを推進するためのPOPを掲示 10月末よりイトーヨーカドー様の全店舗で設置するPOPとして、本校生徒が作成した「てまえどり」POPが採用されました。フードロスに取り組んでいる1年E組と、CBL4B7班(※)が、目につきやすいデザインを考え、環境月間の時期に合わせて掲示していただきました。(※)CBLは4年生が家庭基礎で取り組んでいる、グループで行う8ヶ月間のプログラムです。 2.イトーヨーカドー大井町店様にて、お米の購入を推進するためのPOPを掲示 CBL4B6班では「日本人のお米離れの解消」を目指しており、大井町店様のご協力のもと、お米売り場の一部を考え、実際にPOPやのぼりを設置させていただきました。設置にあたり、商品部の方経由で農家様の声を拾っていただき、自分たちが実際に食べて感じたお米の魅力も盛り込みながらPOPを作成しました。10月末から1週間設置し、その前後で購入数量や売り上げの比較も行いました。(売り上げはアピールした2つの銘柄で、約30%〜40%の※売り上げ増となりました。)※イトーヨーカドー大井町店、2024年10/21~27とPOP設置後10/28~11/3の売上比較  お米と合わせて販売する商品など、売り場自体の提案をさせていただき、大変貴重な機会となりました。 3.イトーヨーカドー大井町店様にて、てまえどりを推進するためのPOPと音声の設置 CBL4B7班では、校内にあるヤマザキショップにおける食品ロスに注目していましたが、イトーヨーカ堂様とつながり、実際の店舗で食品ロスを防ぐためのチャレンジをさせていただきました。大井町店様のご協力のもと、特に廃棄につながりやすい牛乳・パン売り場に「てまえどり」推進のPOPと、音声(よびこみくん)を設置しました。期間中は毎日店舗に通い、手前どりがされているか目視で確認を行いました。前日分の在庫が翌日には捌けており、音声での声かけも好評だったそうです。店舗に設置されると感動や喜びもひとしおで、家族や周りの反響も大きかったようです。 イトーヨーカ堂の皆さま、お忙しい中貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました!

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