合唱祭の曲目と就職情報交換会
1月の品川女子学院の放課後は、たいていどこかの教室から合唱の練習が聞こえてきます。そしてそれはだんだんまとまった歌声になっていき、本番をむかえます。ただ、今日はその声が聞こえません。英検の試験を行っているのです。来週はいよいよ本番。お嬢様が歌う曲はご存じ(たぶんご自宅でも口ずさんでいるでしょう)だと思いますが、聞きに来られる保護者の方は、ぜひ他のクラスの合唱も楽しんでいただければと思います。高等部の曲目は以下の通りです。 4A 聞こえる 4B 小譚詩 4C メイプルシロップ 4D YELL 4E 二十億光年の孤独 4F 青い鳥 5A 青春譜 5B ある真夜中に 5C 次元 5D ここにいる 5E 君が君に歌う歌 そして今日の放課後は、就職情報交換会も行っていました。これから就職活動を始める大学2,3年の卒業生が参加しています。まず理事長の話で始まり、就職活動を終えた大学4年生が行うパネルディスカッション、そして最後は、企業で採用などを担当する在校生保護者の方との個別相談です。毎年多くの分野の保護者(DASHという、お父さんの会の方々)が、休日を返上して協力していただいています。すごいサービスだと思います。 パネルディスカッションの司会は、総合人材サービス会社に務める卒業生が行いますので、ポイントを突いた質問が投げかけられます。答える方も、「面接の練習はたくさんすれば良いわけではない。自らの言葉で伝えられるよう、自分にあった就活の方法を見つけてほしい。」「最終面接は、候補者の中から自分を選んでもらう試験。他者との差別化を意識すべき。」「面接では、どうしても自分を表現することばかりに気をとられるが、相手(=企業)が何を求めているかをきちんと考えて表現すべき。」など、経験者ならではのはっきりした言葉で伝えてくれました。 毎年、ちょっと過保護な感じだけど良い会だなあと思って見ています。
うれしい知らせ(20230120)
7年前の卒業生から連絡が来ました。 たまに学校に遊びに来ては、こちらが仕事を忘れて聞き入ってしまうほど面白い報告をしてくれる人です。 AGU NEWS AGU LIFE 研究分野として、今日的で、面白いところだと思います。そして、なにより彼女はいつも楽しそうです。 私は修士までしか出ていませんから、学問の世界では追い抜かれました。とてもうれしく思います。
得した気分(20230119)
昨日の生け花の授業で先生がお作りになった作品は、そのまま校内に飾られています。 2階のエレベーターホールの格が上がった気がします。
自信を持ってもらう役目
今週は日曜日、月曜日と4年生の留学出発が続きました。両日とも見送りに行ったのですが、普段は元気な品女生も、離陸の時間が近づくにつれて不安な表情になっていきます。月曜日は、卒業時に担任をしていた航空会社の職員に偶然会ったので、出発直前に挨拶をしてもらいました。私もいくつか助言はしたのですが、彼女自身は高校時代に留学したことがあったので、アドバイスに重みがあります。経験者の言葉で不安の表情がだいぶ和らいだように見えました。 昨日の総合学習は合唱祭練習でした。高校生は自分たちで方法を考えて練習するのですが指揮者や責任者の想いとクラスが噛み合わないこともよくあります。そんな時、音楽科の小山が指導に加わると雰囲気が一変します。教室にいるのは5分くらいですが、去った後は練習をリードする方も自信がつき、歌う方も明らかにトーンが上がります。例年のことですが不思議な瞬間です。 そして今日は高校3年生の入試直前講座を1コマやってきました。ある大学の記述問題に特化した授業ですが、受講している生徒たちも自分でたくさん過去問は解いているはずです。ただ、私はこれまで同様の授業を多数持ってきましたので、その人間がはっきりとした言葉でアドバイスをすることで、少し自信がつくのではないか。授業内容そのものよりも、そんなことに価値があるかと思い、いくつかの講座持たせてもらっています。
生け花はじまる(20230118)
2年生道徳の生け花の授業が始まりました。 毎年来てくださっている大久保先生は、国際的なイベントでも活躍されている華道家・芸術家でいらっしゃいますので、経験談も大変面白く話してくださいます。 が、何より、実演に毎回驚愕します。 手に取られた花の表情を一瞬で判断し、生徒の皆さんが正面から同時に見られるように、裏側から即興で作品を構築されます。 すごい。 来週から、生徒の皆さんも実際に花を活けていきます。
今年も翌日に(20230116)
共通テストの国語の問題を解くのは、毎年の個人的な恒例行事となっております。 仕事上ということもありますが(←もともと国語科の教員です)、単純に、文章を読んだり、それを元に考えたりするのが好きというのが1番の理由です。 今年の大問1は、コルビュジエの建築物で窓が果たす役割をめぐる文章。人間の視覚におけるフレームの問題は、最近ではPCやスマホの画面をめぐっても論じられることがあるテーマですので、興味深く読みました。 前年からの傾向の通り、文章自体の読解に加えて、複数文章の比較検討が必要ですので、スピードの要求される問題でした。大問2の小説文も同様です。 一方で、古文漢文は解きやすいように思いました。 生徒の皆さんが、力を発揮してくれていればよいのですが。 (私はコルビュジエの建築が好きで、校長室に国立西洋美術館で買ったポスターを貼っています。)
今日のイベント(20230114)
放課後、4年生PTAの企画で、卒業生の保護者の方をお招きして体験談を聞く会がありました。 中1から高2まで私が学年主任だった代の皆様でしたので、司会役を仰せつかりました。(最終学年は校長になっておりましたので、学年外から見守っておりました。) 直近の受験生の親御さんとしての立場からのお話でしたので、私からすれば親しく接してきた生徒の皆さんの「裏話」で、私自身が面白くなってたくさんお話を伺ってしまいました。 これから「受験生の親」として大変な時期を迎える4年生の保護者の皆様の参考にしていただくことができましたら、嬉しく思います。 (自分では写真が撮れませんでしたので、この場所からzoom配信しました、という証拠写真。地味ですみません。)
共通テストの朝
最近の東京では珍しく暖かかった今朝、品川神社にお参りしてきました。今日は大学入学共通テストの初日。6年生のほとんどが会場に向かっている頃でしょう。この日を迎えてしまえば、もはや教員ができることはありません。受験する全員が、力を出し切ってくれることを祈るばかりです。 参拝を終えて振り向くとこんな絵馬が。熱望してもらえる学校の生徒として、誇りをもって試験に挑んできてください。
合唱祭練習日(20230113)
今年最初の13日の金曜日、は関係なくて合唱祭練習日。 合唱祭前に2回設定されています。 授業時間を1時間使って、学年ごとに全クラスが集まり、皆の前で歌います。そして、付いている音楽科の教員が重要な改善ポイントについて指摘します。 広い場所が必要なので体育館で、1時間目に○年生、2時間目に●年生、と回していきます。 授業時間が1コマつぶれてしまいますが、他クラスの完成度を見、また、自分のクラスだけでなく他クラスの指導の様子を見て、改善のヒントを掴む機会になる大事な時間です。 上級生になる程この時間の重要性を理解し、責任者は熱心にメモを取っています。 写真は初めての合唱祭(練習日)体験になる1年生。初々しい歌声でした。 本番まで2週間。どこまで伸びるか。