PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

支えること(文化祭今昔⑤)

昨日は少し教室を回ったので、今日の午前中は舞台を見に行きました。私はダンス部とバトン部の顧問だったことがあります。ダンス部は、私がいた頃よりもテーマ性を重視していて、小さな舞台にも関わらず作品の空気感が凄く伝わってきました。バトン部は、最近まで顧問でしたのでどうしてもドロップ(バトンなどを落とすこと)を心配してしまうのですが、今日それが少なく衣装も華やかで、落ち着いて作品の世界観に浸ることができました。

そして、それぞれの華やかな舞台が終わって、観客がいなくなった後に行われていること。文化祭実行委員が、毎回全ての座席を消毒しています。前の回でその座席には誰も座っていなかったかもしれないし、自分が消毒した場所に最後まで誰も座らないかも知れない。それでも、毎回すべての座席を消毒する。このことを知っている人は少ないでしょう。私は舞台での感動と同様に、いやそれ以上の気持ちで、舞台を支える彼女たちを見ていました。

2021.9.20 [高等部校長]