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白ばら日記

中等部総合学習日・本の紹介

先週土曜日は中等部総合学習日でした。 中1は、小笠原流礼法ご宗家による講演会。中2は、英語4技能の試験GTECと文化祭に向けた活動。中3は、GTECと起業体験に向けた マーケティング講座。 高等部は、ベネッセ模試でした。高3は、大学の入試担当の方々に来ていただいて相談会もあり、いよいよ進学に向けた取り組みが本格化していきます。 私は、中学3年生保護者に向けた毎年恒例の講演会を行いました。中学3年生から採ったアンケート結果を踏まえ、データをもとに「子どもの心にスイッチが入る瞬間」として、思春期の親子のコミュニケーションについて、お話ししました。パネラーとして大学生となったOGも協力してくれ、生徒側の気持ちを代弁してもらいました。 午後には2年生向け着付けの特別講座も開催していただきました。 以前、特別講座を実施していただいた眼科医で起業家の窪田先生の本が出版されました。これを記念して先日、窪田良さん、為末大さん、茂木健一郎さんとのパネルディスカッションに参加しました。 特別講座の様子:品川女子学院にて中学生向けの講義を開催 サイン本をいただきましたので、図書室に入れます。私も帯にコメントを書いています。 近視は病気です(東洋経済新報社 )

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2年生総合学習・お知らせ

2年生では、日本文化に触れる学習をしています。今年もその一環で、着物の文化についてのお話をしていただだきました。 日本文化の授業についてまとめた本はオンライン書籍(女の子が幸せになる授業)になりました。 学年主任の住谷より以下報告です。 中間試験の終わった翌日、2学年の総合学習では「日本を知る」 の年間テーマ第1弾として津田恵子先生による着物に関する講演会 を開催しました。 津田先生は、もともとは着物とは無縁の生活で、 バリバリとご自身のキャリアを築かれていた方ですが、 言語を通さずに日本人としてのアイデンティティーを伝えられる、 着物の魅力に惹かれ、 以来様々な形で着物の魅力を発信されています。 まずは生徒たちの着物に対する概念(先入観?)を壊すべく、 さっそうと自転車に乗る先生の動画が流れ、生徒たちはびっくり。  そして着物のもとである反物を広げて見せて、 その長さに生徒はびっくり。 さらに、 着物は基本的に体型やジェンダーを選ばず着られること、 そして何度もサイズ調整をしながら着回した後、 最後は切り分けておむつや掃除にも使って、 土に返すこともできるという話に、 SDGsなんていう言葉がない時代からサスティナブルな存在であ ったとこれまた驚いていました。 生徒たちがぐっと引き込まれたところで、 さらに大盛り上がりとなったのが、 学年の教員3名による着物ファッションチェック。 それぞれに素敵な着こなしをした教員に「かわいいーっ!」「 きゃーっ!」と大歓声。帯の結び方や襟元、 さらには髪形や草履のアドバイスもあって、 生徒たちは興奮しながらも一生懸命メモを取っていました。 最後、質疑応答では、着崩れしない帯の締め方を聞く生徒がいて、 関心の高さがうかがえました。 7月に希望制で浴衣の着付け講座を開催予定ですが、 多くの生徒が参加したいと表明しており、 感想にも今までに知らなかった着物の魅力を感じた、 自分でも着てみたい、 ニュージーランドの修学旅行でもホストファミリーに着せてあげた い、など多くの前向きな声が書かれていました。 7月の講座ではきっとまた多くの生徒がさらに実演を通してその魅 力を感じてくれることと思います。津田恵子先生、漆圭子先生、 本当にありがとうございました。 *評議員を務めているグロービス主催のG1サミットに参加し、「スポーツ教育・部活動のあり方を考える〜部活動「地域移行」の実態と課題〜」に登壇しました。その様子が、HPに掲載されましたのでお知らせいたします。 「スポーツ教育・部活動のあり方を考える〜部活動「地域移行」の実態と課題〜」朝日健太郎×五十嵐立青×伊原木隆太×漆紫穂子×為末大 【知見録記事URL】https://globis.jp/article/49xf y3-p7v/ 【Youtube】https://youtu.be/J9rzp1Ts3f4【X(Twitter)】https://x.com/GLOBISJP/status/ 1797492866165739934

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活け花の授業 最終回

朝焼けの空に春を感じたと思ったら、今日は冬のような寒さです。修学旅行のショートコースが帰国すると、2年生の京都宿泊行事が始まります。どちらも引率する校長は大忙しです。 さて、日本文化の授業の一つ、活け花の最終回は、自由花でした。 ペットボトルで器を作り、ラッピングします。 一輪の花と一枚の葉でも、一人一人工夫を凝らし、個性ある作品に。 全員で活けていきます。 完成! このクラスは、合唱祭の曲に合わせてブラックパンサーのラッピングです。 水切りを教わって花は生きていることを実感すると、家に戻ってからも大切に水やりをして長く持たせる子もいます。道ばたの植物に目が行くようになると、今まで目に入らなかった世界が広がり、季節をより感じるようになります。日本に古来伝わる活け花の入り口を垣間見ることで、生徒達のこれからが少しでも豊かになればうれしいです。来年の今頃は、修学旅行。何処の国にも花と器とはさみがあるので、それを使って、少ない花でも空間を美しく演出できる日本の活け花を披露してくれることでしょう。

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活け花の授業、お知らせなど

2年生のいけばなの授業がはじまりました。 講師の大久保有加先生。これまでご指導いただいていた州村衛香先生のお嬢様で、国際的に活躍なさっている華道家です。 1回目は、レクチャーと、 デモンストレーションです。 先生に活けていただいたお花です。事務所前に飾らせていただきました。 今日は2回目の授業でした。 花型法という、器の大きさから活ける枝の長さを割り出し、決まった角度で活ける手法を習います。   熱心に活けています。 初めての人でも綺麗なバランスで活けられるので、これを覚えておけば、海外に行ったときなど、気軽に活け花が披露できます。 ニュージーで、現地の器とお花でホストファミリーのお宅に活けて差し上げた子もいます。 *先日ご紹介した近視に関するパネルディスカッションの様子が記事になりましたので紹介します。遺伝だけが原因じゃない「近視リスク」 を高める3つの環境要因とは? その他、最近の記事掲載情報です。 2023.12.27 Hugkum 品川女子学院が「生理期間を生きやすく」するために行う活動CLAIR.(クレア)とは。「男子校も訪れ、生理の理解を深めてもらいます」 2024.1.19 日経ビジネス電子版 大人のトライアスロン 品川女子学院・理事長 トライアスロンは「人とのつながり」を生む※全文読むには会員登録(無料)が必要です。 ■放映情報■BSテレ東 THE名門校1月27日(土)10:30- *再掲ですが、私の所属している会議エンジン01で、1月26日(金)~28日(日)まで、市原で様々なパネルディスカッションを行います。私は以下に参加します。千葉なので是非! 1月27日(土)1時限 10:00~11:15 「女性リーダーの増やし方」三浦瑠麗様、岸本周平様、下村満子様3時限 14:30~15:30 中高生のきみたちへ「エンジンハローワークin市原」教師枠でお話をさせていただきます。4時限 16:15~17:30 「教育業界にも闇がある!?」 寺脇研様、福井康之様、ヨーコゼッターランド様、和田秀樹様 詳細、申し込みは以下です。「エンジン01in市原」公式HP https://enjin01-ichihara.jp/ *今話題の半導体人材育成のセミナーです。生徒が進路を考えるためのものですが、今回は、大人も参加できます。 日時:2024年4月20日(土)15:00~17:00形式:ハイブリッド開催(現地参加:東京大学生産技術研究所、 或いはウェビナー視聴)主催:(一社)学びのイノベーション・プラットフォーム(PLI J)協力:東京大学生産技術研究所  東京大学工学系研究科 ■テーマ:~半導体とSTEAM~ 半導体エコシステムを支える人材半導体の開発と生産及び利用は、多様な科学・技術の「融合」 であり、携わる多様な人材の「連携」が肝になります。探究型のSTEAMの学びの経験は、創造性、課題発見、 課題解決、俯瞰力形成につながり、さらに「融合」と「連携」 をマインドセットした人材育成につながります。 詳細は、フライヤーをご覧ください。クリックすると拡大します。■お申込み先:QR コード(フライヤーに掲載)、または以下リンクから選択( 現地参加:東京大学生産技術研究所、或いはウェビナー視聴)・ 登録してお申し込みください。 https://bit.ly/3RT2P5Y

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松嶋啓介シェフの食育特別講座

先日、フランス在住のシェフの松嶋啓介様に特別講座をしていただきました。 以前、ラタトゥウユを教えていただいたことがあり、今回は2回目「がめ煮」の作り方を教えていただきました。 私も見学し、試食もさせてもらいました。塩分や出汁を使わなくても、野菜にじっくり優しく火を入れることでうまみが引き出され、とてもおいしくびっくりしました。 はじめに講演しながらのデモンストレーションでその後実習でしたが、料理の作り方だけでなく、栄養、健康、歴史的な背景、地理的条件、文化等々、様々な話をしていただき、生徒達は聞き入っていました。 まさに、食の総合学習という印象の講座でした。 その様子を、家庭科の山下より報告します。 ************* 1月9日に特別講座「松嶋シェフとがめ煮を作ろう」を実施いたしました。この日は始業式。放課後に3〜5年生20名が集まり、ニースから一時帰国中の松嶋シェフに、出身地福岡県のがめ煮を教えていただきました。まずはデモンストレーション。具材は大きめに切り、弱火でじっくり炒めていきます。具材を大きく切るのは、奥歯だけでなく前歯も使って噛めるようにとのこと。調理と料理の違い、言葉の意味など、普段はなかなか意識しないことも教えていただきました。今回はレシピはありません。作業ではなく、五感を使って、炒める時の音やそれぞれの具材の香りを感じながら調理をしていきます。そして調味料は入れず、鰹だしと昆布だしのみで煮ていきます。じっくり火を入れたことで滋味深く、ほっとする味のがめ煮が完成しました。生徒たちは、里芋の皮剥きに苦戦したり、炒め具合をシェフに相談したりしながら、楽しそうに料理と向き合っていました。試食の際には「野菜嫌いで煮物も苦手だったが、野菜本来の味を感じ、今までで一番美味しかった」「シェフのがめ煮は柔らかく食べやすかったが、自分で作ったものは固くなってしまったのでリベンジしたい」といった声がありました。また機会がありましたら、ぜひ実施できたらと思っています。 以下は、生徒の感想です。 *印象に残ったこと・調理と料理の違い(多数の生徒が挙げていました)・理を料と書いて「料理」 というお話を聞いて私はいままでちゃんと料理ができていただろう かと考えさせられました。また、いただきます。 ご馳走様の意味は知っていたのですが普段心を込めて気持ちを入れ て言えていなかったなとお話を聞いて思いました。・噛めば認知症予防になること 弱火で良い匂いすると中身が美味しくなること・前歯と奥歯を使うとどこが振動するか実践したり単語の意味を漢字 1個1個から解読したり、 料理について楽しく知ることが出来ました。 *感想・野菜嫌いで煮物などが苦手なのですが野菜本来の味を感じ、 今までで1番美味しく味わえたと思います。・先生の手本の料理はとても柔らかく食べやすかったのに対して自分 の作ったのは固くなってしまったので家でリベンジしてみたいなと 思いました。・初めて知ることが多く参加して良かったと思いました。また、 凄く美味しかったので、 鰹節以外の出汁を使ってもう一度がめ煮を作ってみたいと思いまし た。・私は筑前煮が大好物で今回の講習も楽しみにしていたのですが以前 から筑前煮の具材は何故こんなにも大きいのかと疑問に思っており ました。そこで今回松嶋シェフのお話を聞き、 その意味を知りその上で調理をした事でシェフの言う「料理」 が出来たのではないかと思いました。 貴重なお話をありがとうございました。

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二十歳の集い・3学期始業式・お知らせ

今日から3学期です。 始業式では、本校の創立の元ともなった関東大震災時の活動を振り返り、能登半島地震について、私たちの役割について考えるお話をしました。 昨日は、品川区の二十歳の集いに出席しました。 吹奏楽部がパフォーマンスをしました。 会場がきゅりあんに戻ったので、舞台が広々しています。 壇上には、本校フラワーアレンジ部のお花が2カ所。 午後は、20歳になった卒業生が晴れ着姿で続々と集まってきます。母校での20歳を祝う会です。 ここまで育てたご家族にとっても、特別な一日になったことと思います。 着物の柄には様々な意味が込められています。私は蝶柄でした。蝶は卵、幼虫、さなぎから美しい成虫になり、また、高く飛び立っていくことから社会での活躍の象徴とされてきたそうです。 進学、結婚、就職、出産・・・様々なライフイベントを迎えるその折々に蝶の力をという親の気持ちが込められていたのでしょう。 当時はそんなことには全く気づかずなかった自戒の念を込めて「この日にお礼の一言を」と伝えました。 薔薇柄の着物の子も、何人かいました。 着物の授業を経験している子達だからか、母、祖母など家族の大切な着物を引き継いで着ている子もいました。 今は職人さんが減ってきて技術の継承が難しくなり、手に入らないようなものもあるので、さらに自分の子どもの世代へとつないでいってほしいものです。 2学期終業式と3学期始業式の表彰です。 *2学期始業式  <高等部> ◆ECC 部第 3 回高校生英語ディベート南関東ブロック(広域)大会Excellent Debater Prize ◆弓道部全日本弓道連盟昇段審査初段 ◆書道部日本武道館主催高円宮杯 大会奨励賞 岐阜女子大学主催全国書道展 準大賞、優秀賞 東京都高等学校文化連盟書道展 奨励賞 ◆作画部日本骨髄バンクより日頃の活動に対する感謝状 <中等部> ◆ECC部第13回全国中学生英語ディベート大会6位 ◆書道部日本武道館主催高円宮杯大会奨励賞 岐阜女子大学主催全国書道展優秀賞 ◆ダンス部第11回全日本小中学生ダンスコンクール全国大会金賞 ◆作画部日本骨髄バンクより日頃の活動に対する感謝状 *3学期始業式  <高等部・表彰>◆ECC 部第 26 回東京都高校生英語ディベートコンテスト2nd Best Debater Prize ◆軽音楽部パワードリームミュージックフェスタ 2023夢さんばし大賞夢さんばし準大賞 ◆バレーボール部第 47 回第 7 支部高校女子バレーボール大会優秀選手賞 ◆演劇部東京私立中学高等学校演劇発表会優秀賞 ◆CBL学校代表 <中等部・表彰> ◆演劇部東京私立中学高等学校演劇発表会優秀賞 *私の所属している会議エンジン01で、1月26日(金)~28日(日)まで、市原で様々なパネルディスカッションを行います。私は以下に参加します。 1月27日(土)1時限 10:00~11:15 「女性リーダーの増やし方」三浦瑠麗様、岸本周平様、下村満子様3時限 14:30~15:30 中高生のきみたちへ「エンジンハローワークin市原」教師枠でお話をさせていただきます。4時限 16:15~17:30 「教育業界にも闇がある!?」 寺脇研様、福井康之様、ヨーコゼッターランド様、和田秀樹様 詳細、申し込みは以下です。「エンジン01in市原」公式HP https://enjin01-ichihara.jp/

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2年生 日本文化の取り組み

秋も深まり、急に冷え込んできました。 遠州流のお家元が「秋は月が綺麗だと誰かが教えてあげないと子どもはそれに気づかない」とお話になっていたことを思い出します。 寒いのはつらいですが、それも含めて季節の移り変わりを慈しむ心も生徒達に伝えたいです。 今日は、そんな思いを込めた日本文化を伝える取り組みをご紹介します。   総合学習日に、観世流シテ方能楽師鈴木啓吾先生による能楽鑑賞教室が行われました。 前半は、解説、狂言「柿山伏」、狂言体験ワークショップを行っていただき、後半は楽器解説と半能「敦盛」を披露していただきました。   「鎌倉」での散策も毎年行っています。学年主任の直井より以下報告です。 この日までに班ごとに、・企画のテーマを決める(事後に「旅行プラン」チラシを提出)・行動計画を立てるを実施しました。 さて、計画通りに行動できたでしょうか。はじめて計画を立てて自分たちで行動した経験が、今後の宿泊行事、修学旅行につながることを期待しています。 *見回り中に会った班は、とにかく楽しそうでした。 2年生では、茶道の授業も行います。こちらも直井から。 1回目 ・茶道の歴史について・礼・歩き方・座り方、立ち歩き方 を学び、実践しました。 2回目 実際にお茶をたて、お菓子もいただきながら作法を学びます まずはお菓子について、お話を聞きます。そのあとは、床の間の拝見、お茶、お菓子、お手伝いを実践です 3回目 試験期間がありましたので、久しぶりの茶道の授業です。 毎回お菓子がグレードアップ 留学生も一緒に 4回目 最後の授業です。お菓子が毎回グレードアップしていき、最終日は薔薇の練り切りです。 お茶の点て方も様になってきました 最終日は薔薇をモチーフにした練り切りです 和服の文化の授業も行います。   一反の生地の長さを実感。 教員がモデルで、和傘の紹介 生徒はこんな感想を。 ・ 着物は着物としてだけで終わりでなく別の姿でうまれ変わって使う ことができると知り、ますます着物を着てみたくなりました。  ・ 昔からのものがSDGsに役立っていることを知り感動しました。  ・心の余白をつくるために着物をまとうということが心に響いて、 とても素敵な方法だと思いました。  ・海外に行ったときに英語がうまくしゃべれなくても、 自分の国の文化を伝えられるので、 ぜひ着物を自分で着付けられるようになりたいと思いました。  日本文化の授業は、『女の子が幸せになる授業』にまとめています。 *夏には特別講座で、今回は1年生の教科イチ押し見学会でお世話になったWHAT MUSEUMさまより、招待券をいただきました。保護者面談日に玄関に置いておきますので、ぜひお持ちの上、お立ち寄りください(中高生はもともと無料です)。学校から徒歩20分くらいです。 WHAT MUSEUM感覚する構造 - 力の流れをデザインする建築構造の世界 - / TAKEUCHI COLLECTION「心のレンズ」展https://what.warehouseofart.org/

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PTAイベント・制服スラックス・品女紹介メディア

月の綺麗な季節になりました。 以前、遠州流のお家元が「誰かが、秋は月がきれいだと教えてあげないと、 子どもはその美しさに気づかない。けれど、誰かが教えてあげると、月を見てきれいだなと思う心が養われる。季節を楽しむ心や、美しいものに気づく目を育てると、大人になり、忙しい日常のなかにいても、道端の花を見るだけで、一瞬、リゾートにいるようなゆったりした気持ちを味わうことができる」とおっしゃっていたことが心に残っています。( 生徒が日本文化の授業のテキストとして使っている『女の子が幸せになる授業』でも紹介しています) そして、昼は「雲一つない空」が美しいのも秋の楽しみですね。   土曜はPTA行事が目白押しです。 先週は、1年PTA主催で親子のコミュニケーション講座がありました。私と、CPIの宇田川先生とのコラボで行いました。 ここで学ぶNLPは私自身も学び、保護者の方にも紹介しているカウンセリングの手法です。中学時代は反抗期とも重なり、親子のコミュニケーションが難しくなるご家庭もあります。そんなときのヒントにと、ワークショップと講演を組み合わせて毎年実施しています。 著書の『女の子の未来が輝く子育て』では、私が学んだ中で、効果があって本を読めば活用できると実感している手法を紹介しています。今は、デジタル書籍で手に入ります。 この日の午後は、お父さんの会でも、 「心理学を子育てに生かすワークショップ」 を開催していました。 品女は生徒や卒業生だけでなく、ご家族の品女愛も強く、こちらは、クラスの保護者の方が作ったそうで、お裾分けをいただきました。もったいなくて食べられず、しばらく飾っていましたが、開けたら袋が二重なんですね。 これも最近のニュース。 生徒提案で作成していたスラックスの制服が完成し、試着会が実施されました。 動きやすそうですね。 早稲田大学ビジネススクールの入山先生の事業継承をテーマにしたシリーズ番組で、対談をした様子がこの日に放映されました。生徒スラックで学年主任から事前に案内していたのですが、上記の会で、伺ったところ、ご存じない方もいて、さては「ランドセルの中でお知らせプリントが蛇腹になっている」現象ですね。 事後でも見られるので、お知らせします。 BS12賢者の選択サクセッション 【第19回放送】品川女子学院の事業承継 文化祭の舞台発表や起業体験など、生徒のイキイキした様子が取材されています。インタビュー部分には30年前の昔話もあり、今更かな~とも思ったのですが、まもなく迎える100周年に向け、これまで大切にしてきたことを次の時代を支える品川ファミリーに伝えたいという思いを込めてお話ししました。 本校に関するメディア掲載情報は、広報ブログで紹介しています。*9月の掲載情報*10月の掲載情報   *在校生、卒業生が参加できる政策ワークショップの案内です。 https://pep-workshop-youth-01.peatix.com/view

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日本文化の授業

今日は、お父さんの会がありました。開始前に学校の周りの掃除をしてくださいました。 私からも品女DNAのお話を。 話題に出したANAの地上係員のコンテストで優勝した卒業生の記事です。 今、3年生は修学旅行中ですが、彼女は旅行前に病気になり(本人も白バラ冊子に書いてますが)出発当日まで飛行機に乗れるかどうかという感じでしたが、3週間後には元気に帰ってきたことも思い出です。 6年生は入試が終わるまでもう一息ですが、春はだんだん近づいてきました。 教員の有志が飾ってくれたおひな様も来年までおやすみなさい。梅から桜へバトンタッチ。 これは、卒業生が卒業記念品として贈ってくれたものですが、年中行事に季節を感じるのも四季のある国のよいところです。   日本文化の授業では、この国の四季を愛でる感覚も大切にしています。 コロナ禍で着付けの授業の実施が難しくなっているので、ここ数年は、講演会をメインに、今年は希望者の実習をしました。 反物を伸ばしている写真 こんなに長い生地から着物が作られます。上下のある柄の着物は裁断が腕の見せ所だそうです。 教員がモデルに 質疑応答 Q2。決まった髪型はありますか?A2。講演でもお話ししたように、 着物では顔をすっきり出します。襟周りや首の後ろ(えもん) を美しく見せるのが魅力ですのでアップや、 前髪を耳にかけるのが良いですね。 Q3。和傘は着物以外では持ってはダメ?A3。 どんな服装でもOK。 私の和紙と塗りでできた傘は濡れても嵐でも10年以上持ちましたよ。 Q4。18歳の成人式にどんな着物が良いですか?A4。振袖は結婚するまでの正式礼装ですので、振袖を。ご自分の好きな柄で良いですが大勢の中で目を引くのは曽祖母、 祖母、母から譲り受けたという品。昔の技術の素晴らしさと、 歴史を纏う誇らしさは見ている人も幸せにしますよ。 Q5。雨傘を見せてくれた時、 後ろの帯が出ていたが良いのですか?A5。もちろん雨に濡れないように傘を持ってください。( 説明の時に出ていたのですね) Q6。着物のどんなところが好きですか? また纏う上で何が大切ですか?A6。着物、帯、半襟、帯あげ、帯じめなどコーディネイト( 色合わせ)の楽しさが好きです。纏うと凜と背筋が伸びるところも好き。着物の世界観、つまり季節、TPO、 メッセージなどを考え相手を思いやったり、季節を纏う感覚を大切するように心がけています。 茶道の授業もお菓子を個包装にするなど、衛生管理に気を配り実施しています。 茶道2回目 床の間の代わり 茶道3回目 茶道4回目 不思議と人のために点てたお茶は甘くおいしいです。 いけばなの授業も行いました。 1日目 先生のお手本です 2回目は一枚の葉と1本の花で思い思いに。器も自分で作ります。 3回目 このバランスを覚えておけば、どこの国に行っても活けられるという基本形の盛花。 このほかにも礼法の講演を小笠原流のご宗家にしていただいています。 テキストにしているこちらの本は、電子書籍として販売されることになりました。 これからのグローバル社会、 多様性を大切にする社会の中で生きる生徒達にとって、 自分のアイデンティティーを確認し、 他者とのコミュニケーションを円滑にしていくために自国の文化を知ることは欠かせないも のです。 これからも、こうした体験を大切にしていきます。 

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