PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

高等部合唱祭

昨日は中等部と高等部に分かれて無事合唱祭が行われました。高等部は、昨年開催できなかった時の現5年実行委員が舞台で挨拶するという粋な計らいで始まりました。現地での校長挨拶でも伝えたのですが、2回の練習日を見る限り、やはり練習時間不足や全体で集まれないことが影響しているのかなと心配していました。しかし、最初のクラスの歌い出しを聞いた瞬間に杞憂だったと感じました。本当に不利な状況の中でよくあそこまで作ってきたなと思います。曲の合間に全く私語がないのも素晴らしかったと思います。 コロナの中で、全ての人が多くのことに耐えていますが、この状況で何かを作り上げた人は多くはありません。この合唱祭は、実行委員をはじめクラスのメンバーで困難を克服し、1から作り上げた舞台です。このことは、今後の生活の中で必ず役に立つはずだともお伝えしました。 最後の実行委員長の言葉は、例年にも増して多くの人への感謝が伝えられました。先行きが不透明な中で不安だったと思いますが、よくまとめてきたと思います。それ以外にも、合唱祭中に生徒が発した言葉で、心に残ったもの、面白かったものをいくつか   「経験者がいない中で、ここまで合唱祭を作り上げてくれてありがとう」 前述の旧実行委員が、今年の実行委員に伝えた言葉。   「君は傷ついてないかい」 5年AB組が歌った曲の冒頭の歌詞。今の不自由な生活の中、生徒はみんな少しずつ傷ついていると思いながら聞いていました。   「推しの先生」「ペンライトを忘れた人は、心のペンライトを振って下さい」 先生合唱団ビデオを見る前に実行委員が放ったフレーズ。    

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高等部校長

教室に残された言葉

明日は2年ぶりの合唱祭。最後の最後まで練習していた教室には、写真のような歌詞とコメントが残されていました。クラスの生徒が、歌詞の解釈や自分たちなりのアドバイスを書き加えています。C棟教室の戸棚の扉はホワイトボードになっているのですが、そこを使ってみんなにいつも意識していて欲しいことを書いたのでしょう。明日はこの通りに歌えることを祈ります。

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高等部校長

留学成果発表会

先週土曜日の午後には、現在唯一の来日留学生である4Dカシンさんの留学成果発表会がありました。挨拶の時にも言いましたが、私は市民レベルでの文化比較がとても好きで、今日はそれが聞けてとても勉強になりました。料理や教育など高校生として身近な例を挙げ、その違いを、実体験を通して紹介してくれました。 その中でとても興味深かったのは教育の話しで、日本の授業ではディスカッションやグループ学習や実験が中国の学校よりも圧倒的に多いという発言でした。このフレーズは、これまで日本の学生が欧米に留学し帰国したときによく使っていたものです。時代は変わったなと思います。そして最後にカシンさんが、日本の文化に触れられて、品川女子学院の一員になれて、4年の、D組の仲間になれて本当にLuckyだという言葉を繰り返しました。感謝の気持ちを、率直にはっきりとした言葉で伝える。これは逆に日本人が学ぶべき姿勢だと強く感じました。 クラスや学年の仲間、中学生など大勢が応援に来てくれていました。本人はとても嬉しかったと思います。

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高等部校長

共通テストの朝

朝、品川神社へ行ってきました。この時期ですからもちろん寒いですが、天気は快晴。昨日一昨日の降雪で移動が大変な地域もたくさんありますが、首都圏は大丈夫そうです。 6年生は昨晩ゆっくり眠れたでしょうか。朝自宅で食事をして、快晴の中、勝手のわかっている交通機関で会場へ向かう。以前にも書きましたが、これだけでも恵まれています。あとは自分との勝負。今伝えられることとしては、終わった科目を振り返らないことでしょうか。たった1回のテストですから気になるとは思いますが、まだ試験が残っている段階で終わった科目のことを考えても良いことはありません。常に先を見て頑張ってきて欲しいと思います。 他に人がいなかったので、かなり長文でお願いしてきました。

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高等部校長

合唱祭練習日

今日は1回目の合唱祭練習日です。各学年が1時間ずつ体育館に集まって通しで練習をします。まだ本番まで1週間ちょっとありますので、例年だと仕上がりは今ひとつ。ここで、他のクラスの完成度を目の当たりにして、遅れているクラスは気合いを入れます。そして2回目の練習日(今年は来週火曜日)では、ほんの数日前は出遅れていたクラスが見違えるような状態になっていることがあります。 1時間目は4年生、3時間目は5年生の練習を見学しました。昨年は合唱祭が中止でしたので、4年生は2年生からいきなり高等部の曲、5年生は最初で最後の高等部合唱祭です。コロナの流行が始まってからは、練習にとても多くの規制があり、マスクをしたまま合唱することになります。例年に比べて不利であるのは間違いないので、どうなるかと思って見ていました。全員で合わせる機会が少ないのか、歌い出しで戸惑っているクラスがいくつかありましたが、後半に行くにしたがって良くなっていきました。5年生はすでに完成度の高いクラスもあります。 練習後各クラス2分間だけ音楽科小山の指導がありますが、教員の指導が入ると一気に声が出るようになるのは例年のこと。この指導に熱が入ってきたところで、実行委員が「時間です!」とバッサリ打ち切るのも例年のこと。そして学年練習終了後、小山のところへ各クラスの責任者が殺到し、必死に修正のポイントを聞き出そうとする光景も例年のこと。状況が不利でも、その中で何とか良いものにしようとする積極的な姿勢はいつもと全く変わりませんでした。このまま無事に彼女たちが会場で成果発表できることを切に願っています。 今年は指揮者がご覧の通り離れた所から、鑑賞も舞台に離れた位置からと生徒会が工夫しています。1年生も合間に見学したのですが鑑賞態度が素晴らしかったです。  

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高等部校長

成人を祝う会

昨日は午前中に品川区の成人式、午後は本校の成人を祝う会に参加してきました。 品川区の成人式は本校吹奏楽部の演奏で始まり、来賓や新成人の挨拶の後、再び吹奏楽部の演奏で締めるというもの。それまで少しざわざわしていた会場も、演奏が始まるとすぐ静かになります。この舞台を多くの来賓の方々の横で見ていた私は、とても誇らしく感じました。吹奏楽部のみなさんは毎年良い仕事をしています。またフラワーアレンジメント部の作品も、会場脇で華やかな式を盛り上げていました。 そして本校の成人を祝う会。今年は72期白石学年の集まりです。最初に先生方の挨拶があった後、卒業生が作ってくれたビデオを見て、クラス記念撮影となります。例年のことですが、着物など盛装の卒業生が170人も集まると圧巻です。私もよくやるのですが、こういう集まりの前には、その学年を担当していた先生方が一生懸命卒業アルバムなどを見て名前と顔を確認します。今年も職員室でその光景が見られたのですが、着物とお化粧で判別が難しい上、今年はマスクも加わるということで、元学年主任からは、話す前にぜひ名前を言って欲しいとのお願いがありました。 私もクラス写真に入れていただきましたが、待っている間は教員と談笑したり記念撮影を撮ったり楽しそうです。このゆったりした時間こそが成人を祝う会のメインイベントかもしれません。

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高等部校長

新学期 新校旗

今日の高等部始業式では、6年生へ共通テストの小さなアドバイス、4、5年生へはいつも言わせていただいている「困難な時の振る舞いが大切」という話しをさせていただきました。再び感染状況が厳しくなり、世の中に不満が鬱積する中でも冷静に行動してほしいという主旨のことをお伝えしました。 そして新学期、新しい校旗がお目見えしました。68/69/70/71/72/73期の皆さんが卒業時に合同で贈っていただいた新校旗です。式典で大切に使わせていただきます。卒業生の皆さん、いかがですか?

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高等部校長

6年生に12人のエール

今日は中学高校別の終業式、6年生はその後入試激励会がありました。終業式では、私の個人的な考え方として、尊敬の対象は人ではなく行為であるということをお伝えしました。他人に対して全人格的に素晴らしさを求めるのも、自分がそうなるのも大変なので、優れた行為の積み重ねに対して敬意を払い、払われれば良いのではないかということを、英語の単語を借りながらお話ししました。 また6年の入試激励会では、理事長先生や昨年までの学年主任の先生など多くの方から、いつもよりストレートな、時として面白いコメントをもらいましたね。私からは、綺麗でスマートな入試結果を求めるのではなく、泥臭く1校を取りに行ってほしいとお願いしました。あまり苦労の影が見えなかったであろう学年団の先生方も、今の6年生と全く同じ葛藤を抱えていたことがわかり、ちょっと安心したのではないでしょうか。これからの健闘を心より祈っています。 今日は始業式の前に防犯訓練を行いました。警察の方が放送ブースから話されるのは妙な緊張感がありました。お話し内容のいくつかは、普段学校で注意喚起しているものでもありましたね。 *このあと、冬休み中のできごとは新学期にまとめてお伝えします。よいお年をお迎え下さい。

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高等部校長

卒業生懇談会-5年生の反応

一昨日のブログでご紹介した卒業生懇談会に関して、5年生のコメントを共有してもらいました。いくつかご紹介させていただきます。とても長い時間の講演会で大変だったと思いますが、真剣に聞いて考えていてくれたことがわかります。 (先輩方の話を聞いて学んだこと) 今私は将来の夢がないことを悩んでいますが、先輩方の話を聞いて夢がなかった人も少なくないのだと思いました。その上で、自分で調べたりして興味を持とうとする姿勢が大切だと思いました。 やりたいことが見つかった時に、踏み出せるように色々努力してみることが大切。品女自体の友達は大切な存在。 どの先輩方も大学受験をゴールとせず、そこから先の将来にどう役立てていくのかを見据えていたこと。 自分の思い通りにならなかった時に軌道修正する能力が大事。 道を決めてそこへ一直線の人もいれば、あえて流されて行き着くとこで頑張っている人もいて、十人十色の進路選択が参考になりました。これからも頑張ります。 (先輩方の話を聞いて、今後に活かしたいこと、実践したいこと) 途中で進路を変えている先輩もたくさんいたので、本当に自分のやりたいことを見つけられるようにしたい。 勉強場所がまだ確保できていなくて、どこでやれば集中できるのか悩んでいたのですが、今回お話を聞いていいなと思った場所があったので、冬休み中に行ってみたいと思います。 10年後の自分を手帳に書いておくのがいいなと思った。 英語を習慣化させます。昨日からスタートしました。続くといいな。 (全体の感想) 一人一人が自分の意志みたいなのを持っていてカッコよかったです。 全体的に品女のOGぽいというか、(言葉の)節々に品女を感じるような先輩が多かった。最初はあまり乗り気じゃなかったが、いろんなお話を聞けて楽しかったです。 みんなしっかり生きていたと思った。人間なんだかんだ何とかなるのだなと思いました。世の中は諸行無常だと思います。 品女を出た先輩方がこんなにもかっこよく、自分のやりたいことを仕事にして頑張っているのを知って、自分もなりたい自分のために勉強を頑張りたいと思いました。 社会人のお話を聞けると言うことで楽しみにしていました。後半はちょっと疲れちゃっていたのですけど、いい体験になりました。アナウンサーをやっていらっしゃる方の鼻濁音に聞き惚れました。

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