PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

体育祭点描

昨日無事体育祭が終了し、接戦を制して6年生が見事に優勝しました。詳しい内容は、お嬢様のお話しや学年・クラスのブログで紹介されると思いますから、ここでは写真とコメントを少しだけ。この学校の体育祭は、何と言っても実行委員あってのものですので、数枚ですがそれも入れておきました。 国立代々木第一体育館。久しぶりにツツジの季節の体育祭です。 3年生は他学年より早く登校し、無人の会場で演舞のリハーサルをしていました。 実行委員が競技用のポイントを付けているところ。手にいっぱいガムテープを貼っています。 審判部の実行委員でしょうか。活動前に円陣を組んで気合いを入れます。 学年カラーの襷をつけた責任者が集まって選手宣誓します。 最初の競技、徒競走。下級生には負けられません。 玉入れの1回戦は4年生の圧勝でした。 6E担任が更衣室でイメージトレーニングをしています。 パン食い障害物競走。左手にパンを持って激走。 大縄。経験が重要なこの団体競技で1年生は4位になっています。 ビーチフラッグのスタート直後。この競技はダッシュ力が勝敗を大きく左右します。 6年担任が着付けの出番を待ちながら、心配そうに得点の中間発表を待っています。 クラブ対抗リレー。走りづらそうな衣装ですが速かったです。 演舞本番。ファインダー越しでもかなりの迫力を感じました。 着付け6年F組。担任はもう振り切れている感じですね。世界観がありました。 着付け6年E組。この後、衣装を投げる姿がカッコ良かったです。考えられた展開です。 着付け6年B組。担任をよく目立たせていました。雰囲気作りがとても上手です。 着付け6年C組。最初は担任がわからないくらいでした。踊れる教員をうまく使っていました。 着付け6年A組。普段と今回の担任、本当はどちらなのでしょう?企画の段階で成功です。 着付け6年D組。担任は生徒と手を組んでずっと回っていて心配しました。トリにふさわしい華やかさでした。 着付けエンディング。学年団の教員が揃っています。学年主任が制服を着ていますが、あまり抵抗がなさそうです。 1年生綱引き。この競技での上級生との対戦は大変です。 宅配便リレー。6年生の荷物が危ない! 実行委員器具部の生徒が、毎競技ごとに素早く運んでくれます。 メディシングボールの順位発表。上級生の経験が生きます。 借り物競走。生徒が必死で、渡す教員はけっこう怖いです。 はっとしてピョン。低い位置で素早く棒を通すのは、なかなか腰がキツいんです。 学年対抗リレー。このレースに象徴されるとおり、体育祭を通して6年対5年の図式が続きました。 最終結果。 体育祭の振り返りビデオを見る6年生。みんな笑顔ですね。優勝おめでとう。 体育祭実行委員長による閉会の言葉。やはり今日1番の拍手。 生徒が下校し終えてから1時間以上経っての実行委員最終集会。本当にご苦労さまでした。

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高等部校長

超えられない棒はない?

明日は体育祭。下校延長をしている6年生のフロアをちょっと覗いてきました。各教室に数名ずつ残って集中して勉強していますが、中には教卓に陣取って参考書をたくさん広げている生徒も。今日は暖かいとはいえ、ほとんどの教室の窓が全開です。もしかすると、下校延長の直前まで踊りの練習をしていたのかもしれません。 廊下に、数日前にはなかった掲示物を見つけました。体育祭優勝への決意がたくさん貼ってある模造紙のようです。それぞれの想いがよく伝わってきましたが、その中に一瞬考えてしまう付箋がありました。「私には超えられない棒はない!!」 本校の体育祭には「はっとしてピョン」という競技があり、走者2人が棒の両端を持ってクラス集団の足下を通過させ、それをリレーしながら早さを競うものです。走者は、急ぎながらも棒を低く通過させる必要がありますし、それを待ち受ける集団はタイミング良く棒を跳び越えなければならない難しい競技です。経験がモノを言うので、優勝を目指す6年生は取りこぼせません。そのプレッシャーに打ち勝つ決意の標語のようです。面白いです。 75期には最後のリベンジのチャンス。前学期に一人一人と話しもしたので是非頑張って欲しいですが、この生徒が気合いを入れすぎて早く跳びすぎないことを祈ります。Go fot it! 6年生

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高等部校長

同じ中1の英語でも

始業式以降、ときどき高等部の授業を見ていますが、今日はC棟を離れて中1の英語を見学しました。行事の多い学校とはいえ、ベースになるのはあくまでも授業。私は英語の教員なので中1の導入は気になります。 私の入った授業では、英文の語順について考えさせていました。まだ英語をはじめて1週間ですので、簡単な英文(I play tennis.)を提示した上で、語順が日本語とどう違うかをグループで話し合ってもらいます。最後に各班が当てられた時には「述語が先にきている」とか「倒置が起こっている」など、文法用語を使ったうまい説明がどんどん出てきます。いいぞ、と思いながらも、教員の説明の余地がなくならないかとヒヤヒヤしました。英語には日本語のような助詞がないので、語順が大きな意味を持ちます。それを早い時期から意識させるのは一つの良い手法だと思います。 思い返せば、私自身が受けた中1最初の英語の授業はThis is/That isから始まっていました。ちょうど1週間くらい経ったところで、ある生徒がthisとthatの違いを教員に質問しました。たぶん、指し示す距離の目安を知りたかったのだと思いますが、返ってきた答えは、thisは「これ」thatは「あれ」と覚えればいい、というものでした。 授業も大きく変化しています。    

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今日は6年が一番楽しそう

今日の総合学習は、4年生が進路ガイダンスと校外授業、5年生も進路ガイダンス、6年生は体育祭の着付けの練習です。 4年生は、学年主任の荒井から大学の建学の精神についての話がありました。今日は、理系とか文系という学部の観点ではなく、大学そのものが大事にしている価値や教育方針について調べるとのことです。つい最近まで中学生でしたから、知っている大学も多くはなかったと思いますが、このように自分で調べたり情報共有をすることで、どんどん選択肢が広がっていきます。夏にはオープンキャンパスにも積極的に行ってほしいと思います。 5年生は、学年主任が進路の手引きを使いながら大学入試の基本的な流れや情報を伝えていました。新学年になり、受験もだんだん身近になってきましたので、生徒はとても熱心に聞いています。その後は校外授業のプラン決めで、この時期に団体で行くメリットを生かしながらプランを考えて欲しいとの注文がついています。たしか、つい先日までは修学旅行のことをやっていたと思います。例年にも増して今年の5年生は忙しくなりそうです。 そして6年生は踊っています。体育祭まで1週間となりましたので、だいぶ踊りも揃ってきました。担任も振りや動きを覚えるのに忙しそうです。(私はよく悲壮感が漂っていると言われていました)本番を楽しんでいただくために、各クラスの演目や写真を載せるのは控えますが、練習の段階からかなり楽しそうでした。中には、参考書を片手に移動して、すぐに小道具に持ち替えて踊る生徒もいます。品女6年生の春だなと思います。 C棟とB棟をつなぐ1階連絡通路の幕が取られ、新校舎1階が見えていました。工事の方が階段の滑り止めの部分を丁寧に作られています。みなさん、大事に使ってださい。  

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高等部校長

今日は生徒がポツポツと-全校面談日

今日は全校面談日、生徒が面談の時間に向けてそれぞれ登校してきています。初めての担任との面談で、どんな人なのだろうと緊張している生徒も多いでしょうが、実は教員の方も同じです。担任面談は現在年4回設定されていますが、6年生などは定期のもの以外に進路に関して面談することが多いです。面談が日常の光景で、本校ではこの「風通しの良さ」も大切にしています。 私は年度末に、新6年生のほぼ全員と面談をさせてもらいました。もちろん話す内容はそれぞれですが、面談の最初にいくつか同じ質問をしていました。その中での話しをいくつか。 ・「校長面談は緊張しますか?」「緊張します。でも友だちが意外と優しかったから大丈夫と言っていました。」 …意外と、って何でしょう。 ・「いよいよ最終学年ですが、これまでを振り返ってどうですか?」「とにかく早かったです。特に5年生はあっという間でした。」 …この感想は多かったです。5年生は本当に忙しい学年なのでよくわかります。ただ、年齢が上がると時の過ぎるのが早い、という絶対法則は保護者の方もよくご存じだと思います。それを言うと嫌がる生徒もいますが。 ・「受験生という自覚はついてきましたか?周りの雰囲気が変わってきたでしょう。」「そうなんです。あの娘が休み時間に参考書を読んでいるなんてびっくりです。頑張らなきゃ、と思いました。」 …「あの娘」を物差しにして自分も頑張るという動機は微妙ですが、実はこの効果がとても大きいです。時に教員や保護者の方の言葉よりも影響を与えます。 ・「では、これで終わりです。」「校長面談は1回だけですか?」「???」 …何かあったら、担任や学年主任のセカンドオピニオンとしていつでもどうぞ。 熱心に読書しながら面談を待っています。写真を撮っていい?などと邪魔してすいませんでした。

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2年ぶりの留学へ向けて

コロナの影響で、約2年休止していた学校主催の留学が再開予定です。今日は参加を希望する4、5年生とその保護者の方に、留学説明会に集まっていただきました。例年の倍以上の参加者数で、またその雰囲気から留学に行きたい(行かせたい)という気持ちが強く伝わってきました。留学担当部署の教員からは、将来世界平和に貢献できるような生徒が留学生の中から出てきて欲しいという想いも伝えられました。 留学先は北米大陸のアメリカ・カナダ、オセアニアのオーストラリア・ニュージーランド、それに加えてイギリスがあるのですが、定員を全部合わせても希望される方の数に足りません。私としては、英語力が困らないレベルなら皆さんに行ってほしいのですが、こればかりは受け入れ先の問題もあります。先日、説明会に先立って英語の試験を受けていただきましたが、あとは本日お渡しした志望理由書等を含めての選考となります。ぜひ思いの丈を文面に表していただければと思います。  

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高校最初の進路希望調査

昨日の総合学習は、4年生が進路希望調査、5年生は学年集会、そして6年は…、そうでした、体育祭着付けの話し合いでした。各クラスまだ細かいことは決まっていないようですが、面白そうです。今年は今のところ保護者の方にもご観覧いただける予定ですので、3年ぶりのイベントを楽しみにしておいていただければと思います。(1年生の保護者の方は何のことだかわからないと思いますが、とりあえず楽しみにしておいてください。) 4年生は高校生になって初めての進路希望調査で、とても熱心に回答していました。集計結果のグラフだけ少し見せてもらいましたが、興味深かったのは、将来希望する進路が「決まっている」と答えた生徒が20%弱いたことで、これは私が学年主任をしていた世代の同時期よりも少し高いと思います。「いくつかあり迷っている」が50%弱、それ以外が未定でしたが、今の時期はそれでも構いません。大切なのは、さまざまな進路に興味を持ち、少しずつ調べ続けることです。焦らないでいいので、思考を止めないようにして下さい。 通塾の質問に関しては、40%強が通っているとのことですが、大事なのは学校とのバランスです。塾の課題によって学校の学習がおろそかになっては本末転倒。6年生にはよく言うのですが、塾・予備校は必要な時だけ「うまく活用する」ものです。頼りきりになると、自ら学習法を考え計画的に進める力がつかないので、大学受験はあまりうまくいきません。 そして、国公立/私立の志望に関しては、複数回答可ということもあって少し私立が多い程度、文理の志望も若干文系が多いくらいでした。学年集会でも言われていると思いますが、今年はどの科目にもしっかりと取り組んだ上で、志望と照らし合わせながら自分自身で判断し選んでいく、そういう大切な1年だと思ってください。 高等部C棟の窓から。頑張っていた桜の花びらも力尽きました。

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今日から授業

今日から早速授業が始まっています。高等部は教室がC棟にまとまっていますので、1、2時間目にざっと廊下から見てきました。どこも最初の授業のはずですが、ほとんどのクラスがすでに教科書の内容に入っていて、教室には緊張感がありました。初回授業のこの気持ちが1年続くといいなと思います。 ただ、せっかく授業が始まったと思ったら18日は全校面談日、26日は体育祭、28日は健康診断でその後ゴールデンウィークに入ります。(30日は授業)その後もいろいろな行事で忙しい学校ですから、高校生は自分なりの計画を立てていくことが重要です。4,5年生は、年間計画とは言いませんが、自分が目標としている定期試験や行事やクラブの大会や(特に上級生は)模擬試験にむけて、せめて1ヶ月先までは見通し、終礼が終わった時に「今日はこれをやる」と決まっていれば動き出しが早いと思います。心がけてみてください。    

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高等部校長

掲示板が突然カラフルに

今日は全校オリエンテーションの日。いくつか見た高等部の学年集会の中でも、やはり4年生は盛りだくさんでした。高校生になると、同じ学校ではあっても成績や出欠に関する制度が変わってきます。また進路指導もより具体的になります。学年主任の荒井からは、基本的な生活習慣、能動的な学習、文理選択の準備、協調性などのワードが並び、教務部長からは単位制や成績算出の話し、そして進路部長は模擬試験や入試制度についても触れていました。私が聞いていても疲れる1時間でしたが、どれも必要なことです。今は整理できないかも知れませんが、先輩もすぐに慣れましたので心配しないで下さい。 東棟2階と3階の掲示板が突然カラフルになりました。ネイティヴの英語教員が、English Boardと称して交流スペースを設けたり、外国の文化や早口言葉などを紹介してくれています。その中に、”What gets wet the more it dries?”というクイズがあり(答えはこの掲示板で)意味はわかるのですが、私は答えよりも文構造が気になって仕方ありません。the+比較級が1カ所だけだし、文意からすると関係代名詞が必要な気もするし…。 5,6年生、どう解釈しますか?

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