PRODUCED BY 品川女子学院
高等部校長

Flying in the Hall   驚きの土曜日

土曜日。いつもの通り校内ではさまざまなイベントが行われています。今日は驚きの多い1日でした。 午前中は学校説明会がありました。土曜日は小学生も多く参加されています。いつも説明会の後にアンケートを読ませていただくのですが、私どもがお話しした主旨をきれいに整理して書かれているものがありました。ありがたいと思いながら最後を見ると、別の筆跡で保護者の方のコメントが。2時間弱にわたる説明を聞きながら、ここまで簡潔にまとめられる小学生がいるとは驚きでした。受験されたら国語の成績は良いのではないかと思います。 4,5年生はCBL(Challenge Based Learning)の発表をしていました。今年最初に見た班のテーマは痴漢の対策。CBLは身近な問題点から出発するのですが、このテーマはまさに彼女たちの大問題。一般的には話しにくい(だから問題、とも彼女たちは主張しています)テーマに堂々と切り込んでいきます。品女生の研究テーマにタブーありません。 午後は、卒業生が本校で特別講座をしたいということで、zoomで話しを聞くことになりました。彼女はまさに在学中のCBLで開眼した生徒で、国際理解教育で定評のある九州の大学に通っています。高校生の頃も意欲的でしたが、今回もらった企画書やzoomでの受け応えは、まるで社会人とやりとりをしているようでした。わずか2年でここまで発展している姿を見るのは嬉しい驚きです。 そして、C棟2階の広い廊下ではドローンが飛び回っています。これも卒業生が持ち込んできた特別講座で、1時間ほど講義やワークショップ等を行った後、実際に参加生徒が飛ばしてみます。本当に楽しそうで、驚くほどの早さで技術が上達していきます。一般に男子の方が乗り物好きで、運転操縦も上手であるように言われることもありますが、この姿を見る限り全く違うと思いました。 このドローンはiPadで操縦しています。

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高等部校長

Dancing in the Station

土曜日は6年生の保護者会が行われました。受験学年であり、また6年間最後の保護者会ということもあって多くの方にお集まりいただきました。久々の対面の会でしたが、私どもの話に頷いたり笑っていただけるなど、その場の空気を共有しながら会を進められるのはとても有り難いことです。クラス懇親会も廊下から覗かせていただきましたが、6年間のお付き合いなのでどのクラスも和気あいあいとした雰囲気でした。学年主任の窪田からもお話ししましたが、保護者の方と教員が密に連絡をとりあい、一緒になってお嬢様の受験を支えていければと思います。 日曜日はダンス部が品川駅でパフォーマンスを披露しました。以前このブログにも書きましたが、100年近くも同じ場所に学校が存在していて、地域に愛されない学校であってはなりません。その意味では、昨日のダンス部のような活動は重要で、たまたま駅を歩いていて地域の生徒の華やかな演技が見られたらちょっと嬉しいと思います。普段通学などでご迷惑をおかけしていますが、このような活動を通して「わが街の学校」と認識していただくことが大切だと考えています。 品川駅中央改札前という一等地での演技です。ダンス部の皆さんはいつもと違う雰囲気の場所ですね。日曜日にご苦労さまでした。

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教育実習生

中間試験の時期から教育実習生が来ています。7名のうち2名が、自分が学年主任をしていた世代なのですが、カフェテリアで近くを通った時にすぐに立って挨拶をしてくれました。僅か数年で本当に大人の立ち振る舞いに変わるものだと思います。 実習が始まって数日経ったところで、実習生として学校を見た印象を何人かに聞いてみました。一番多かったのが、生徒がすごく元気で驚くという意見。あなた方の時代も全く同じだったよ!と反論したくなりましたが黙っていました。次に多かったのが、先生方がとても仲が良いという感想でした。他校の様子はわかりませんが、「生徒」という毎日何らかの事件を起こす人たちと暮らしているので、教員間で話すネタが豊富なのだと返しておきました。 先日教育実習のノートを少し見せてもらった時に、実習生と指導教諭の間で次のようなやりとりが書いてありました。 実習生「今日は生徒から話しかけてくれたが、自分から話しかけることができなかったのが悔やまれます。」 指導教諭「緊張していると言っていたが、言うべきことをメモしてはっきり伝えられていた。生徒も安心して話しかけていたと思う。生徒を笑わせようとしてくれている所がとても良い。私も実習生の頃、1回の授業で1回は笑わせるようにと言われたことを思い出しました。」 授業中頻繁に失敗をして笑われていた私とは心がけが違いますね。授業中でも少しリラックスできる時間を作ることは大切だと思います。

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今年も受験生あるある国語編(6年総合学習)

昨日の6年総合学習は教科別進路ガイダンスでした。英語は、英検を受けるべきタイミングについて、過去のデータを示しながら英語科の小藤が詳しく説明していました。 国語は、昨年のこのブログでも紹介しましたが、受験指導の経験が豊かな塩崎が「6月の受験生あるある国語編」と題して、日々の学習法やつまづきそうな点を番組形式で生徒に紹介しています。少し困った回答をする生徒役には同じく国語科の大久保、あとは本当の生徒が自由にslackに書き込んでいきます。私が見たのは記述問題の復習法を考える場面。生徒からいくつか役に立つ実践例が出てくる中で、大きな笑いを誘っている回答がありました。「シュークリームを食べながら音読して復シュー」この場面で音読がどれくらい有効なのか私にはわかりませんが、少なくともこの時期の6年生を和ませたという点では大いに有効だったと思います。 ちゃんと台本を用意して番組を進行していました。昨年も思いましたが、担当者はこの仕事が楽しそうです。

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展覧会の絵(芸術鑑賞)

今年の芸術鑑賞はコンサート。パシフィックフィルハーモニア東京の演奏に指揮は飯森範親氏で「展覧会の絵」などを鑑賞しました。飯森さんのお話しにもありましたが、この組曲の最後は「キーウ大門」の絵をテーマにしたものです。つい最近もウクライナの戦争で首都の歴史的建造物が爆撃されたとの報道があったばかりでした。 コロナ禍で芸術活動のほとんどが自粛を余儀なくされていた頃、ある芸術家がインタビューで「結局私たちの活動は不要不急ということでしょう。」と残念そうに語っていました。百歩譲って不急であったとしても、ご本人は不要であるとは考えていなかった筈です。困難な時代の芸術、というテーマはこれまでも多くが語られてきましたが、生徒の皆さんがこの時代にこのコンサートに参加したことで、少しでも芸術に対する自分の考えを進められたならば、よい機会だったと思います。 [gallery size="medium" columns="2" ids="21532,21533"] 花束を渡した2人は一生の思い出になったと思います。それにしても飯森さんは気さくな方でしたね。指導に来ていただけるとのことで楽しみです。

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4年生校外授業のスナップ

4年生の校外授業に参加してきました。梅雨前の天候が不安定な時期ですが、見事に晴れて暑いくらいの1日。栃木県の那須まで行きましたので滞在時間は長くありませんでしたが、生徒たちは久々の遠出を思い思いに楽しんでいました。写真を何枚か貼っておきます。 ABCクラスは到着後すぐにバーベキューでした。たくさんおかわりをしていて、肉を1回に20枚焼くような班も。その光景を学年主任は嬉しそうに見ていました。帰りのバス内の匂いはご想像の通り。 地図を見て計画を立てます。 アルパカと見つめ合う生徒。 ヒツジは触ると意外とゴワゴワです。 この時間はギリギリ茶臼岳が見えたでしょうか。中にはずっと話していて観覧車の意味があるのだろうか?と思う班も。 見ればわかりますが子ヤギ。 ゴメン。餌はあげませんでした。 声を掛けるとすぐにポーズをとってくれました。他にも多くの班に撮らせてもらったので、また別の機会に。 2人乗ってもちゃんとこの象は歩いていました。 早く着岸しないと集合時間に遅れそうです。 写真屋さんは大忙し。 楽しかった校外授業もあっという間に終了です。

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高等部校長

今日はちょっと教員の話を

ときどき教員同士が自主的な勉強会をしています。1つのテーマについて講師を招くこともあればワークショップをすることもあるのですが、今日は「自分IRレポート」ということで、品女1年目の教員がスライドを使って自己紹介をしました。 毎年面白いのですが、今年は妙な自慢をする教員が多く例年にも増して楽しい自己紹介でした。吉本興業にスカウトされた経験を強く自慢する教員。白衣と聴診器を身につけた写真を嬉しそうに紹介する教員。私は親戚が多いんですと言って(たぶん)全員の写真を見せてくれる教員。電車の中吊り広告に自分が作成した入試問題が採用されたと自慢する教員。留学をしていたのでまだスペイン語が話せます、とさらっと言う教員。 理事長がよく自己肯定感の話しをしますが、嫌みのないこういう自慢は良いものです。生徒の皆さんは、誰だか見当がついたら話しを振ってみてください。喜んで話してくれると思いますよ。 挨拶代わりということで演奏してくれました

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起業体験社員リクルート

今日の4,5年生総合学習は、起業体験を実施するチームが社員を集めるリクルート活動をしていました。上級生が任意参加になったのは去年からですが、今年のリクルートビデオは各団体の特色が出ていてとても面白いものでした。企業理念を真摯に訴えて参加者を募るチーム、とてもテンポのいいビデオ、社長の人柄がにじみ出ているプレゼンテーション、役職を最初から用意して募集する会社など、5分という制限時間を目一杯に使ってアピールしていました。 高等部は、中等部で学んできたことを実践する機会が多いですが、このリクルートビデオは「社員の獲得」という結果だけを求める活動です。教員が審査をして賞を決めるわけではありません。約1ヶ月後に行われる起業体験プレゼンテーションも、点数を競うというより、投資ファンドである学校から必要な資金を獲得する大会です。目的をはっきり認識して、結果を出すためにはどうしたらいいかを考える。これこそが、高等部生徒が学んでいくべき大切な姿勢の一つです。 1つ上の階では、6年生が黙々と自習をしていました。合格という結果を出すために、自分に合う学習法を必死に考え実践する。総合学習も受験と大きく繋がっています。 テンポの良いチーム  

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高等部校長

学校にいらした時は、ぜひ

先週の土曜日は4年生と5年生の保護者会を久々に対面で実施させていただきました。今回は講堂よりも広い体育館での全体会でしたが、教室へ(から)の移動を含めての2時間はお疲れになったと思います。内容としても受験に関係することが多くなり、情報を整理されるのに時間がかかるかもしれません。これから入試に関する情報はしっかり学校の方で収集し適宜お嬢様の方へお伝えして参ります。その中で、何か疑問の点がありましたら遠慮なく学年の方へご確認下さい。 今回使用した体育館は7月で使用を終了し、次回の保護者会は新校舎の明るい体育館で実施できると思います。体育館と高等部C棟教室も渡り廊下でつながり、移動も楽になりますので、少し楽しみにしておいてください。 そして、学校にいらした時にはぜひ北品川の町も楽しんでいただければと思います。ご存じの通り、この地域は東海道の第一宿ですから、井戸の残る古い通りや、歴史のある店(このブログでもご紹介した履物店や畳店も含めて)などもいくつか残っています。また、自然豊かな御殿山庭園や品川神社も天気が良ければ楽しめます。せっかく北品川の学校にお嬢様を預けていただいているので、近辺を散策していただくのも良いと思います。(生徒は帰りが遅くなるのであまり勧められませんが)もし、良いところを紹介せよという場合は、お声がけください。

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