PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

特別講座・フードロス、キユーピー訪問

起業体験や企業コラボなど、本校では校外との連携を20年以上続けてきました。その成果として、作り上げたプログラムが広く他校へもシェアされるようになってきました。卒業生への調査からも、教育効果が実証されています。(自己決定力がつき、ゼロからイチを生む起業マインドが育っている、ウエルビーイングが高いなど)

今年度からは、生徒の自主的な活動を活性化し、部活との両立などタイムマネジメントもしやすくするため、ゼロ時間目、2期制がスタートしました。

改革一年目から、すでに成果が出始めています。その一つをご紹介します。

担当の丸山より報告です。サステナビリティをテーマにした特別講座「heeee!」の一環として、実施しました。

8/17(月)、高校1・2年生9名が、特別講座での学びをより深める取り組みとして、講座にご協力いただいているキユーピー株式会社様の施設「仙川キユーポート」および「マヨテラス」を訪問しました。担当の丸山より報告します。

当日は講義やグループワーク、見学を通して、食文化やサステナブルに対する理解を深める大変貴重な時間となりました。その充実した1日の様子をご報告いたします。

【講義】「サラダとタマゴ」から学ぶ食の価値と開発の工夫

まずは仙川キユーポートにて、キユーピーグループの歴史や目指す姿について講義をしていただきました。キユーピーは日本で初めてマヨネーズを販売した会社で、キユーピーマヨネーズは本校同様昨年度100周年を迎えました。「食と健康への貢献」を目標として、「サラダとタマゴに本気で取り組む会社」であることを、具体的な事例を交えながら教えていただきました。

続いて、野菜の未利用部分を活用した「アップサイクルスープ」の開発についてお話を伺いました。試行錯誤を経て想いを形にしていくプロセスや加工の難しさを知り、生徒たちは商品開発の現実と面白さを深く理解した様子でした。

【座談会】サステナビリティを自分事として捉え直す

講義後は、テーマごとにグループに分かれて座談会と発表を行いました。

Aグループ:サステナ疲れ、どう乗り越える?

「サステナブルはスケールが大きすぎる」「サステナブルについて意識する機会が少ない」という本音を出発点に、AIを活用してキャベツの芯の活用法などを手軽に知ることができる仕組みを提案しました。

Bグループ:おいしい!で社会は変えられる?

「社会」という大きな括りを 「サステナブル」「経済」「健康」の3つに細分化した上で、食材に関する豆知識の提供や、商品QRコードからの情報発信など、消費者が自然と楽しめるアイデアを提示しました。

Cグループ:友だちに広めたくなる“へぇ〜!”

社員の方から、食品ロスを減らすための様々な取り組みについて教えていただいた中で、卵殻膜が化粧品に使われている驚きに着目しました。保護者へ安全性を伝えるPOP配置など、商品の魅力を正しく届ける工夫について発表しました。

Dグループ:自分がキユーピーのサステナ担当だったら? 

工場見学など、体験を通じて知る方が楽しいという気づきから、食材を組み合わせて商品を考える企画や、自分たちで食材を調理するワークショップを提案しました。

発表後の投票ではAグループが見事優勝し、賞品が贈呈されました。サステナブルを自分事として捉える楽しさを知った生徒たちにとって、11月のメニュー考案に向けた大きな糧となりました。

【マヨテラス見学】発見にあふれる「ものづくり」の現場

午後からは体験型施設「マヨテラス」を見学しました。コーディネーターの方の案内のもと、館内に散りばめられた「隠しキユーピー」を探しながら楽しく見学が進みます。

長期間保存できるボトル構造の秘密や、海外の食文化に合わせた商品の多さに驚きの声が上がりました。製造工程の映像では、1分間に600個もの卵を割る「高速割卵機」のスピードに圧倒されつつ、分けられた卵白や殻、卵殻膜が肥料や化粧品などへ余すことなく活用される資源循環の仕組みを体感しました。

また、5種類のマヨネーズを食べ比べする体験も行われ、気に入ったマヨネーズを最後にショップで購入する生徒もいました。

今回の経験は、11月のイベントに向けて「自分たちが届ける食」への意識を高める素晴らしい機会となりました。温かく迎えてくださったキユーピー株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。

ここで得た気づきをもとに、11月のランチプレート提案に向けてさらにアイデアを深めてまいります。これからの活動にもご期待ください!

品川区と包括連携協定を締結した記事が、8月25日(火)読売新聞朝刊18面に掲載されました。