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白ばら日記

オープンキャンパス・国際ガールズデー・ホームカミングデー・お知らせ

秋のオープンキャンパスを開催しました。 校舎竣工まであと2年を切りましたが、それまでは、講堂がなく、校舎も手狭でご迷惑をおかけしています。 そんな中、生徒達は、限られた場所をいろいろ工夫してクラブ活動をしています。 茶道部 箏曲部 生徒による模擬授業 生物部 被服部 吹奏楽部 バトン部 インターアクトクラブ 生徒による相談コーナー 競技かるた部 チェンバーオーケストラ部 28プロジェクトプレゼンテーション テニス部 卓球部 放送部 軽音楽部 ダンス部は週3回の練習ですが、全国大会にも出場しています。先日は、一般社団法人ガールパワーからお話をいただき、国際ガールズデーのチャリティパーティーにて、ブルガリの会場で演技をさせていただきました。今回のパーティーのためにオリジナルの振り付けを考え、衣装も曲ごとに変えるなど、 演出面でも様々な工夫をしたそうで、主催者から感謝の言葉をいただきました。 ガールパワーのHPでも紹介していただきました。『ガール・パワー主催チャリティパーティ2023』開催レポート 28歳ホームカミングデー(66期)が開催されました。 私たちの学校は98年前、まだ女性に参政権がなかったころ、家庭と両立して政治や経済の分野でも活躍する人を育てるために設立されました。これまで2万人をこえる卒業生を送り出してきましたが、まだまだ日本のジェンダーギャップは大きく、人口減少社会の中でこの国を支えていく人財を育てるため、女子教育が果たさなければならない役割は大きいと感じます。 最近は企業経営における人的資本が定量化されるようになってきましたが、女性管理職比率の高い企業はパフォーマンスも高いというデータもあります。 以前、米国議会初の女性議員がたった一人だけ戦争に反対票を入れたという話を書きましたが、コロナ禍において、女性リーダーが優れたリーダーシップを発揮したという話もあります。 DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー女性は危機下で男性よりも優れたリーダーシップを発揮する *以前、特別講座を実施してくださった眼科医で起業家の窪田良先生が、先日、オンライン朝礼で近視についてお話しくださいました。 28日に文科省から報告も出ていましたが、現在、問題になっている子どもの近視を防ぐため、ボランティアでZEROーDiopter Projectを推進なさっており、私も来週、窪田良さん、茂木健一郎さんと、瀧口 友里奈さん司会のパネルディスカッションに参加します。 生徒データ、アンケートなども、個人情報をカットしたビックデータとしてディスカッションに活用させてもらいます。 *世界最大級の女子中高生向けアプリコンテスト「Technovation Girls 2024」プログラミング初心者でも5ヶ月でIT起業体験ができる無償の国際的なプログラムSDGs、グローバル、社会課題に興味がある人はチェックしてみてください。締め切りが9日までです。▼詳細はこちら https://www.technovation.waffle-waffle.org/

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28歳ホームカミングデー・生徒有志の生理の授業

先週末、65期のホームカミングデーを行いました。子連れの人もいて、すっかり大人になっていましたが、教員から見るといつまでもかわいい生徒です。一年生の宿泊行事の朝、寝坊した子が多くて、「明日は絶対に遅刻しません!」宣言する委員たちに、主任が「どうやって?」と聞いたら、「気合いです!」と答えていたのを思い出しました。 卒業生に伝えたいことはすべて『働き女子が輝くために28歳までに身につけたいこと』にすべて込めました。 20代の卒業生へのアンケートによれば、社会に出てからもアントレプレナーシップを発揮している品女生ですが(ウエブ調査による比較で統計的にも有意差が出ています)最近は、中高時代から学校の枠を越えて活動する子も少なくありません。何度かご紹介した「生理の授業」の活動を担当の渡邊よりまとめて報告します。 この問題は、昨今、女性の悩みを越え、社会問題として経済損失の文脈でも語られていますが、生徒達は、自分事として同性代の男子、共学校、そして、小学生に向けても問題意識をシェアしています。 自宅学習日の時間を使い生徒有志企画が、 開成高校にて出張授業をしました。 この出張授業は、 昨年度の文化祭起業体験をもとに始まった活動です。5年の生徒を 中心に活動していますが、 もうすぐ引退ということで新しいメンバーを募集しました。 今回の開成高校での出張授業は、 新しいメンバーを迎えて初めての講座ということで、 生徒たちも入念にリハーサルを重ねていました。 今回本校から参加した生徒は、1年〜5年(中学1年〜高校2年) の18名です。 開成高校からは、高校2年の生徒35名が参加しました。 講座日が、期末試験最終日だったのにも関わらず、 沢山の生徒さんが集まり真摯に向き合っている姿に感動しました。 講座では、 株式会社ユニチャームの方にご協力いただき様々な種類の生理用品 を提供して頂きました。 本校の生徒は、 生理の歴史や生理がタブー視されている理由を学術的に扱い、 生理用品を実際に触って血に見立てた絵の具と水を混ぜたもの生理 用品に染み込ませ、 どれだけ吸収力があるのかということをグループワークとして取り 扱っていました。 講座の後半に行った、 デート中に生理になった彼女への対応を演じるロールプレイでは、 生徒たちが持ち前の演技力で場を身近な問題として感じてくれてい たようです。 そして、開成高校の生徒さんも、 本校の生徒の説明を聞きながら男性側の意見を言ったりと、 生徒同士の交流を深める機会になっていました。 個人的には、普段担当している1年の生徒が高校2年の生徒相手に 、物おじせず話している姿勢を見て嬉しく感じました。 また、講座後に実施したアンケートでは、 講座を受ける前と後では生理に対する価値観が変わったという回答 が多く見受けられ、講座の意義を感じました。 開成高校での講座は、次年度以降も継続的に続けていく予定です。 今後とも生徒の活動を見守って頂けると幸いです。 開成高校で講義した話がFNN 系列のニュースサイトで紹介されました。本人たち曰く「男性だから、女性だからということではなく、周りにいる人を気遣ったり声をかけたりが当たり前にできるような社会にしたい」とのこと。 「家事を大事に」東大合格者数トップの開成がなぜ? 3つの理由と“男性目線”脱却を図る新たな取組とは(FNNプライムオンライン)  芝中学校・芝高等学校でも、 対面での生理の講座を開催しました。今回の芝高校での講座は、 昨年5月以来となります。 前回はオンラインで今回は対面とのことで、 生徒たちも試行錯誤を重ね実りの多い講座でした。 芝高校の担当の石渡先生からも好評を頂き、 来年度からも継続的に開催してほしいとのご意見を頂きました。 来年度の予定が出次第、開催時期をご相談する予定です。 また、今回の講座はミライクリエの方に取材に来て頂きました。 取材中、 生徒が地方に支部を立てたいことや活動を広めていくために取り組 みたいことを話していたので、 今後もサポートしていきたいと思いました。 共学校でも行いました。 品川翔英高校にてユニ・チャームでみんなの生理研修を担当してくださっている講師の方と協働し、初の共学校での講座を行いました。 その際にユニ・チャームの方から生理用品を提供していただき、さらにお土産で初経キット(女子生徒にはナプキンとチラシ、男子生徒にはチラシのみ)をいただきました。 生徒達は、学内で行う予定の、新入生講座やこれからの講座に役立てたいそうです。 #NoBagForMe『ソフィ みんなの生理研修※』品川女子学院と共同で同世代の学生に向けて実施 ※講座の様子がFNNプライムオンライン、産経新聞、首都圏模試センターにて紹介されました。 *首都圏模試センターが発行している中学受験情報誌「shuTOMO」に、インタビュー記事が掲載されました。以下のPDFからご覧頂けます。 shuTOMo11月号vol.29.pdf (3.15MB) 学年主任の白石の記事も掲載されております。WEBサイトに掲載されておりますのでこちらよりお読みいただけます。

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一年生の植栽・吹奏楽部とパレード

一年生が学校の前の歩道にお花を植えました。国土交通省との連携で毎年行っています。お父さんの会の皆さんが、草むしりなどで協力もしてくださっています。近所の方に、声をかけていただくこともあります。 本校はこの地に100年、地域の方に支えられてきました。少しでも恩返しができたらと思っています。 そんな思いから、宿場まつりでは毎年、吹奏楽部がパレードを行っています。先月の様子です。 吹奏楽部は最初は楽器もないところから数名の生徒に声をかけて始まりました。(私のフルートもいつの間にか吹奏楽部の言い出しっぺだった母が持って行ってしまい、吹奏楽部のものになっていました) その後、少しずつ大きなクラブになり、海外でのパレードを行うまでになりました。そんな歴史の中で長く顧問を務めてきた音楽科の小山が65歳で卒業することになり、先日、鶴見公会堂にて、吹奏楽部OGが「小山先生65歳記念の謝恩会」を計画、開催しました。 顧問の河合から以下、その様子を紹介します。(品女卒業生が集まると仕事が早いと驚いていました。DNAですね。) 52期〜75期,総勢127名のOGが集まり,昔話に花を咲かせ,世代を超えて演奏会を開きました。現役で音楽活動をしている方,他校で教員として吹奏楽を指導している方もいらっしゃいますが,長い間ブランクがある方も大勢集まり,数回の練習だけでしっかりと演奏ができてしまうのが,同じ場所で活動を続けてきた卒業生ならではなのでしょう。*** OGから,数回に渡って音楽室を練習場所としてお借りしたことのお礼の代わりと,中々お会いできない先生方へのご挨拶を兼ねて,昨日の様子の写真をいただいたそうなので、セレクトした写真を紹介しますね。  

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卒業生とばったり!伊達さん対談・白ばら就職情報交換会

昨日の午後、ザ・リッツ・カールトン東京で講演をしたのですが、ここでも卒業生にばったり!就職2年目、経理にいるそうです。話していると、2年目なのに経営者のような目線で、思わず笑ってしまいました。そして、先日、文化祭の起業体験の振り返りで校長が中3に三つの企業の財務を見せて「ニトリと大塚製薬とキャノン」どれでしょう?とクイズをやっていたのを思い出しました。 本校はゼロから一を作って社会に貢献するような「起業マインド」を育てていますが、事業を継続発展させるためには数字に強くなることも大事です。私は、学校改革の当初、成功した他校を訪ねていろいろなことを教えていただきましたが、その中で、経理をやってから校長になった世田谷学園の山本先生から「帳簿を読めるようにした方がいいですよ。数字が分からないと大切な判断ができませんから」とアドバイスいただいたことがあります。この宿題を先延ばしにしたことで校舎改築などの折に苦労し、後悔しています。お金の教養は夢を叶えるスキルでもあります。生徒には、いわゆる「論語とそろばん」どちらも持って卒業してほしいと願い、様々なプログラムを提供しています。 さて、生徒の未来から逆算する28プロジェクトでは、いろいろなキャリアを持つ方にお話をしていただいています。昨日は、メディア関係の方々が来てくださり、社会課題を共有する映像作成の特別講座6回シリーズの初回でした。ここにも、卒業生で大学院在学中、教員支援のNPOを設立している子が仲間を連れてメンターで入ってくれていました。 そして、先日ご紹介しましたが、伊達公子さんと「女子の未来を作る教育」というテーマで行った特別講座の様子が、昨日の毎日新聞に掲載されました。 *オンライン記事はこちらです。(※全文を読むためには有料会員登録が必要です。)*新聞記事は2023年10月4日(水)夕刊6面に掲載されました。 在学中だけでなく、卒業後も卒業生を支援するイベントがあります。今週末と来週末には、就活を支援する「白ばら就職情報交換会」を開催します。 10月7日(土)10:00-11:00は、オンラインで私が話します。日本の女性を取り巻く社会状況、キャリアデザイン、面接のコツ、仕事で壁にあったらなど、学生だけでなく、昨日リッツでお話ししたような社会人でも面白く聞けるような内容で話します。質疑応答時間もあります。卒業生なら年齢問わず、誰でも参加できます。申込はこちらから 10月14日(土)14:00-17:00は、リアル実施で学生向け。就職活動を終えた72期と、人事担当はじめ様々な業種の「お父さんの会」有志から、就職活動に関する、ここでしか聞けないリアルな情報をもらえます。前半はパネルディスカッション、後半は業種ごとに分かれて自由に質問できるコーナーもあります。申込はこちらから   これは、東棟を見守った薔薇。 シンボルフラワーとして本校には至る所に薔薇が植わっていました。散水機のない時代には、薔薇当番というのがあって、夏休み中も毎日だれかが登校して水をやっていました。 校舎の改築に伴い、お別れすることになりましたが、事務所で一部を植え替えてくれて、新校舎の上から旧校舎が取り壊しになるところを見守っていました。これから約2年、新校舎がすべて完成するまで見守り続けてほしいです。

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海で卒業生にばったり!特別講座「Life&Career Workshop」報告など

福岡で行われている世界マスターズのオープンウォーター3キロに 出場してきました。 そこでなんと、海の中で卒業生にばったり! ライフセーバーです。そして、ダイバーも! 会場に入るとまた一人!水泳連盟の役員です。「( 溺れないように)しっかり見てますから大丈夫ですよ~」 と励まされ、 こんなところで3人の卒業生に会うなんて世界は狭い! と喜びもつかの間、80代選手(ブラジル、 アメリカから参加)よりずーっと遅く制限時間をタイムオーバー。世界は広い~と痛感しました。 終了後、 70代後半参加者とお話ししたのですが、「 子育てや家族の介護が一段落した60代から水泳を始め、今が青春です」とのこと。 女性の人生はライフイベント影響を大きく受けるので、 改めて28プロジェクト=女性のライフデザイン教育の必要性を実感しました。 28プロジェクトを経験して卒業した子達が、後輩のためにいろいろな講座を開いてくれるようになってきました。(担当の窪田より以下報告です) 「Life&Career Workshop」を開催しました。この講座は、この春卒業した75期卒業生が中心となって企画したものです。この卒業生は、教育によるキャリア支援をする会社を起業し、同じ学年の数名が参加して運営しています。 今回は経営者の上林恵(かんばやしめぐみ)さんをお迎えして、3,4,5年生に参加者を募集して実施しました。「将来や進路のことを考えるために、まずは自分の興味や適性を知るきっかけを作る」という目的です。 参加者は学年がバラバラになる3人のグループに振り分けてあり、指定されたところに着席。ほぼ初対面同士でのワークがスタートしました。 ワークを実施するにあたり、「へりくだったり、謙遜する必要はない」「年齢、学年に関係なくフラットに相手の言葉を受け入れる」「今自分がいる場所から一歩出てみる」というルールが知らされました。 このルールのもとアイスブレイクとして実施した自己紹介は、とても雰囲気がよく、空気が温まりました。その後、将来への不安、不安に対する行動について、個人ワーク→シェアを繰り返し、最後に今日からできる新しいことを宣言しました。 ワーク終了後、今日同じグループになった2人にメッセージを書いて渡しました。参加者は1枚1枚熱心に、とても丁寧に書いて渡していました。 同じ学校にいながら、初めて会った人たちとの交流から得られたものは大きく、最後は全員が満足した表情でした。将来について考えることは、大学や学部、職業について知ることも大切ですが、自分の内面を素直に見つめ、率直に人に伝えるという環境がとても有意義だということがよくわかりました。振り返りアンケートには、「自分のことを話すことで、自分がやるべきことが明確になりました」「違う考え方をする人がいることを知って、考え方を見直そうと思いました」など、気づいたことを率直に書いてもらえました。 上林様のお人柄と卒業生のサポートによって、参加者一人一人にとても価値のあるものが得られたようです。ありがとうございました。 *ドローンの講座をやってくれた田村さんから、国家資格の取得ができるドローンスクールを伊豆大島に開校したとの報告がありました。「品女の生徒会にて分刻みの台本を作り、 行事を舞台袖で運営してきたスキルが役に立ちました」とのこと。ドローンは身体の拡張性。身体に障害があっても、筋力の弱い女性でも活躍できる場を作りたいといっていた言葉が記憶に残っています。 https://www.atpress.ne.jp/ news/359417 開校式ブログ

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終業式、卒業生、表彰、お知らせ

一学期が終わりました。 中等部の終業式では、起業体験のプレゼンで高等部に交じって2位になった中3のチームに校長がインタビューをしました。このチームは、私のところにも相談にくるなど、理念に基づき、様々なリソースを活用して企画をたてていました。偶然を活用できる人の特徴として、「頼む力(以前のブログで紹介)」が挙げられますが、これも品女力と言えるかもしれません。こうした場でシェアすることで1年生、2年生にとってもモデルとなる思います。 高等部と中等部がともに行事や部活を行うことで、上級生にはチームをまとめる力や後輩を育てる力がつき、下級生には近い将来のイメージが見えることがモチベーションにつながります。これも一貫校のメリットでしょう。 高等部では、帰国するネイティブ教師に校長が英語でインタビューしていました。 また、最近入ってきた卒業生の情報を動画や映像でシェアしました。社会人になった卒業生たちが学校とつながって在校生のロールモデルとなってくれるところも、長く続いた一貫校の特長です。 以下がその際使った各企業のサイトで、それぞれ卒業生が仕事について語っています。HP上の表記名でご紹介します。 日本メドトロニック 一人目に出てます。https://www.medtronic.com/jp- ja/our-company/careers/people/ stories/crm.html JR東海情報システム A.S.さんhttps://www.jtis.co.jp/ recruit/graduates/person/ 楽天ゴール デンイーグルス Sakuraさんhttps://www.rakuteneagles.jp/ recruit/people/ *表彰 <高等部> ■ECC部 第4回フラワーカップ高校生英語ディベート大会 ベストディベーター賞  ■弓道部 全日本弓道連盟昇段審査 初段 全日本弓道連盟昇段審査 初段 *中高の6年間は将来の進路につながるいわば扇の要です。特に女性の場合は男性に比較して出産育児などライフイベントの影響を受けがちなので貴重な時間を有効に使って準備できるよう、私たちも未来社会にアンテナを立てています。 先日は東大の松尾豊先生とゼミのみなさんをお招きして、教員研修を行いました。その様子が、記事になりましたのでご紹介いたします。 データサイエンス百景東大松尾豊教授と考える「生成AI時代の教育」とは? *以前からお付き合いのある寺田倉庫さんから、天王洲のWHAT MUSEUMで現在開催中の展覧会のチケットを保護者の皆様分、 頂戴しました。(高校生以下は無料)学校から歩いて行けるので、保護者面談でお越しの際 などに立ち寄れるよう、各学年フロアに置いておきますね。お子さんがピックアップしてもOKです。 ■高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ-日本現代アートのDNAを探る-」展 * 高校生が内閣官房の会議室にて大学生と一緒に参加できる講座( 無料)、講師陣も豪華、 研究者とインタラクティブに行うワークショップもあります。 今後は、 データに基づく意思決定がすべての領域で必要になるため、 理系だけでなく、人文、 社会学に興味のある生徒にも進路を考えるよいチャンスと思います 。 未知なるウイルスに立ち向かえ!パンデミック研究ワーキング  申込みはこちら *東京女子大で女子中高生のための仕事塾が開催されます。 講師の内田和成先生の元で私自身も今、学んでいます。 めったにないチャンスなので、案内します。 申込みはこちら締め切りは7月28日(金)です。 ※写真をクリックすると拡大します。

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逆境を楽しむ(パラスポーツ、ユニバーサルマナー、ドローン、体育祭)

生徒と同年代、車いすテニスの小田凱人選手が話題になっています。子どものころはサッカー少年で、骨肉腫の闘病生活の後、車いすテニスを始め、現在、世界的に活躍しています。 東京オリンピックの招致に貢献したパラリンピアンの谷真海さんも(サンデースポーツ担当、朝礼でもお話していただきました)チアリーディングの選手から骨肉腫を発症したあと、パラスポーツに転向し、『ラッキーガール』という著書を出しています。 パラアスリートの活躍を見ていると自分の置かれた状況を受け入れてどう次へ進むかということを考えさせられます。 昨日は、シンクロメダリストで心理学者のウルヴェ田中京さんのセミナーに出ていたのですが、スポーツ選手のセカンドキャリアの話になり、目指すもののある人は、次の目標に向かってそれまでの力を転換できるというような話題になりました。(スポーツ×ヒューマンの村田諒太さんとのメンタルトレーニングのセッションは感動しました。村田さんの最近の著書も) 実は、ここ数ヶ月、いつも頭が酔っているような症状が出て、いろいろな診療科に行っても原因不明で困っているのですが、スポーツ好きの私はこうしたアスリートの前向きさにインスパイアされ、この状況にも先行き人にシェアできる意味が出てくるのはないかと思っています。 さて、本校では、東京オリンピックまでに全員が経験することを目標に、「ユニバーサルマナー」の研修を受けています。ミライロの垣内さんとの出会いがきっかけでした。 以下は、昨年の中一の研修の様子を主任の直井が報告してくれたものです。 ユニバーサルマナーとは『自分とは違う誰かを思いやり、 適切な理解のもと行動すること』。 知らない、わからない、という「ない」からくる不安をなくし、「 なにかお手伝いできることはありますか?」 とコミュニケーションをとろうとする気持ちが大事であることを、 ワークや身近でわかりやすいお話を通して、 教えていただきました。 事前学習では、「 街で見かけた人が不便や不自由を感じているときに、 何か行動したことはありますか」という質問に、「 行動しようと思ったが声をかけられずに後悔した」 と書いた生徒がたくさんいました。 今回の経験が「なにかお手伝いできることはありますか?」 という言葉をかけられる勇気につながることを期待しています。 もう一つ、ご紹介したいのは、ドローンスクールを開講する卒業生のことです。特別講座もしてくれたのですが、そのときの「ドローンは身体の拡張性の可能性を広げる」という話が響きました。男性より筋力の弱い女性であっても、障害があってもドローンのテクノロジーを活用することによって活躍の場が広がるということです。特別講座のとき担当した住谷へ以下のような報告があったそうです。ドローンの事業と同時に国際貢献事業も行っているというマルチな卒業生です。津田塾から東大の大学院へ進学し視野を広げたことも奏功したのかもしれません。 最近は、専門性を磨くため、大学院や留学という選択肢をとる子も増えてきました。28プロジェクトを始めてからの卒業生の仕事の多様性をうれしく頼もしく見ています。(以下引用) 国家資格が取得できるドローンスクールとして、 国交省から登録講習機関の認可をいただいたので、 うちのスクールで受講すれば実技試験が免除になる仕組みです。 また、開校地である大島町とは「 無人航空機に関する包括的連携協定」を提携し、 町ぐるみで協力していただく体制になっております。また色々仕掛ける予定でいますので、 また品女に話を持っていく際にはどうぞよろしくお願いいたします 。おしんドローンスクールHP(まだ公開したてで、 これからいろいろ情報をまた変えていきます)(と、開校前で忙しいのですが、 今月8年ぶりにクーデター中のミャンマーに出張で行く予定です。パキスタン事業も遠隔で色々動いてます。また近況報告します) 体育祭の報告はしましたが、写真をもらったので、アップします。 在校生達もコロナ禍の状況を受け入れ、マジックハンドのパン食い競争など様々な工夫をこらして、一年一年この行事を継続してきました。 卒業後の人生にもいろいろなことがあると思います。輝る日もあれば曇る日もあるでしょう。でも、どんなときも品女での学びとつながった縁が、巣立っていった彼女たちを支えるように、学校も常に前に進んでいたいと思っています。どんなときも戻ってこられるもう一つの実家として。 開会式 徒競走 玉入れ パン食い障害物競走 長縄 棒引き ビーチフラッグ クラブ対抗リレー 私も放送席から実況中継 3年演舞 着付けコンテスト 綱引き 宅配便リレー メディシングボール 借り物競走 ハッとしてピョン 学年対抗リレー 閉会式 6年生優勝 体育祭実行委員

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新学期が始まりました。お知らせ

新学期がスタートしました。 入学式の様子です。 今年も、フラワーアレンジ部が新入生のためにアレンジメントを作成してくれました。 今日の始業式では、今話題のチャットGPTの話をしました。 最初に、LINEの「AIチャットくん」に「校長から中高生向けに始業式で話すスピーチとして、今、チャットGPTに何が起きていてこれからの学校や、将来の仕事にどんな変化が訪れるのかまとめて」とコマンドを入れて作った挨拶を読み、種明かしをしてから本題に。 数年前まで犬と猫の顔の区別が付かないと言われていたAIが急激に進化して誰でも使えるようになっているという話を私が耳にしたのは、ちょうど1年前くらいでした。教えてくれた人は今、オープンAIにいます。この会社にマイクロソフトが一兆円を投資したというのも驚きでした。 昨日、知人に英会話のAIアプリ、スピークを見せてもらったのですが、フリートークでこちらの間違いも直してくれて、早速使ってみようと思っています。 新しいテクノロジーにはリスクもつきもので、論文やレポートへの使用制限、著作権の問題でアクセスを禁止の国もあり、また、社会の鏡ともなるため、AIによる差別も存在するなど様々な話題が出ています。 私は、以前インターネットと子どもに関する法案を検討する委員をやっていたのですが、そのとき、多くの委員が「インターネットに子どもがアクセスするのは危険だから制限」という意見を述べていたことを思いだしました。私はそれではチャンスも逃すので、コントロールできるようなリテラシーが必要と発言しましたが、今回も、インターネットのない時代に戻れないのと同じようなことになるのではないでしょうか。 昨日、友人から、映画パラサイトの監督の「最もクリエイティブなことは最も個人的なこと」と言う発言に言及していました。チャットGPTは大きなデータを扱いますが、たった一人の体験に基づく表現だからこそ多くの人の共感を得る、そんなこともあるのでしょう。 日本のAIの第一人者の方が、「アメリカに行けば年収が100倍になるのに、どうして日本にとどまるのか」と聞かれたとき、「AIをやっていると人間とは何かという問いに当たる。自分にとって大切なのは身近なひとに貢献することだから」と答えていました。 若い頃から答えをすぐ求め、検証せずにまるごと使うようなことを繰り返していれば、「人間に残る仕事」を果たせない人になってしまうでしょう。今は、ソクラテスのキャラクターで答えを教えず問答するAIもあるそうですが、AIを活用する力、いわばAIとの対話力、コミュニケーション能力も社会的スキルの一つになる日が近づいているのかもしれません。学校教育も大きな岐路に立たされています。 *留学生紹介 アナ・ルイスさん国籍はアメリカです。 *表彰は以下です。 <高等部>■ECC 第8回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2022 ベストPOI賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards東京ブロック決勝 金賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards全国大会 銀賞  ■品川女子学院 CLAIR.#SASS2022 最優秀賞 ■品川女子学院 CLAIR. 全国高校生マイプロジェクトアワード2022 ベストラーニング賞  ■個人SandyFace 部門:bgirl 1on1 *NZの大会です  <中等部> ■ECC長良川カップ2023 ベストディベーター個人7位 *生理について活動をしている生徒有志企画の「CLAIR.」が、SASS2022(Sustainability Awards for Students by students)にて活動が評価され、 最優秀賞を受賞したそうです。 *4年生徒有志団体”Jasmine Peach Education”が、「 全ての学生にとって学校の授業をより有意義なものにすする」とい うテーマについて活動し、Change Maker Awards全国大会で銀賞をいただきました。東京海上日動様、マネーフォワード様にもご協力いただきました。 *卒業生の堅田智子さん(大学の最年少で専任の教員)の著書を紹介します。 アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交 吹奏楽部の保護者の皆さま、誕生日のお花をありがとうございました! *広末さんとの対談のあと子育てについての取材がありました。 こちらで放送前日の夕方に告知されるそうです。↓  フジテレビ ノンストップ https://www.fujitv.co.jp/ nonstop/ 

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送別会・トークイベント・外部講師特別講座

昨日は送別会をやりました。6年生の教員の出し物?があまりに面白かったので、学年教員に「先生達、頑張ったねぇ」と言ったら、生徒がすべて企画して、台本通り演じ、それを生徒が編集したとのこと。驚きました。 6年間の振り返り映像を見ていて、この学年で校長職は最後だったなぁと懐かしく思いました。 先ほど、出張から戻ってきたら卒業生が何人かいて、特別講座をしてくれたそうです。卒業してもこうしてずっとつながっていられるのが長く続いた私学のいいところです。先日、紹介したBS-NHKで放送された本校の28歳ホームカミングデーの特集を見たときもそれを感じました。 私が最初に教えた子達も40代になり、その子供が入学するような年齢になってきました。卒業生が母校のためにいろいろな話を持ってきてくれるようにもなりました。 来月は、卒業生で俳優の広末涼子さんと対談を行うことになりました。こちらもブログで紹介した彼女の子育て特集で私の著書が紹介されたことがきっかけで、その後、インタビュー記事も出て、対談ということになりました。面白くなりそうなので、ご紹介します。 4月6日(木)13:30開演(12:45開場)紀伊國屋ホール 紀伊國屋書店 新宿本店4階入場料2,500円(STORY5月号本誌950円、イベント参加費1550円) 詳細、チケットのお申込みはSTORY WEB、または紀伊国屋HPからご確認ください。   特別講座は卒業生以外にも様々な方が協力してくださっています。 今年度行われた外部講師特別講座をいくつかご紹介します。 *SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田裕二さんは、ベストセラー『メモの魔力』で語られている、具体的な事象を抽象化するメモのコツを講義と実践を踏まえて教えてくださいました。 Twitterにも投稿していただいています。 とても好評だったので、その後、3年生全体に向けて『メモで夢を叶える魔法のドリル』を活用したワークショップをしていただきました。 高等部での文理選択を前に、 自分を見つめ、未来から逆算した職業選択を考える機会にもなりました。 *テレビ朝日、弘中綾香アナウンサーの特別講座も文化祭に合わせて行われました。こちらは、生徒が企画して「激レアさん」的な進行をしていて面白かったです。年齢も近く女性の先輩ということで、質疑応答も盛り上がりました。その様子が以下のインスタグラムに掲載されています。 【公式】弘中綾香エッセイ集『アンクールな人生』(KADOKAWA) *堀江貴文さんには、ロケットや人工衛星などこれからの宇宙に関するお話をしていただきました。堀江さんが創業したインターステラテクノロジズ株式会社はロケットを開発する民間企業で、宇宙に到達したロケットも開発しています。ロケットや人工衛星事業の最新動向や今後の展望について講演をしていただきました。最近は工学系に進む子も増えてきて、こうした仕事も生徒の未来の選択肢の一つです。 文系理系という分かれ目もだんだんなくなってきていますが、入試にはまだその区別があります。28プロジェクトの影響で、受験科目が苦手でも、将来の仕事や自分の興味を大切に、理系を志望する子も増えてきています。この日は、眼科医で起業家の窪田良先生にお越しいただき、特別講座を実施していただきました。窪田先生はNASAでも仕事をなさっていて、グローバルな視野でのお話をしてくださいました。 その様子が窪田製薬ホールディングスのHPにて、公開されました。 18日は卒業式です。

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