読売巨人軍と同じ扱い?
本校は学外とのつながりが多い学校です。たびたびご紹介している4,5年生のCBLをはじめとして、各クラブや委員会、直近の理事長ブログで紹介されているような有志団体など、社会の問題の解決をしようと行っている活動が多数あります。 さきほど、作画部の活動が掲載されているニュースレターを顧問が置いていってくれました。2019年から毎年、日本骨髄バンクに文化祭で集めた寄付と、普及を応援する生徒作品を贈っているとのこと。地道な活動を続けてくれているのは嬉しいことで、他にも学外の方と協力して活動を継続しているグループが本校にはいくつもあります。 文化祭で目にしたことはありましたが、先方にこれだけ喜ばれていることは初めて知りました。それにしても、読売巨人軍の支援と同じスペースを裂いて載せていただけるとは、たいしたものです。
熱く語る、を聞く
ここで何回か紹介している4,5年生のCBL、昨日は最後の学年プレゼンが行われました。発表は回を重ねる度に進歩しますが、今回は熱が違いました。自分たちが半年以上かけて追い求めてきたプランを何とか社会で役立つものにしたい、その思いが伝わってきます。聞く生徒の方もその勢いを強く感じたでしょう。人が熱く語るのを聞くのは楽しいものです。 午後は、紛争地を取材されているフリーカメラマンの方(鈴木雄介様)の特別講座があるということで見学してきました。シリア内線を取材しているときの緊迫したビデオや、紛争地での人々の日常生活の写真を見ながら、ご自分の経験や考えを語っていただきました。現地で見た真実を伝えることの大切さや、我が国の難民政策を率直に話される姿に影響を受け、生徒がどんどん質問していきます。人が熱く語るのを聞くのは、刺激を受けるものです。
けして遊んでいるわけでは
昨日は、採点の合間を縫って教員が任意で研修会を行っていました。写真はアイスブレイクの一場面で、けして遊んでいるわけではありません。詳しい内容は書きませんが、教科や学年を超えて話したり情報交換をするのは楽しく有意義なものです。さまざまな立場の職員の意外な行動や感情に触れると新鮮な気持ちになります。 生徒の方は、今日が試験の最終日。特に6年生は、品川女子学院で28回、約100日行ってきた定期試験(コロナで1回は到達度テストに変更)の最後の1日です。これから受験を終えて大学生になれば、今までよりはるかに広い範囲の人々と付き合うことになります。最初はちょっと元気が必要ですが、色々な立場や年齢の人と接点を持つことはとても刺激になります。今はまだ目の前のことで精一杯でしょうが、6年生には4ヶ月後の話し。楽しみにしていて下さい。
高校最後も大切な授業
いよいよ明後日で2学期の授業が終了。特に高校3年生は、品川女子学院でのすべての授業が終わります。どんな雰囲気かと思って5階フロアを歩いていると、とても活気のある教室が。保健体育の最終回で、心肺蘇生とAEDの使用に関する実践指導が行われていました。 私たち職員も必ず3年に1回、3時間連続の集中講座を受けています。人が集まる多くの場所にAEDが設置されている現在、それを正しく使用できる人が増えれば、確実に救われる人の数も増えてきます。これから社会に出ていく若者がこの技術を習うことは重要ですので、最後にふさわしい授業が組んであると思います。 大人の心肺蘇生を行うのはかなり体力が必要で、普段受験勉強ばかりの生徒にはちょっと辛そうです。ときどき教員からは、力が弱い!とか、圧迫する場所がズレてる!などの指摘がありますが、コツをつかもうと一心不乱に胸骨圧迫を繰り返します。品女生は何ごとにも一生懸命です。
おばあちゃんは、謝ってばかりいる
以前、ドイツでの旅行を終え空港へ向かっていたときのことです。節約のため市営の路線バスに乗ったのですが、車内は混雑しているし道路も渋滞していて、私は飛行機の時間が気になっていました。それでもだいぶ空港に近づき何とか間に合うかというタイミングで、ある停留所にとまったままバスが動きません。何ごとかと思っていると、車椅子のご老人がバスに乗ろうとしています。 その時私は、なんでこんな混雑したバスに車椅子で乗るのかと咄嗟に思ってしまいました。他の乗客も同じ気持ちだろうと思って眺めていると、狭い中を多くの人が移動して車椅子のスペースを空けたり(当時はノンステップバスではなかったので)乗車するのを率先して手伝っていました。自分の感情を本当に恥ずかしく思ったのを覚えています。 東京都人権啓発センターからいただいたポスター。明後日12月4日から10日は人権週間です。B棟3階などに貼っておきますので、人の違いを本当に受け入れるというのはどういうことなのか、考えてみてください。
明らかに違う(CBL EXPOプレゼン)
今日は4,5年生ともCBLのEXPOプレゼンテーションでした。各クラスから選ばれた1~2班が、今度は他クラスの生徒にプレゼンをして評価を受けます。私は今日出場していた多くの班の1回目のプレゼンを見ましたが、明らかにパワーアップしています。特に表現の仕方が上手でした。視線、話し方、質問に対する応答など、わずか1~2週間で全然違います。来月には学年代表を決める最終プレゼンテーションです。 高校生は、結果をとりに行くのも重要。最終的に高評価を受けるためにはどうすればいいのか。自分たちの発表を再度見直し、必死に考えて勝ちにいってほしいと思います。
熱い、けれど食べたい
本格的に寒くなり始めた先々週、授業見学の帰りに調理室を覗くとおいしそうな匂いが。4年生がグラタンとマドレーヌを作っていました。カフェテリアがなくなった現在、現場調理で食べられる食事は調理実習の試食くらいです。大きなブロッコリーがのって、チーズがたくさんかかった自分の作品をおいしそうに食べていました。1人分でも結構な量があり熱いので、猫舌の生徒が昼休み中に食べ終わるのは至難の業。時間は気になるけど、少しでも食べたい!品女の生徒はこんな時も忙しそうです。 [gallery size="medium" ids="24866,24867,24865"] 聞いたらOKとのことなので、おいしそうに食べているところを撮らせてもらいました。(表情を載せられないのが残念)
教わる方も、教える方も嬉しい(オープンキャンパス)
今日は本年2回目のオープンキャンパスでした。なかなか学校説明会に来られない受験生の方々が、実際に生徒と触れ合う日です。各クラブや有志の団体、プレゼンのチームなどが普段の活動の成果を見せつつ、小学生の方に優しく手ほどきしている場面を数多く目にしました。 人は、苦労して会得した技術や知識を、吸収したいと思っている他人に教えることで充実感を得ます。オープンキャンパスは、在校生にも小学生の方々にも嬉しいイベント。最初はお互いに遠慮しながらも、教え教えられるうちに和やかな雰囲気になっていきます。受験生の方は、年上の在校生から教わってとても楽しかったと思いますが、もしかすると教えた方はそれ以上かも知れません。その証拠に、下校時の在校生の笑顔はいつも以上でテンションもかなり高めです。 [gallery columns="2" size="medium" ids="24841,24842,24844,24845,24848,24843,24846,24847"]
本当に反省してる?(28歳ホームカミングデー/64期生)
先週の土曜日もホームカミングデー。今回は1年遅れの64期生です。私が担任をしていた世代の卒業生ですので、ほぼ全員を知っています。例によって理事長から順番に話しをしていきますが、やはり苦楽をともにしてきた学年主任の話しは盛り上がります。特に中等部時代の学年主任は苦労した思い出ばかりを語っていましたが、卒業生の方は怒られたことも懐かしそうに笑っていました。 今回はテレビの番組制作会社の方が取材に来ており、多くのスタッフがカメラを回していましたが、品女の生徒はこういうことに慣れているのと、自分たちの昔話に夢中になっていてあまり気にする様子はありませんでした。今後どのような番組になるのかはわかりませんが、放送される頃にまたお伝えします。 全体会の後は、6年時のクラス単位でホームルームでした。私はA組の担任でしたので、そこで1人ずつ近況の報告と品女の思い出などを語ってもらいました。卒業後約10年経っていてマスクをしているとはいえ、私は全員の顔と名前がわかりましたし、喋るとなお一層当時の記憶が甦ります。受験学年でしたので、よく面談をして泣いたり笑ったりした顔を見ていました。 最後は全クラスが廊下に出て、写真撮影とマスクをしての校歌の斉唱。いよいよそこで終わりかなと思ったのですが、校歌の後には「キセキ」を歌いはじめました。この曲は、合唱祭終了後に、勝手にほぼ学年全員が舞台に上がって歌っていまい、後の学年集会で強く反省を促した記憶があります。しかしこれを最後に選ぶとは、この人たちはあまり反省をしていないようです。 第1体育館の全体会では、教員の挨拶に続いて64期生に関するクイズがありました。この会は元生徒会役員が仕切ってくれていたのですが、特にこの企画では問題の数や難易度がうまく調整されていて、全員で楽しい時間を共有しました。卒業生が連れてきた子供たちは何だかよくわからないはずですが、とりあえず手を挙げてくれています。