PRODUCED BY 品川女子学院
白ばら日記

逆境を楽しむ(パラスポーツ、ユニバーサルマナー、ドローン、体育祭)

生徒と同年代、車いすテニスの小田凱人選手が話題になっています。子どものころはサッカー少年で、骨肉腫の闘病生活の後、車いすテニスを始め、現在、世界的に活躍しています。 東京オリンピックの招致に貢献したパラリンピアンの谷真海さんも(サンデースポーツ担当、朝礼でもお話していただきました)チアリーディングの選手から骨肉腫を発症したあと、パラスポーツに転向し、『ラッキーガール』という著書を出しています。 パラアスリートの活躍を見ていると自分の置かれた状況を受け入れてどう次へ進むかということを考えさせられます。 昨日は、シンクロメダリストで心理学者のウルヴェ田中京さんのセミナーに出ていたのですが、スポーツ選手のセカンドキャリアの話になり、目指すもののある人は、次の目標に向かってそれまでの力を転換できるというような話題になりました。(スポーツ×ヒューマンの村田諒太さんとのメンタルトレーニングのセッションは感動しました。村田さんの最近の著書も) 実は、ここ数ヶ月、いつも頭が酔っているような症状が出て、いろいろな診療科に行っても原因不明で困っているのですが、スポーツ好きの私はこうしたアスリートの前向きさにインスパイアされ、この状況にも先行き人にシェアできる意味が出てくるのはないかと思っています。 さて、本校では、東京オリンピックまでに全員が経験することを目標に、「ユニバーサルマナー」の研修を受けています。ミライロの垣内さんとの出会いがきっかけでした。 以下は、昨年の中一の研修の様子を主任の直井が報告してくれたものです。 ユニバーサルマナーとは『自分とは違う誰かを思いやり、 適切な理解のもと行動すること』。 知らない、わからない、という「ない」からくる不安をなくし、「 なにかお手伝いできることはありますか?」 とコミュニケーションをとろうとする気持ちが大事であることを、 ワークや身近でわかりやすいお話を通して、 教えていただきました。 事前学習では、「 街で見かけた人が不便や不自由を感じているときに、 何か行動したことはありますか」という質問に、「 行動しようと思ったが声をかけられずに後悔した」 と書いた生徒がたくさんいました。 今回の経験が「なにかお手伝いできることはありますか?」 という言葉をかけられる勇気につながることを期待しています。 もう一つ、ご紹介したいのは、ドローンスクールを開講する卒業生のことです。特別講座もしてくれたのですが、そのときの「ドローンは身体の拡張性の可能性を広げる」という話が響きました。男性より筋力の弱い女性であっても、障害があってもドローンのテクノロジーを活用することによって活躍の場が広がるということです。特別講座のとき担当した住谷へ以下のような報告があったそうです。ドローンの事業と同時に国際貢献事業も行っているというマルチな卒業生です。津田塾から東大の大学院へ進学し視野を広げたことも奏功したのかもしれません。 最近は、専門性を磨くため、大学院や留学という選択肢をとる子も増えてきました。28プロジェクトを始めてからの卒業生の仕事の多様性をうれしく頼もしく見ています。(以下引用) 国家資格が取得できるドローンスクールとして、 国交省から登録講習機関の認可をいただいたので、 うちのスクールで受講すれば実技試験が免除になる仕組みです。 また、開校地である大島町とは「 無人航空機に関する包括的連携協定」を提携し、 町ぐるみで協力していただく体制になっております。また色々仕掛ける予定でいますので、 また品女に話を持っていく際にはどうぞよろしくお願いいたします 。おしんドローンスクールHP(まだ公開したてで、 これからいろいろ情報をまた変えていきます)(と、開校前で忙しいのですが、 今月8年ぶりにクーデター中のミャンマーに出張で行く予定です。パキスタン事業も遠隔で色々動いてます。また近況報告します) 体育祭の報告はしましたが、写真をもらったので、アップします。 在校生達もコロナ禍の状況を受け入れ、マジックハンドのパン食い競争など様々な工夫をこらして、一年一年この行事を継続してきました。 卒業後の人生にもいろいろなことがあると思います。輝る日もあれば曇る日もあるでしょう。でも、どんなときも品女での学びとつながった縁が、巣立っていった彼女たちを支えるように、学校も常に前に進んでいたいと思っています。どんなときも戻ってこられるもう一つの実家として。 開会式 徒競走 玉入れ パン食い障害物競走 長縄 棒引き ビーチフラッグ クラブ対抗リレー 私も放送席から実況中継 3年演舞 着付けコンテスト 綱引き 宅配便リレー メディシングボール 借り物競走 ハッとしてピョン 学年対抗リレー 閉会式 6年生優勝 体育祭実行委員

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体育祭・特別講座シリーズ・お知らせ

昨日は代々木体育館で体育祭でした。6年生だけオリジナルTを着られます。 詳しい写真は、のちほど。 3年生の演舞、上級生の声援が微笑ましい パン食い競争・コロナ禍の工夫 学年対抗リレーは逆転の最後のチャンスで大歓声! 実行委員に支えられています。 *行事も一段落し、一年生の部活見学が始まっています。 本校は仕事を持つ未来から逆算し、マルチタスクを奨励していますので、学習、行事、クラブと積極的に参加してほしいです。 (去年のバトン部の記念品ありがとうございました。もったいなくてしばらく飾っていました) *ダンス部が、昨年度の大会の特別賞副賞として、Bリーグ試合(アースフレンズ東京Zvs西宮ストークス)のハーフタイムパフォーマンスを行い動画がアップされました。 *特別講座シリーズの続きです。 【「ナパーム弾の少女」50年の物語』から考える戦争】 担当の植草より、以下報告です。 [第1回目] ベトナム戦争中、ナパーム弾を被爆し裸で逃げまどう少女を撮影し た1枚の写真が世界で有名になりました。今回の特別講座では、その被写体となったキムフックさんや、カメ ラマンのニックさんに長年取材し、6月に『「ナパーム弾の少女」 五〇年の物語』を出版なさった朝日新聞社の藤えりかさんにお越し いただきました。 藤さんからは、複雑な背景をもつベトナム戦争や、キムフックさん のこれまでの歩みなどをお話しいただきました。生徒たちにとって、藤さんがおっしゃった「戦争や国というものか ら、時には逃げても良いのではないか」という言葉が印象的だった ようです。それは「生きて自由になることを絶対に諦めないこと」 と表裏一体であり、「被写体の少女」として戦後政府のプロパガン ダに利用されながらも、諦めずに留学、亡命そして平和活動へと行 動を起こしていったキムフックさんの人生そのもののように感じま した。また生徒から、「現代であれば、このような写真を載せることは問 題になるのではないか」という質問がありました。当時も掲載する にあたってたくさんの議論があり、キムフックさんご自身も、この 写真を見ることを嫌だと思っているようです。メディアの可能性だ けではなく、危険性についても考えさせられる視点でした。 次回は、「書くこと」について学びます。記者として第一線で活躍 なさっている藤さんが、ワークショップ形式で書くための視点や思 考について教えてくださる予定です。ぜひ、 たくさんの生徒に参加してほしいと思います。 [第2回目] 「ナパーム弾の少女」五〇年の物語』を出版し、 朝日新聞社の記者として活躍なさっている藤えりかさんをお招きし て、2回目の特別講座を開催しました。 今回は、 藤さんご自身が学ばれたアメリカの記者教育講座やシナリオライテ ィング講座をもとに、「書いて伝えること」 についてワークショップ形式で教えていただきました。具体的に描写することが説得力につながる、 主題とテーマは別もので、 主題をまとめるときには形容詞的な熟語を使うと意味が伝わりやす い、など、わかりやすいアドバイスをたくさんいただきました。講座中は皆黙々と文章を書き、終了後、 下校時間ぎりぎりまで個人的に質問をしている生徒たちもいて、 たくさんのことを学んだ充実感が伝わってきました。今回の講座の内容を忘れずに、これからの長い人生で何度も行う「 書く」という行為を楽しんでほしいと思います。   *経済同友会の教育改革員会から出された政策提言「価値創造人材の 育成に向けた教育トランスフォーメーション(EX)~ 個の主体性を尊重し多様性を育てる教育とそれを支える社会環境の 整備~」の34~ 36ページに本校の実戦が取り上げられています。

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特別講座シリーズ(毎日新聞社・イトーヨーカ堂)

本日はすずらんの日だそうです。 一鉢、すずらんをいただきました。 特別講座シリーズの続きです。 *毎日新聞社様との特別講座について、担当の中川より以下、報告です。 少し前の話ですが、春期講習4日間の午後、 東北新社さん主宰で毎日新聞社さんの「ジャーナリズム特別講座」 を実施しました。Z世代に社会問題について考える機会を与えることを目的としてお り、今回は「大学の女子枠入試」がテーマにされました。記者の方々からニュースの見方や意見の伝え方の講義を受け、 最終的には現役ラッパーの方の指導の下、 テーマに関して自分たちが考えた歌詞を( 博報堂さんと毎日新聞さんが開発した) AIラッパーの声に乗せてTiktokで配信するというところま でさせていただきました。Tiktokリンクはこちらです。 韻の踏み方など意外と考えられているので、 もしよければご覧ください。 生徒が考えたのは後半のアンサー部分です。 ※ 学校が特定されて誹謗中傷されるのを防ぐために学校名などの情報 は一切出しておりません。 今回の取り組みについて毎日新聞のポータルサイトで公開されまし た。また、元記事となった「女子枠」の記事のところにも、 出来上がったTikTok動画が張られています。生徒にとっても身近なテーマについてラップで表現するという斬新 な取り組みでとても興味深いものになったと思います。 *イトーヨーカ堂様との特別講座について、担当の中村渚央より、以下報告です。 講座の中で生徒たちが作成したコンセプトシートをもとに、 商品をつくっていただき、お弁当が発売となりました。( 生徒が考案した「チートDAY」が採用されました。)  講座が2回延期になるなど、 担当の方が想定されていたスケジュールと大きく異なる形となりま したが、年度内に商品化までたどり着くことができました。 夕食に食べてみましたが、女子学生が考えたとは思えないボリュームでした。イトーヨーカ堂さんではめずらしいボリューム満点の攻めたお弁当とのことでした。 現在工事中の校舎から持ってきた白薔薇です。 スプリンクラーのなかった時代は、薔薇当番という制度があり、生徒が長期休暇中に交代で水をやり、育てていました。新校舎が建ったら、学校のシンボルフラワーの白薔薇を引き継いで、咲かせたいです。 明日は創立を記念する日です。生徒のみなさんには、先人への感謝を胸に学校の歴史を振り返り、一人一人が果たす役割について考え、行動していただきたいと思います。 学校の後援会より、記念品としてエンブレム入りの蛍光ペンをいただきました。98年の歴史を想いつつ大切に使ってください。   *卒業生の広末涼子さんと対談をした様子が、STORY6月号(2023年5月1日発売)にて紹介されました。  

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特別講座シリーズ(新しいキャリアの発見・アヲハタ株式会社)

NHK-BSの番組「29歳の同窓会」が、1月の放送以来好評のようで何度か放送していただいておりますが、この度4月30日(日)の深夜前1:05~1:54(土曜深夜)にも放送されることになりました。 昨年度の特別講座などシリーズで紹介します。今年も、いろいろと企画が始まっています。 直井より以下報告です。 1年生9名とクッキング部の高等部5名でアヲハタ株式会社に行っ てまいりました。 (内容)①アヲハタブランド、商品、ものづくりのこだわりのご紹介( 10分)②昼食(アヲハタさまがご準備くださいました)(20分)③試食と評価会(約70分) ③は4〜5人のグループに社員の方が1人ずつ担当してくださり、 「くちどけフローズン」と「まるかじゅり」 という商品を試食させていただき、 ワークシートに記載するとともに質問にお答えするという形式でし た。 また、参加者にお土産(クリアボトルは非売品) をいただきました。社員のみなさまに、大変親切にご対応いただき、 生徒も楽しんで参加させていただいておりました。 今回はこのような機会をいただきまして、 誠にありがとうございました。 特別講座につきまして、担当の住谷より報告です。 特別講座「女性の社会進出✕新しいキャリアの発見」高等部の4・5年生を対象に、2部構成で行われました。第1部では、(株)Institute of Woman’s Leadership 代表として内閣人事局や農林水産省、大手企業等において女性のキ ャリア研修や講演などを行っていらっしゃる川嶋治子様をお招きし て、 ご自身の体験談を交えて今後のキャリアの探し方についてお話いた だきました。子供が好き=保育士になりたい→英語が好き= 留学したい→人の役に立ちたい= とかく孤独になりがちな女性リーダーを支えて世の中を変えるお手 伝いをしたい、と経てきた中で、「好きなこと✕得意なこと✕ 誰かの役に立つこと」 が自分の道として見えてきたというお話に生徒たちは非常に刺激さ れていました。そして、 夢中になれる仕事に出会うためのアドバイスとして、・まず自分の身近なところにあるものから、 世の中にどのような仕事があるのかを分解して考え知ることが大切・これはいらない、これはやらなくてよいとするのではなく、 無駄なものは何もない・未来への選択肢を増やし、自分の可能性に制限をしないこと・得意なことが見つからないときは周りの人に聞けば良い・得意なことを生かせると磨きがかかるスピードが速い・人生は選択の連続など大人にも刺さる言葉が次々と生徒たちに与えられ、 とても感銘を受けていました。 休憩を挟んで第2部では、 AmazonPrimeで配信開始となったばかりのドラマ「 エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の第1話を視聴しました。国際霊柩送還士とは、 外国で亡くなった日本人や日本で亡くなった外国人を母国の遺族の 元に帰還させるという仕事で、生徒も私も初めて聞く仕事でした。 1話では、 米倉涼子さん演じる主人公がフィリピンで亡くなった若者を日本の 家族の元へ帰還させるまでの強い思いに生徒たちは涙を流しながら 見入っていました。「仕事に対する誇り・ 思いの強さを感じて仕事というものをなめて考えていた」「 亡くなった人を引き渡すことで残された遺族を前向きにさせる仕事 ってすごい」 生徒たちは次々と感じたことを視聴後に話してくれました。 全6話ということで、 春休みに早速全話見たいという生徒もいました。 最後にサプライズとして米倉涼子さんから生徒たちへスペシャルメ ッセージが流されました。生徒たちはびっくり。 米倉さんからもこのドラマへの熱い思いを話していただいたことで 、 女優という仕事の熱量も感じることができたのではないでしょうか 。 川嶋様、AmazonPrimeの皆様、 そして取材にお越しいただきましたメディアの皆様、 本当にありがとうございました。エンジェルフライトサイト:https://www. amazon.co.jp/dp/B0B66GL9PH

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新学期が始まりました。お知らせ

新学期がスタートしました。 入学式の様子です。 今年も、フラワーアレンジ部が新入生のためにアレンジメントを作成してくれました。 今日の始業式では、今話題のチャットGPTの話をしました。 最初に、LINEの「AIチャットくん」に「校長から中高生向けに始業式で話すスピーチとして、今、チャットGPTに何が起きていてこれからの学校や、将来の仕事にどんな変化が訪れるのかまとめて」とコマンドを入れて作った挨拶を読み、種明かしをしてから本題に。 数年前まで犬と猫の顔の区別が付かないと言われていたAIが急激に進化して誰でも使えるようになっているという話を私が耳にしたのは、ちょうど1年前くらいでした。教えてくれた人は今、オープンAIにいます。この会社にマイクロソフトが一兆円を投資したというのも驚きでした。 昨日、知人に英会話のAIアプリ、スピークを見せてもらったのですが、フリートークでこちらの間違いも直してくれて、早速使ってみようと思っています。 新しいテクノロジーにはリスクもつきもので、論文やレポートへの使用制限、著作権の問題でアクセスを禁止の国もあり、また、社会の鏡ともなるため、AIによる差別も存在するなど様々な話題が出ています。 私は、以前インターネットと子どもに関する法案を検討する委員をやっていたのですが、そのとき、多くの委員が「インターネットに子どもがアクセスするのは危険だから制限」という意見を述べていたことを思いだしました。私はそれではチャンスも逃すので、コントロールできるようなリテラシーが必要と発言しましたが、今回も、インターネットのない時代に戻れないのと同じようなことになるのではないでしょうか。 昨日、友人から、映画パラサイトの監督の「最もクリエイティブなことは最も個人的なこと」と言う発言に言及していました。チャットGPTは大きなデータを扱いますが、たった一人の体験に基づく表現だからこそ多くの人の共感を得る、そんなこともあるのでしょう。 日本のAIの第一人者の方が、「アメリカに行けば年収が100倍になるのに、どうして日本にとどまるのか」と聞かれたとき、「AIをやっていると人間とは何かという問いに当たる。自分にとって大切なのは身近なひとに貢献することだから」と答えていました。 若い頃から答えをすぐ求め、検証せずにまるごと使うようなことを繰り返していれば、「人間に残る仕事」を果たせない人になってしまうでしょう。今は、ソクラテスのキャラクターで答えを教えず問答するAIもあるそうですが、AIを活用する力、いわばAIとの対話力、コミュニケーション能力も社会的スキルの一つになる日が近づいているのかもしれません。学校教育も大きな岐路に立たされています。 *留学生紹介 アナ・ルイスさん国籍はアメリカです。 *表彰は以下です。 <高等部>■ECC 第8回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2022 ベストPOI賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards東京ブロック決勝 金賞  ■JasminePeach Education 第5回Change Maker Awards全国大会 銀賞  ■品川女子学院 CLAIR.#SASS2022 最優秀賞 ■品川女子学院 CLAIR. 全国高校生マイプロジェクトアワード2022 ベストラーニング賞  ■個人SandyFace 部門:bgirl 1on1 *NZの大会です  <中等部> ■ECC長良川カップ2023 ベストディベーター個人7位 *生理について活動をしている生徒有志企画の「CLAIR.」が、SASS2022(Sustainability Awards for Students by students)にて活動が評価され、 最優秀賞を受賞したそうです。 *4年生徒有志団体”Jasmine Peach Education”が、「 全ての学生にとって学校の授業をより有意義なものにすする」とい うテーマについて活動し、Change Maker Awards全国大会で銀賞をいただきました。東京海上日動様、マネーフォワード様にもご協力いただきました。 *卒業生の堅田智子さん(大学の最年少で専任の教員)の著書を紹介します。 アレクサンダー・フォン・シーボルトと明治日本の広報外交 吹奏楽部の保護者の皆さま、誕生日のお花をありがとうございました! *広末さんとの対談のあと子育てについての取材がありました。 こちらで放送前日の夕方に告知されるそうです。↓  フジテレビ ノンストップ https://www.fujitv.co.jp/ nonstop/ 

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送別会・トークイベント・外部講師特別講座

昨日は送別会をやりました。6年生の教員の出し物?があまりに面白かったので、学年教員に「先生達、頑張ったねぇ」と言ったら、生徒がすべて企画して、台本通り演じ、それを生徒が編集したとのこと。驚きました。 6年間の振り返り映像を見ていて、この学年で校長職は最後だったなぁと懐かしく思いました。 先ほど、出張から戻ってきたら卒業生が何人かいて、特別講座をしてくれたそうです。卒業してもこうしてずっとつながっていられるのが長く続いた私学のいいところです。先日、紹介したBS-NHKで放送された本校の28歳ホームカミングデーの特集を見たときもそれを感じました。 私が最初に教えた子達も40代になり、その子供が入学するような年齢になってきました。卒業生が母校のためにいろいろな話を持ってきてくれるようにもなりました。 来月は、卒業生で俳優の広末涼子さんと対談を行うことになりました。こちらもブログで紹介した彼女の子育て特集で私の著書が紹介されたことがきっかけで、その後、インタビュー記事も出て、対談ということになりました。面白くなりそうなので、ご紹介します。 4月6日(木)13:30開演(12:45開場)紀伊國屋ホール 紀伊國屋書店 新宿本店4階入場料2,500円(STORY5月号本誌950円、イベント参加費1550円) 詳細、チケットのお申込みはSTORY WEB、または紀伊国屋HPからご確認ください。   特別講座は卒業生以外にも様々な方が協力してくださっています。 今年度行われた外部講師特別講座をいくつかご紹介します。 *SHOWROOM株式会社 代表取締役社長 前田裕二さんは、ベストセラー『メモの魔力』で語られている、具体的な事象を抽象化するメモのコツを講義と実践を踏まえて教えてくださいました。 Twitterにも投稿していただいています。 とても好評だったので、その後、3年生全体に向けて『メモで夢を叶える魔法のドリル』を活用したワークショップをしていただきました。 高等部での文理選択を前に、 自分を見つめ、未来から逆算した職業選択を考える機会にもなりました。 *テレビ朝日、弘中綾香アナウンサーの特別講座も文化祭に合わせて行われました。こちらは、生徒が企画して「激レアさん」的な進行をしていて面白かったです。年齢も近く女性の先輩ということで、質疑応答も盛り上がりました。その様子が以下のインスタグラムに掲載されています。 【公式】弘中綾香エッセイ集『アンクールな人生』(KADOKAWA) *堀江貴文さんには、ロケットや人工衛星などこれからの宇宙に関するお話をしていただきました。堀江さんが創業したインターステラテクノロジズ株式会社はロケットを開発する民間企業で、宇宙に到達したロケットも開発しています。ロケットや人工衛星事業の最新動向や今後の展望について講演をしていただきました。最近は工学系に進む子も増えてきて、こうした仕事も生徒の未来の選択肢の一つです。 文系理系という分かれ目もだんだんなくなってきていますが、入試にはまだその区別があります。28プロジェクトの影響で、受験科目が苦手でも、将来の仕事や自分の興味を大切に、理系を志望する子も増えてきています。この日は、眼科医で起業家の窪田良先生にお越しいただき、特別講座を実施していただきました。窪田先生はNASAでも仕事をなさっていて、グローバルな視野でのお話をしてくださいました。 その様子が窪田製薬ホールディングスのHPにて、公開されました。 18日は卒業式です。

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日本文化の授業

今日は、お父さんの会がありました。開始前に学校の周りの掃除をしてくださいました。 私からも品女DNAのお話を。 話題に出したANAの地上係員のコンテストで優勝した卒業生の記事です。 今、3年生は修学旅行中ですが、彼女は旅行前に病気になり(本人も白バラ冊子に書いてますが)出発当日まで飛行機に乗れるかどうかという感じでしたが、3週間後には元気に帰ってきたことも思い出です。 6年生は入試が終わるまでもう一息ですが、春はだんだん近づいてきました。 教員の有志が飾ってくれたおひな様も来年までおやすみなさい。梅から桜へバトンタッチ。 これは、卒業生が卒業記念品として贈ってくれたものですが、年中行事に季節を感じるのも四季のある国のよいところです。   日本文化の授業では、この国の四季を愛でる感覚も大切にしています。 コロナ禍で着付けの授業の実施が難しくなっているので、ここ数年は、講演会をメインに、今年は希望者の実習をしました。 反物を伸ばしている写真 こんなに長い生地から着物が作られます。上下のある柄の着物は裁断が腕の見せ所だそうです。 教員がモデルに 質疑応答 Q2。決まった髪型はありますか?A2。講演でもお話ししたように、 着物では顔をすっきり出します。襟周りや首の後ろ(えもん) を美しく見せるのが魅力ですのでアップや、 前髪を耳にかけるのが良いですね。 Q3。和傘は着物以外では持ってはダメ?A3。 どんな服装でもOK。 私の和紙と塗りでできた傘は濡れても嵐でも10年以上持ちましたよ。 Q4。18歳の成人式にどんな着物が良いですか?A4。振袖は結婚するまでの正式礼装ですので、振袖を。ご自分の好きな柄で良いですが大勢の中で目を引くのは曽祖母、 祖母、母から譲り受けたという品。昔の技術の素晴らしさと、 歴史を纏う誇らしさは見ている人も幸せにしますよ。 Q5。雨傘を見せてくれた時、 後ろの帯が出ていたが良いのですか?A5。もちろん雨に濡れないように傘を持ってください。( 説明の時に出ていたのですね) Q6。着物のどんなところが好きですか? また纏う上で何が大切ですか?A6。着物、帯、半襟、帯あげ、帯じめなどコーディネイト( 色合わせ)の楽しさが好きです。纏うと凜と背筋が伸びるところも好き。着物の世界観、つまり季節、TPO、 メッセージなどを考え相手を思いやったり、季節を纏う感覚を大切するように心がけています。 茶道の授業もお菓子を個包装にするなど、衛生管理に気を配り実施しています。 茶道2回目 床の間の代わり 茶道3回目 茶道4回目 不思議と人のために点てたお茶は甘くおいしいです。 いけばなの授業も行いました。 1日目 先生のお手本です 2回目は一枚の葉と1本の花で思い思いに。器も自分で作ります。 3回目 このバランスを覚えておけば、どこの国に行っても活けられるという基本形の盛花。 このほかにも礼法の講演を小笠原流のご宗家にしていただいています。 テキストにしているこちらの本は、電子書籍として販売されることになりました。 これからのグローバル社会、 多様性を大切にする社会の中で生きる生徒達にとって、 自分のアイデンティティーを確認し、 他者とのコミュニケーションを円滑にしていくために自国の文化を知ることは欠かせないも のです。 これからも、こうした体験を大切にしていきます。 

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クルックフィールズ・お知らせ

本校では中等部1年生で千葉県のクルックフィールズでサスティナビリティーに関連する社会課題を考える行事を行っています。本校とのコラボで創られたプログラムがHPにも掲載されています。   最近新たな施設ができたと伺い、見てきました。半分地中に埋まった図書館の選書がすばらしかったです。 元々、こちらは先日のインターナショナルデーで基調講演をしてくださった堀久美子さんのご紹介で、プログラムの監修もしていただきました。 クルックを経営する音楽家の小林武史さんにSBIP基調講演をしていただいくなどのご縁があり、今に至っています。 コロナ禍で中止になったニュージーランド修学旅行のあとおこなった班別修学旅行でも、クルックフィールズの責任者をなさっていた方とのご縁で石巻を訪ねたグループがありました。 そのあとでいただいたお便りも紹介します。 「先週、御校高校二年生17人を石巻に1.5日間の行程でご案内させていただきました。 震災からローカルベンチャーを立ち上げている人たちとのお話しを 行い、鹿の猟師に1日体験入門して、森に入り、鹿を捌き、 それをBBQで食べる体験、そして大川小学校にて、ご遺族のガイドをもとに、 そこで何が起きたのかを感じていただきました。 いずれもReborn-Art Festivalで進めてきた”いのちのてざわり”について色濃く感じていただける時間になったのではないかと思います。 また生徒の皆さんの、積極的に学ぼうという姿勢が素晴らしく、講師、ガイドの皆さんもその分、熱が入っていたと思いました。 先生も大切なところは抑えつつ、 生徒の自主性を尊重されているようで、いいバランスでの信頼関係が素晴らしかったです。 KURKKU FIELDSに引き続いて、機会をいただきまして、 ありがとうございました!この機会をまた次に活かせるように進めさせていただきたいと思い ます!」 本校の生徒が様々な経験をさせていただいているのは、こうした校外の方々がつないでくださるご縁です。いつか、これを社会に還元するよう、アントレプレナーシップをはぐくんでいきたいです。 *再掲します。 教育シン ポジウムにパネリストとして登壇することになりました。 日時:3月11日(土)午後1時半~同4時テーマ:「時代に取り残された学校現場 その2 中・高校教育施策の立て直しを考える」 詳細、申込はこちらからご確認ください。 21世紀構想研究会創設25周年記念シンポジウム.pdf (162.23KB) *先日ANAの井上社長と対談した様子がANAグループのHPにて掲載されましたので紹介いたします。 ANAグループ 「DEIフォーラム2022」・日本語版・英語版 ・詳細はこちらから   *以前参加したパネルディスカッションの様子が、HPで公開されましたので、ご紹介いたします。◆テーマ:ポストコロナを生き抜く人材を育成する新たな教育~人材育成の現場から日本の未来を展望する~◆ご一緒した登壇者中室 牧子氏 慶應義塾大学総合政策学部 教授廣瀬 聡氏 学校法人グロービス経営大学院 研究科長水野 雄介氏 ライフイズテック株式会社 代表取締役CEO (本校の生徒がライフイズテックレッスンコンテスト2021において最優秀賞を受賞。優秀賞等、別賞を受賞した生徒もいました) *産経新聞社主催のフェムテックイベントの中で、 本校の生徒がゲストとしてトークイベントに参加し、 男子校や小学生に向けた「生理の講座」についてお話ししました。こちらの予約サイトから事前にお申込みいただければ、 視聴URLがメールで届くそうです。 フェムテックを、もっと!ー家庭や職場でココロとカラダを学ぶ2DAYSー ■配信日時2023年3月8日(水)18:00-22:102023年3月9日(木)18:00-21:30の2日間 ■プログラムDAY1 まずは知りたい「ココロとカラダ」のことDAY2 みんなで考えたい「ダイバーシティ&インクルージョン」のこと           こちらのトークイベントは、 産経新聞社が発行するフリーマガジン「メトロポリターナ3月号」 にて記事が掲載される予定です。3/10~3/ 19まで東京メトロの各駅のラックにて配布されるそうです。 また、原宿で行われるフェムテックイベントWEHealth 2023でも、「 メトロポリターナ3月号」の記事が配られる予定とのこと。 *本校でもお話していただいたことのある、スポーツ心理学者 / 五輪メダリスト / IOCマーケティング委員の田中ウルヴェ京さんの生徒学生向け講座があります。(先日、NHKBSで村田諒太メンタリングセッションの特集があり、心を打たれました) KITE Projectウェビナー「オリンピックからの学び:ちゃんと失敗し、かっこいい自分になる」 2023年2月26日(日)19:00から 田中ウルヴェ京さんのご活動(公式ウェブサイトより)https://www.polygone.jp/works こちらからお申し込みください。

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入試を終えて

入学試験が終わりました。例年のブログでお伝えしていることをシェアさせていただきます。 思い通りの結果になった人、そうでなかった人、思いは様々だと思います。私自身、入試前日に高熱を出し、第一志望の試験中に気を失って医務室に運ばれた経験があるので、受験生の気持ち、ご家族の気持ちを思うと、入学試験を実施する身としても、大学受験へと生徒を送り出す身としても複雑な気持ちです。 しかし、30年以上、入学のその後を見てきて実感していることは、「縁あって進学する学校が、その子とって一番いい学校」だなぁということです。結果が思い通りにならなくて気持ちがすっきりしない方へ、これまで生徒の成長を見ていて教えられたことを3つシェアします。 1,未来から逆算する お子さんの長い人生から見れば中学受験は一つの通過点です。 「そのとき思い通りにならなくてつらかったこと、こんなことに何の意味があるのだろうと思っていたこと、その一つ一つの点が、後で振り返ると繋がって意味のある線を描いていた」と、多くの卒業生が語っています。 2,愛情からしたことはすべて肯定する 中学受験は親主導の場合が多いと思います。ああすればよかったと後から思うこともあるかもしれません。しかし、自分のことで親が悩んでいるのは子どもにとってかえってつらいことです。 中学生になれば、だんだんと自分のことは自分で決めて自立するようになっていきます。親が自分の問題と子どもの問題を分けて考えられるようになることが子どもの成長に繋がります。 すべての行動の奥には価値観があります。親が子供への愛情からしたことの意味はいつかきっとお子さんに伝わります。 3,得たものを見る お子さんが目標に向けて頑張ったその過程にこそ意味があるはずです。得た物を数えてみます。 進学した学校に前向きな気持ちで通う子は必ず伸びます。 この学校でよかったと思えるような学校生活をおくれるよう、ご家族みんなで応援してあげてください。

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